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こんにちは僕ぽち丸。
いやー、ヤバイヤバイ。これはヤバイよ。ぽち丸さんピンチです。
このブログを普段からご覧の皆様はよくご存知かと思いますけれどもね、僕って結構話を大袈裟にすると言うか、テンションが上がったらかなり話を吹いちゃう癖がございまして。
お酒なんて飲んだらなおさらの事なんですよね。酒の席での失敗とか良くあると思うんですけれど、今回ばかりはピンチなんです。
とある日のこと。
立ち飲み屋のねーちゃんにガチ惚れして店に通いつめた挙句電話番号渡そうとしたら奥から旦那だか彼氏だかが包丁持って出てきたにも関わらずいまだにその店に通いつめてると言う、非常に残念な会社の先輩に連れられて仕事帰りに飲みに行って来たんですよ。
そんでまあ、いい感じに酔いも回ってくると、立ち飲み屋ってのは隣の見知らぬ人との呑みニケーションと言うのが発生するわけですね。
実際それで仕事取れる事もありますし、趣味の方で楽しい人とめぐり合えることもあります。
んでまあ、隣に居た若いにーちゃんと仲良くなったわけですよ。
細いけどガッシリした体型で、なかなかの男前です。
今時の若者風なのに態度も非常に立派なもので、見知らぬオッサンに対してもきちんと敬語を使えるとても気持ちの良いにーちゃんでした。
んでね、そのにーちゃんが言うわけよ。
「お兄さん、結構ガタイいかついッスねw自分キックボクシングしてるんですけど何かスポーツされてるんですか?」
ぽち丸、学生の頃は日本拳法と言う格闘技をかじってまして、そりゃまあキックボクシングなんて聞いたら食いつきますわな。
そんでもって酒が入ってるわけで、冒頭に書いてる通りかなり吹いちゃったわけですよ。
「長島☆自演乙☆雄一郎がうちの学校に出稽古に来てた」
「長島☆自演乙☆雄一郎と何度も死闘を繰り広げた」
「県選抜に選ばれ、団体戦で準優勝した」
などなど、これだけ聞いたら何か凄い強い人みたいですよね。
特に長島☆自演乙☆雄一郎のくだりは「長島はワシが育てた」くらいの勢いで言っちゃってたからね。
ちなみに、実際は
「長島☆自演乙☆雄一郎は何度もウチに出稽古に来ては定期的に僕をかもしていた」
「試合で当たった事もあるが一本負けか時間切れ劣勢負けかの死闘を繰り広げた」
「県選抜に選ばれ団体戦で戦い準優勝したが参加は8都道府県で1回戦シードだった」
と言う山一証券もビックリの粉飾決算っぷりですよ。勢いって怖いわー。
そんでまあ、格闘家なんてアレですよ。こんな話聞いたら当然のように血が滾るわけですよ。
実際、mixiの格闘技コミュの花見オフで酔っ払って血に飢えた格闘家どもが
「腕相撲大会しようか」
↓
(負けた方が)「腕相撲で強さなんてわかんねーしw」
↓
「よっしゃじゃあスパーで白黒つけようぜ」
とかって乱闘はじめだして性技の味方もとい正義の味方オマワリマン15人に取り囲まれて強制解散させられたのもこの眼で見ましたし。
まあとにかく、このおにーちゃんも熱くなっちゃって、僕も久々に格闘技の話とかしちゃって、
「じゃあ今度スパーしましょうよ!」
「いいよ、やろうやろうww」
とか言っちまったわけですよ。
そりゃまあ、僕だって曲がりなりにも段位持ちなわけで、そりゃ現役でやってる奴には勝てはしないだろうけど、練習相手になるくらいには善戦できるつもりです。きっとそのはずです。階段登ったら息切れするけど。
まあそんなこんなで気軽にOKしましてね、名刺を貰ったわけですよ。
そんでね、家に帰ってから何気に、本当に何気なく彼の名前を検索してみたのよ。
うん。
「キックボクシングやってるんですよ」とは聞いたけれど。
「プロなんです」とか聞いてないよベイベエ。
やべーよ。プロとかマジかよ。6戦5勝3KOとかマジかよ。
プロキックボクサーつったらアレですよ。夜な夜な墓石に拳とスネを打ち付けて自らの肉体を凶器に作り変えてる超人ですよ。
現役を離れて5年も経って、6つに割れてた腹筋も今や横に3つに割れるようなお腹の僕が、すいませんまた盛りましたけど現役の時からだいぶ肉ついてましたけど、そんな僕が練習相手なんて務まるわけ無いじゃないですか。
せいぜいサンドバックとしてしこたまボディ入れられて「ゴェッ、ゴェッ!」みたいなちょっと無茶な事されてるAV女優みたいな声出しちゃって「はっはwwめっちゃ殴り心地良いッスわww」とか言われるくらいしかできませんよ。
必死で亀になって顔だけガードしながらリングの隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備をしておかなきゃなりません。
いやね、アレじゃないですか。酒の席でちょっと勢いついちゃっただけじゃないですか。
いやいや本当にやる気も無いのに嘘ついたってわけじゃないですけど、何かほら、ねえ?
僕達もう知ってるじゃないですか。本音だけじゃ世の中渡っていけないって。
知らない方が良い事、聞かない方がいい事、触れちゃいけない事もあるって事、そう言うものを避けるのが大人のたしなみって言うか日本人の美徳じゃないですか。
こんな事なら話を盛らなきゃ良かった。ちゃんとありのままの自分を見せるべきだった。
大人っぽく背伸びしたい年頃だけど、ありのままの私を受け入れてくれる君が好きだよ・・・とか言っておけば良かった。
いやもうストレス掛かりすぎて若干何言ってるのか自分でも分からなくなってきましたけれど、とにかく許してもらう為にグラインド土下座の練習だけはこれから毎晩欠かさずやっておこうと思います。
好奇心猫を殺すと言いますが、虚栄心はオッサンを殺します。
皆様も、くれぐれもありのままの自分で勝負するように心がけてくださいね。
僕の朝は一杯のコーヒーとタバコから始まる。
濃い目のブラックコーヒーを飲みながらタバコをふかす。至福の瞬間だ。
違いの分かる男である僕は当然ネスカフェゴールドブレンド。
(ダバダーダーバーダバダーダバダー)
それにしてもね、昨今は猫も杓子も禁煙禁煙なんつって、煙を吸う奴は死ね、さもなきゃ地下に潜ってドブネズミのようにこそこそ生きてろみたいな風潮ですね。
歩き煙草や場所をわきまえない喫煙が悪いと言うのは良く分かりますが、日本におけるタバコ産業って天下りで官民ズブズブの企業が利益独占してるわけじゃないですか。
洋モクには高い税金掛けてブクブクと私腹を肥やしながら国を挙げて国民をニコチン漬けにしてきたわけじゃないですか。
ほんで今更になってタバコは体に良くないだの何だの、近い将来喫煙者はもう吊るし上げて広場に晒し者にして非喫煙者に石投げさせるみたいな条例が出来てもおかしくない勢いで否定しだして、だったら麻薬と同じように禁制品にしちゃえよ。
色気出して税収取ろうとするからグズグズになるんだよ資本主義の豚が。
とまあ、社会への不満をぶちまけながらついでにウンコもぶちまけながらコーヒーとタバコを嗜むと言うのが朝の日課なわけですよ。
タバコ吸わない人に説明しますと、「飯後、寝起き、ウンコ中」と言うのが三大タバコの美味い瞬間でして、その二つを押さえてる僕の朝はまさに至福のひとときなわけです。
上の口から茶色いの飲みながら下の口から茶色いの吐き出すと言う壮絶な絵ヅラですけどそう言うのが出来るのも独り暮らしの利点ですよね。
いや実家でも普通にやってましたけど。
まあそれはともかくね、先日そんな至福のひと時を満喫しながらぽちぽちと携帯でニュースなどを見ておったわけですわ。
そんで政治がどうだの世界情勢がどうだの、社会派で通ってる僕は何か高尚な事をあれこれ考えてたわけですけども、ふと手を滑らせてしまいましてね。
携帯さんがどくのぬまと化した便器に投身自殺してしまいました。
僕は便秘知らずの快便派でして、特にその日は洋式便器の底を埋め尽くすほどの土石流を放出してまして、快腸快腸ガッハッハってなオヤジギャグをぶちかますぐらい調子良かったわけです。
そこへ、僕の携帯がブルーレットの青き衣を纏いて金色の野に降り立ったわけですよ。
もちろんすぐ助けようと思いましたけれど、いくら自分が出したものとは言えナウシカのような神々しい状況に目を奪われまして、手を突っ込む事はためらわれたのです。
そりゃもう、便器の中でウンコに刺さって携帯が立ってたからね。
うおお何だこの状況!写メらなきゃ!
↓
そう言えば携帯は便器の底でナウシカごっこしてたんだった
↓
て言うか自分のクソだけど素手で触るのかよ
↓
あ、そうだお箸でつまみ上げればよくね?
↓
え、俺その箸で飯食うの!?
とまあ、結局トイレットペーパーを手に巻いて救い出す方法を思いつくまで少し時間が掛かりまして、「落とした事が無かった事に出来る」と言う3秒ルールの猶予期限も過ぎてしまいました。
その間、携帯はずっと水没したままウンコにぶっ刺さっていたのです。
そう、まるで自らの墓標のように。
何とか救出しては見たものの、そこから当然水洗いするわけじゃないですか。
何かね、もう携帯のミゾにウンコ詰まってるわけですよ。
今月29歳なのにチンチン丸出しでウンコ洗ってるとかもう泣きそうですよ。
爪楊枝とか駆使して何とか見た目は問題なくなりました。
恐る恐るくんくんしてみたけど臭いも無かったのでとりあえず一息ついて電源入れようとしてみたら、案の定電源はいらない。
金色の野に降り立ったナウシカを見守るミト爺みたいに呆然としてましたから当然ですよね。
と言うわけで修理持って行こうと思ったんですけどね。
そりゃもう、朱に交われば赤くなるじゃないですけど、いくら水洗いしようがファブリーズしようが僕の中でこれはもう携帯じゃなくて完全にウンコじゃないですか。
これポッケに入れて店に持っていくのかよ・・・とか思うともの凄い気が滅入るんですよね。
もう丸きり汚物扱いでティッシュか何かに包んで持っていこうかとも思いましたけど、修理受付で「水没しました・・・」とかってティッシュに包んだ携帯持ってこられたら一発でウンコにダイブしたってバレるじゃないですか。
そりゃもう受付カウンターでいきなりケツ出してウンコし出すのと同義ですからね。僕が店員ならそんなクソ野郎は間違いなく出禁にするね。
仕方ないので、シンジ君ばりに「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・」って呟きながら元携帯だったウンコをポッケにしまって携帯ショップへ出掛けたわけですよ。
んでまた、こんな時に限って受付のおねーちゃんがかわいかったりしてね。
「水濡れですかー?電話帳などのバックアップは取られてますかー?」
とか言いながら僕のウンコを弄ってるわけですよ。
一応ちゃんと洗ってファブリーズもしたけど、何の拍子でこれが携帯じゃなくてウンコだってばれるか分かったもんじゃない。
それがバレた瞬間「このクソ野郎が!」つって罵詈雑言を浴びせながらウンコを口に突っ込まれ、店の奥から出てきた黒人の黒服にファックとかキルとか平穏じゃない英単語をぶつけられて店からつまみ出されちゃう。
このスリル・・・堪んねえな!
美人が僕のウンコをそれと気付かず弄ってる。
スリルジャンキーの僕はその状況に愉悦を感じ、唇を歪めてニヒルに笑いました。
その感情は、まるで朝に飲む一杯のコーヒーのように、タバコ産業の癒着のように、朝に出す快腸時のウンコのように、僕の元携帯のように、携帯電話の胡散臭い料金体系のように、黒服を着た黒人の肌のように、どす黒いものだったのです。
そして、無事に手続きを終えてショップを後にした僕は、先ほどとは打って変わってきっととても晴れやかで穏やかで、重大な事をやり終えた、ある種神々しい表情をしていた事でしょう。
そう、まるで朝一に快便を捻り出した時の様に。
金色の野に降り立ったナウシカのように。
こんにちは僕ぽち丸。
僕は功名心とか自己顕示欲の塊のような小さな人間ですので、ブログのアクセス数と言うのは非常に気になります。
と言うわけで、何かあるたびに地道に小まめに宣伝とか営業活動してこのブログを周知してるのです。
そもそもこのブログ、自己顕示欲の塊である僕が自分の全てを曝け出して凄いねと言ってもらいたいが為に開設したようなものなので、そりゃもう色んな事を好き勝手書いてるわけです。
そんでまあ、何回か書いてますけど最近僕はACVってゲームをやってまして、そこでフレンドになった人たちとボイチャしてる時に、こないだ作ったローターの話をしたら割とウケましてね。
内心ドヤァwwwwとか思いながら「動画もうpしたから見て下さいねー」とか言っちゃったわけですよ。
そんでYOUTUBEで「自作ローターVS500円ローター」とかって検索してもらったんですが何故かヒットしなくて、多分タグ付けか何かが間違ってたんでしょうけど、直すのも面倒だなってことで「ついのすみか ローター」で検索してもらってこのブログを見てもらったんですよ。
自己顕示欲の強い僕は内心おっしゃ読者げっとwwwwうはwwwwwwと思っていたのは言うまでもありません。
まあそれはともかく、数人に読んでもらったわけですけどね、その中に一人女性が居たわけですね。
女の子にローターの話とかって普通できない事を平然とやってのけるぽち丸さんに痺れたり憧れたりして欲しいところなんですけど、残念ながらこんなロボットゲーやってるような人の人口比率ってまあ男性8:女性2くらいのもんです。
つまりこの手のゲームやってる女子なんて、そりゃもういじくるものはゲームのジョイスティックと自分のジョイスティックくらいしか無いようなキモデブ豚野郎にブヒブヒ言われながら日々セクハラを受け続けているわけでして、そんなもの全く気にしないようなタガの外れちゃった豪傑か、ゲームが面白いから我慢してるうちに慣れちゃった生粋のゲーマーか、むしろ童貞臭いブタどもにチヤホヤされるのが嬉しいネットビッチとか、そんな人ばかりなのです。
と言うわけで、件の女子に「ローター自作したでござるブヒブヒwwwww」とセクハラかましてみたジョイスティックファッキンピッグの僕は逆に食いつかれてブログをまじまじと見られたわけですよ。
いやまあ、見られるのは構わないんだ。
冒頭に書いたとおり僕は自己顕示欲の塊なので、ブログを見られる分には全く構わない。むしろ読者が増える事は喜ばしい事だ。
喜ばしい、のだが。
まさかボイチャで音読されるとは思わなかったよママン。
あれですよ。
干支一回り近くはなれた女の子に「30歳手前にして日に2回自慰行為に耽るくらいエロい。朝晩朝晩朝晩晩くらいのヘビーローテーションだ。」とかって僕がブログにカミングアウトした赤裸々な性癖を可愛らしい声で音読されちゃうわけですよ。
そして更にそれを僕以外のジョイスティックファッキンピッグどもがブヒブヒ笑いながら聞いてるわけですよ。これ何て羞恥プレイですか。
「羞恥プレイとは、一般的なセックスやSMプレイなどの一環として行われる性的プレイである。性的興奮を高めるためにパートナーの羞恥心を煽る行為が羞恥プレイである。」
これwikipediaからの転載ですけど、ここに書いてあるとおり相手の羞恥心を煽ると言うのが重要なわけです。
「牛の刻参りはその姿を見られると呪いが自分に返って来る」と言いますが、羞恥プレイは相手が恥じらってくれないと逆にこっちが辱められるのです。
あの小娘、僕をチームメンバーの前で公開陵辱するだなんて。
キイ!むかつく!むかつく!むかつく!覚えてらっしゃい!!
それにしても、まさかwikipediaに「羞恥プレイ」って項目があるとは思いませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%9E%E6%81%A5%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4
これなんですけど。
フリー百科事典wikipediaと言えばあーた、勘違いした大学生が正式な論文でもないのに参考文献として名前書いて教授に[要出典]とか書かれちゃうくらい真面目なもんですよ。
まさかそのwikipediaで「熟女にセーラー服を着せる」だの「男性に、ランジェリー、スカートなど女物の服を着せる(強制女装)」だの「鼻フック」だのって単語が普通に出てくるとは思わなかったわ。
しかもそれがあたかも学術的な記載であるかのように平然と書かれています。
その上、「おむつプレイ」「BDSM」「ポニープレイ」などなどマニアックなプレイも個別ページが儲けられている徹底振り。
これアレだろ。wikipediaの編集に命掛けてる学者気取りどもが「これは学術的な記述ですよ?ww」みたいにニヤニヤしながら書いてんだろ絶対。
そんでこの項を読んで顔を赤らめてる清純系女子想像してジョイスティックを弄り回してるに違いありません。
と言うわけで、この学者気取りのジョイスティックファッキンピッグどもに自分の編集した項目を音読してやろうと思いますので、読み手女性を募集しております。
さっそく帰宅し、先端ユニットの成型に取り掛かる。
固まる前の自由樹脂は粘土より柔らかく、グニャグニャのガムのような感触だ。
ピンクローターのもつあの滑らかな表面を完全に手作業による造型で再現する事はできそうにない。
と言うわけで、100均の紙粘土で型を作った。
自由樹脂の材質特性として、成型後の表面処理が出来ない。
パテなどで成型した際は表面にヤスリをかけるなどして修正ができるため最初はある程度いびつでも構わないのだが、自由樹脂は弾力性が高くポリプロピレンやポリエチレンの塊に近い感じである。
表面をヤスリ掛けしてもささくれ立ってボロボロと崩れるばかりで一向に滑らかにならない。
すなわち、成型は一発勝負なのである。
お湯から取り出した自由樹脂を型に突っ込み、へらを使って成型する。
樹脂が冷えて固まる前に均一な太さで中にモーターが入る空洞を確保しなければならない。僕は指先に神経を集中させ、慎重かつ手早く成型をした。
何度かのリトライの結果、完全に滑らかとは言えないがまずまず満足できるものができた。
バリを切り落としてみる。
・・・・・・
・・・バーバパパ?
見た目はともかく、弾力性が高い自由樹脂のお陰で、思い切って隔壁を薄く仕上げる事ができた。
これでモーターから発する振動がほとんど殺されずに伝わるはずである。
そして、これを更に整形してモーターにかぶせる。
その後、更に成型を試みる。先端を細く、よりピンポイントにスポットできるように。
・・・サツマイモ??
否、れっきとしたピンクローターである。
冷え固まった自由樹脂は接着剤では接着できないため、接着面を熱で溶かして接着する必要がある。
普通にお湯につけるとどうしても接着面以外も柔らかくなってしまう。せっかく作った表面がグニャグニャになってしまった。
接着面だけを溶かすには専門の装置が必要になりそうだ。
しかし、先端部分は通常のローターより細く仕上げ、機密性も充分に確保できている。
見た目さえ気にしなければ使用に問題はない。
そしてこれに電池とスイッチをとりつける。
・・・完成した。
ついに完成した僕の僕によるみんなの為のピンクローター。
ミニ四駆公式大会では使用禁止のプラズマダッシュモーター。
それを動かす高回転仕様の電池、ボルテージ。
激しくかつ小刻みで滑らかなバイブレーションを実現した二重ジャイロ構造。
バルバス・バウからヒントを得た突出スポット。
厳選した部品に僕のアイディアを乗せ。
今。
スイッチオン。
ヤバい。何だこれ。
マジでずっと持っていると指が痛くなるほどの威力だ。
参考の為に買った500円のローターと比較してみる。
まずは音。先ほどの動画と市販品の音を比較していただきたい。
このトンデモ威力がお分かりだろうか。もうなんか歯医者みたいな音がしている。
更にわかりやすいように比較してみる。
僕はとんでもないオーバードウェポンを作り出してしまった。
先端部分の剛性も文句なし。防水性も完全に保持し、なおかつこの破壊力である。
はっきり言うが、風俗嬢やAVなどのプロユースにも耐えうる逸品だ。
「出演本数業界最多、最強のAV女優 VS 職人が追求した究極のローター!」とかって盾と矛とかでやってくんねーかな。割りとマジで。
しかし、反省点も多々ある。
まずは手作り感満載の見た目。
威力の面では申し分ないが、女の子はピンクでフワフワでキラキラが大好きなのである。
こんな歪でメカニズムむき出しのルックスでは興を殺ぐ恐れがある。
僕は風俗嬢やAV女優などのプロユースにも耐え得る仕様をめざして製作した。
しかし、何度も言うが性能面では間違いなく市販品のどのローターをも凌駕していると断言しても構わないほどの出来だが、AVでこんな玩具が出てきたらどうだろう。
見ている方としては「ハァ?」である。この部分は大いに改善の余地がある。
そして、スイッチ部分。
これは電池ボックスとセットで売ってた工作用のものを買ってきたのだが、威力の調整が出来ない。
その癖、無駄に逆回転とかできる。ちなみに威力は一切変わらない。
ピンクローターの良い点は、威力を自在に調節する事によってメリハリをつけられるところだ。これでは単調になってしまいかねない。
と言うのも、威力を調整するスイッチの構造は分かるものの、それを再現する技術を持たないのだ。
これはモノ作りをする者として恥ずべき事である。
今回の作品はプロトタイプとして礎とし、製品版では必ず改善することをここに誓う。
さてこのローターであるが、最初に書いたとおり、僕はこれを世の為人の為他人様のセックスライフを充実させる為に作ったのだ。
という事は、僕が持っているべきではなく誰かに渡さなければならないのである。
と言うわけで、この試作品をどなたか1名にプレゼントしようと思う。
syokunin53@hotmail.com
希望の方はこちらまでメールを。発表は発送を持って変えさせていただきます。
住所氏名年齢電話番号を記入して、あとどんな人が使うのか妄想したいので顔写真も添付の上メール下さいえへえへへ。
・・・こういう所が僕のエロさが他人様の迷惑になっているところだと思うけどキニシナイ!
こんにちは僕ぽち丸。
前回からの続き。
さて、製作に当たって内部の構造を調べる為に、500円のスケルトンのローターを買ってみた。
先端部分。
モーターが仕込んであって、先に重りがついている。
この重りは偏重錘といって、わざと重心をずらして装着されている。
すなわち回転によって重心を遠ざけようとする遠心力を発生させて振動させているのだ。
これは携帯などのバイブレーションと同じ原理である。
まずはこの部分から工作を開始する。
さて、この偏重錘であるが、錘が重くなればなるほど振れ幅が広がり振動が大きくなる。
AVで言うとパツキンのチャンネーが「オゥ、オゥ、イエッス!カモッ!!マイガー!マイガー!マイガーーッッ!オ゛ゥーーウ!!ウ゛ゥーーーンン゛!!!」みたいな感じである。
逆に、錘が小さくなってモーターの回転速度が上がるほど振動は小さいが高周波のように、痺れるような小刻みで滑らかなバイブレーションになる。
AVで言うと黒髪眼鏡の大人しそうな女の子が誰か人が来るかもしれないみたいな状況で必死に唇を噛んでプルプル震えながら声を押し殺してるみたいな感じ。
いやもう、例えが自分でも全く分からないので分かるように言うと、バールのようなもので殴られるような鈍重なバイブレーションか、研ぎ澄まされたナイフのような切れ味のある振動か、と言うことである。
振動が強いほうが良いんじゃねえの?と言う単純な話でもないらしい。
世の中広いもので、ローターやバイブなどの大人の玩具を実際に使い、使用感などを個人ブログで詳細にレポートしている僕にはちょっと理解できないレベルの変態様が居るのだが、その人のブログによると「個人差はあるものの、風俗嬢やセックスに積極的な、いわゆる玄人ほど強い振動を求め、一般人ほど高周波の振動を好む傾向がある」そうだ。
至高のローターを作らんとしている僕としては、当然重さと切れ味の両立、すなわちその重さと切れ味を利用して相手を「叩き斬る」、日本刀を目指すべきだ。
しかしながら、激しさを求めて錘を重くすれば当然回転は鈍り、回転を上げようとして錘を軽くすれば激しさが損なわれる。両立は不可能なのか・・・
だがしかし。
相反する二つの命題を、知恵と汗を出して乗り越えてきたのが日本が世界に誇る工業力を支えた技術屋の魂である。
僕は飽食の時代に生まれ育ったが、そのスピリット、日本人の血は確かに受け継いでいるのだ。
僕は日本刀の重さと切れ味を手に入れるために偏重錘の大きさや重さ、重心の位置をミリ単位で調整し、試行錯誤を重ねた。
そして、辿り付いたのがこの形だ。
重さや重心位置の異なる錘を重ねる二層ジャイロ方式。
偏重錘には六角ナットを使用した。
ホームセンターでバラ売りしていた中で比較的安価なのはアルミニウムや亜鉛合金、ステンレスあたりのもの。
今回は、これらの中で最も比重が重かったステンレス製六角ナットのM6径とM5径を、金属への食いつきが良い高密度タイプのエポキシパテで固定した。
この解説図の通り、M6径の大きく激しい振動の振り幅の間をM5径の細やかで小刻みな振動が補う。
これにより、激しくかつ滑らかで継続的な振動を実現したのだ。
ちなみに、上の解説は漫画的エセ力学に基づいた解説なので鵜呑みにしてドヤ顔で披露とかすると恥ずかしい思いをすること請け合いである。
まあとにかく、力学的なことは一切分からないが理想的なバイブレーションを生み出す事ができたのは事実だ。
動作確認のためにモーターを指で持っていたが、手を離してもしばらく痺れが残るようなガチっぷりである。
・・・僕は、もしかしたらとんでもない物を作り出そうとしているのかもしれない・・・
続いて、先端ユニットの作成。
まずはどのような形・大きさにするかを考える。
え、どんな形も何も、ピンクローターってカプセル型じゃないの?
そう、確かにそうなのだ。ピンクローターと言えばカプセル型。
確かに、市販のピンクローターと言えばまさしくこの形だ。
だが、この形で作るのならばわざわざ自由樹脂を買ってきて造型する意味など無いではないか。
市販のローターを分解してモーターを詰め替えれば良いのである。
しかし、形状を変更しようにも、先端ユニットの中にあるモーターの形状・大きさから、あのカプセル型が最も合理的なのだ。
僕は悩んだ。悩みに悩んだ。
何かが違う。しかし、考えれば考えるほど正解に近い形状。答えは出ない。
0.9999999・・・と無限に9を並べても、近付けど近付けど1にはならず。そんなジレンマに陥り、思考が煮詰まる。
そして、少し頭を冷やそうとバイクで海に出かけた。
海を眺めていると、沖の方で貨物船がゆっくりと航行している。
・・・その時、僕に衝撃が走った。
まさに天啓。この閃きが僕の神経パルスに電撃を流したのだ。
これがカイジなら間違いなく悪魔的奇手・・・っ!とナレーションが入っていたところだ。
貨物船などの船の先端には、バルバス・バウ(球状艦首)と呼ばれる形をしているものがある。
バルバス・バウの水面下の前方に突き出した構造によって、水面での船首が水を掻き分けるより前方にあらかじめ波を生じる。
このため、水面で船首が水を掻き分けて生じる波は、バルバス・バウによって生じた波とは逆位相となり、それぞれの山と谷が打ち消しあうことで波を小さくする。
結果として造波抵抗を最小化して燃料効率や速度の向上を図ることができると言うシステムなのだ。
ちなみにこれは漫画的エセ力学ではなく、マジだ。
僕はこの突き出した艦首先端にヒントを得た。
そもそも、ローターよりも強力な振動を発生する電動マッサージ器、通称電マと言うものが有るにも関わらずローターが大人の玩具として電マに引けを取らないシェアと知名度を確保しているのは、安価であることやその小ささから来る携帯性やコンセントでなく電池を使用する為使用場所を選ばない手軽さもさることながら、使用感において電マとの住み分けが為されている事が大きい。
電マは100Vと言う家庭用コンセントの無尽蔵大電圧の電源を背景に強力なパワーを誇り、振動の強さと言う点においてはわずか1.5Vの電池を2本ばかり使用するだけのローターでは太刀打ちできないのだ。
しかしその一方で、ただモーターを回すだけと言う単純な機構で100Vと言う高電圧に耐える為に、どうしても先端ユニットの形状が大きくなってしまう。
すなわち、先端ユニットが触れる面積が大きく、どうしても強力ではあるが雑で大味な使用感になってしまうのだ。
その点ローターは先端ユニットが触れる面積は当然小さい。
狙った部分をピンポイントでスポット出来るため、より細やかで繊細な使用感となるのである。
AVで例えると、電マはパツキンのチャンネーが「オゥ、オゥ、イエッス!カモッ!!マイガー!マイガー!マイガーーッッ!オ゛ゥーーウ!!ウ゛ゥーーーンン゛!!!」みたいな感じ、ローターは黒髪眼鏡の大人しそうな女の子が誰か人が来るかもしれないみたいな状況で必死に唇を噛んでプルプル震えながら声を押し殺してるみたいな感じとなる。
まあ要するに、水鉄砲の穴は小さい方が威力が高いというのと同じ理屈だ。
・・・では、水鉄砲の穴を更に小さくしたらどうなる・・・?
当たる面積を更に小さくする事によって、モーターが生じるパワーを一点に集中させるような形。
これが僕の出した結論である。
僕は早速帰宅し、製作に取り掛かるのだった・・・
続く。