こんにちは僕ぽち丸。
金曜日の出来事。
いつもどおりハードな仕事を終え、早く家に帰って見えないものを見ようとして望遠鏡でも覗き込もうと帰宅したぽち丸。
さあ午前2時踏み切りに望遠鏡かついで行くぞヒャッホイとばかりに意気揚々と自分の部屋に一歩足を踏み入れたところ、驚愕してしまいました。
望遠鏡が、無い。
いや、天体望遠鏡は最初から持ってないんですけど、何ていうか、部屋に何にも無い。
いや、正確には
部屋の真ん中にぽつんと布団があるだけ。
本当に何も無い。
PCも、机も、本棚も、アウトドア用品も、ゴルフ用品も、プラモも、カメラも、本当に何もかもが無い。
ハァ、テレビも無ぇ、ラジオも無ぇ、車もそれほど走ってねぇ。
いやいや、一体何事?ってなもんですよ。オラこんな家嫌だぁ。
唖然呆然とはまさにこの事。これなんてイリュージョン?
何はともあれ母親に確認したところ、あっけらかんと言われました。
「ああ、アンタの趣味のもがあまりに多くて片付かないから全部捨てちゃったぁてへぺろ☆(・ω<)」
てへぺろ☆(・ω<)じゃねえよ。
僕が会社に行ってる間に業者を呼んで全部引き取らせた様子。マジあり得ない。
PC約10万、7D(カメラ)本体約20万、レンズ三本各8万7万5万、PS3約3万、ディスプレイ約3万、ガンプラ関係も多分総額5万くらい、テント約4万、その他ゴルフ関係カメラバッグ机PCサプライその他全部で多分20万くらい、僕が旅先で撮った思い出や作品として撮った写真、僕が大事にしてきた道具に対する思い、僕が夜な夜なネットを徘徊してダウンロードしてきたエロ動画、プライスレス。
総額85万円相当+おもひでぽろぽろが全て灰燼に帰したわけですよ。
確かに、狭い部屋に色々と物を置いてたもんだから、ゴミ屋敷みたいになってた事は認めよう。
テレビの企画でなんかもうバラエティくらいにしか呼ばれない賞味期限の切れた元アイドルのオバハンが「まぁ何て汚らしい!こんな家に住めない!」とかってヒステリックな金切り声上げそうな感じではあったけども、僕としては物が多いなりに最大限整頓して、必要なものが出しやすくなおし易い理想的な状態にしていたのだ。していたのだよ。ちくしょう。
更に母親が続けます。
「アンタのカメラだけ知り合いに欲しいって人が居たからその人に2万円で売って、業者から4万円請求されてるから、差額の2万円払いなさい」
その りくつは おかしい。
何だよそれ。全部ヤフオクなり中古業者なりに売れば少なくとも20~30万にはなってるだろうがよ。
何で逆に請求・・・ってか、そういう問題じゃない。何で他人のものを勝手に売れるのか分からない。
もう、ホントにね、僕の頭の中にあったのは、2ちゃんで有名なあのコピペでした。
上にコレクションについての話がありましたけど
私は夫のコレクションを捨ててしまって後悔した立場でした
鉄道模型でしたけど
かなり古い模型がまさに大量(線路も敷いてて一部屋使っていた)という感じでした
結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが
毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしまい
留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました
帰ってきた夫は「売り払ったお金は好きにしていい」「今まで迷惑かけててごめん」と謝ってくれました
残っていた模型も全部処分してくれたのですごく嬉しかったです
でもその後夫は蔵書をはじめ自分のもの全てを捨て始めてしまいました
会社で着るスーツとワイシャツや下着以外は服すらまともに持たなくなり
今では夫のものは全部含めても衣装ケース二つに納まるだけになってしまって
あまりにも行きすぎていて心配になり色々なものを買っていいと言うのですが
夫は服などの消耗品以外絶対に買わなくなってしまい
かえって私が苦しくなってしまいました
これだけ夫のものがないと夫がふらっといなくなってしまいそうですごく恐いのです
こういう場合ってどうしたらいいんでしょう
いや違う。こんなもんじゃない。
灰皿や眼鏡や携帯の充電器やエアコンのリモコンやら、生活用品すらも全て無くなってる。マジかよ、生活ができねえ。
て言うか、それどころか、通帳も実印も保険証券も全部無いじゃねえか。
いやちょっと待て、そりゃ流石に捨てないだろう。捨てて良いものとダメなものくらいは分別つくはずだ。うん多分、きっと。
「通帳とか印鑑とかどうしたの?俺保管してる場所知ってたっけ?」
「え?知らない。いちいちあれ捨てて、これ置いてってするのめんどくさかったから引き出しとか棚ごと全部捨ててもらうことにした!」
自分の家族、まして生みの親を悪く言うもんじゃないと怒られそうですけども、これを聞いた瞬間に僕は思った。
ああ、こいつはキチガイだ。話が通じない。
何となくこの一言で冷静になってしまったぽち丸。とりあえず善後策を考えます。
世間はお盆休みだ。業者がゴミ処理場にゴミを捨てる手続きにも時間が掛かるだろうし、まだ処理場に行ってない可能性もある。とにかく明日の朝一に業者に電話してみよう。
もし既に処理場にいってたら、もう遅いかもしれないけど、それでもまだいくらかは間に合うはずだ。
母親のブランド物とかを全部売って全て買いなおして差額を机の上にでも置いておこうかとも思ったけど、何せ相手は話の通じないキチガイだ。多分、とんでもなく面倒な事になる。
と言うか、引き出しとか丸ごと全部預かったにしても、業者だって処理場に捨てるときは分別しなきゃならんだろうし、その時に通帳やら印鑑が出てきたらさすがに連絡くらいしてくるだろう。
と言うことは、引き取りだけしてまだ中身を見てない可能性が高い。
まあ、希望的観測かもしれませんけど、それなりに理屈は通ってるように思えます。
という訳で、今日は寝る事に。
布団を敷いてみたら、刑務所臭さが増しました。
さて、それで翌朝。
何はともあれ業者に電話してみたところ。
「ああ、やっぱりですかww伺った時奥さんの様子がおかしかったんで、全部トラックに積んだまま置いてます!いやー、時々あるんですよねこういうのw」
業者は、本物のプロフェッショナルでした。
運搬費用だけ取り、処分に掛かる費用は返してくれました。
なにはともあれ、ようやく僕の荷物とご対面。
片付けてる最中に母親が
「こんな散らかして!さっさと片付けてよ!!!」
とヒステリックに騒いでたんですけどね。誰のせいでこうなったと思ってんだ。
うーむ。
ずっと前にブログでも書きましたが、親父はすでに自由人すぎて家族からも自由になってどこかで暮らしてますし、姉は結婚して家を出てるので二人暮しなわけですよ。
母親は体調が芳しくなくて、しょっちゅう眩暈がするだの気分が悪いだの足が痛くて立てないだの言ってるもんで、僕まで一人暮らしするのはいささかためらわれる部分があるんです。
でも、自由も無ぇ、金も無ぇ、気を抜けば物を捨てられる。オラこんな家嫌だぁ。東京へ出るだ。
東京さ出たなら銭コァ貯めてまともな母ちゃん買うだ。ガッ!!
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