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こんにちは僕ぽち丸。
携帯が壊れたので、新しい物好きな僕はアンドロイドにしたわけです。
で、アンドロイドのアプリでファミコンやスーファミ、ゲームボーイやゲームボーイアドバンスなどのエミュレーターがありました。
て言うか、公式のアプリダウンローダーでエミュレーターが紹介されてるってどうなんだ。
まあそんなわけで、久しぶりにスーファミのミュータント・タートルズ
をやって遊んでいました。相変わらずのピザゲーです。
ミュータント・タートルズを知らない今時の若者のために説明しますと、放射能を浴びて突然変異して人語を操れるようになった4匹の亀が、手に手にヌンチャクや棍(こん)といった凶器を携え、悪の忍者集団をぶちのめすと言った内容のアメコミです。
さてさて、彼らが手にしているヌンチャクや棍(こん)、サイにトンファー
などと言った、カンフー映画でおなじみの武具なんですが、元々は農業用の器具だったと言う説をご存知でしょうか。
どれも、発祥は古代中国で、それが琉球王朝に渡り、日本に広まったと言う話なんですが・・・
普通の農具が、何故武器に変わったのか。知りたくありませんか?
―古代中国
重い年貢を支払うため、日々農作業に追われる小作人たち。
彼らの唯一の楽しみは、昼の休憩の間に行う麻雀だけであった。
小作人A「いやー、今年も年貢の取立て、厳しいよなぁ。あ、それポンね」
小作人B「まあ、文句言うなって。他の村なんかもっとひどいらしいぜ。地主が、マージン取って私腹肥やしてんだってよ」
小作人C「うわ、マジかよそれ。じゃあ俺らの村ってまだマシなんだな。・・・リーチ」
小作人D「つってもよ、俺んち、こないだ年貢納めてかなりヤバイんだけど。・・・リーチ」
小作人A「おいおい、追っかけリーチかよ」
小作人C「残念だけど、通らねぇわそれ。リーチ一発三色ドラドラ!」
小作人B「お前んちがヤバイのって、お前が麻雀弱すぎるからじゃねーのか?もうハコだしw」
小作人D「うるせーよ!うわ、マジやべぇ。もう金ねーよ」
小作人A「えー、お前これ以上借金したらヤバイだろ・・・」
小作人D「ああ、生活できねぇ・・・」
小作人C「はぁ?何だよそれ・・・チッ、分かったよ。その代わり、お前罰ゲームやれよな」
小作人D「はぁ!?罰ゲームって、何すりゃいいんだよ」
小作人B「うーん、まわり、畑ばっかりだしなぁ・・・」
小作人C「うーん、使えそうなものは農具しか・・・しゃーねぇ、お前、このヌンチャクでボケろ!」
小作人D「ハァ!?おま・・・そんなムチャ振りを!」
小作人A「負けたんだからしょーがねーだろ!ほら、用意しろ!いくぞ、3、2、1、Q!」
小作人D(そんなん言われても振り回すくらいしか思いつかねえよ・・・)
ヒュン、ヒュヒュン!ピタッ!
小作人A、B、C「・・・・・」
小作人D(あちゃー・・・ドン引きだ・・・つーか、こんなもんでボケろとか言う方が無理なんだよ!)
小作人A「・・・何、今の?」
小作人D「いや、やっぱいきなりボケんの難し・・・」
小作人A「何か、カッコ良くね?」
小作人C「おう、何か・・・かっこよかった!」
小作人B「うわ、スゲーわお前!どうやったの!?」
小作人D「え、そんなかっこ良かったの!?適当に振り回しただけなんだけど・・・」
小作人A「おう、ちょっと・・・もっかいやってみ?」
小作人D「おう、ちょっと待って・・・悪り、写メ撮ってくんねぇ?」
小作人C「はいよ!」
ヒュン、ヒュヒュン!パシッ!
小作人A「うわ、やっぱスゲーわ!ちょっと俺にも貸してよ!」
小作人D「バカ、パクんなよお前!ヌンチャクは俺のネタだろうがよ!棍使え
、棍!」
小作人B「じゃあ俺、サイでやってみよう!」
小作人C「じゃあ俺トンファーにするわ!」
小作人A「ちょっとさ、今日、午後の仕事休んでこれの練習しねぇ!?」
小作人B、C、D「さんせーい!」
―半年後
小作人A「おい、見てくれよ!俺、棍で米俵に穴あけれるようになったぜ!」
小作人D「ふ、甘いな!俺なんて、ヌンチャク思いっきり振り回して空飛べるようになったぜ!」
小作人C「はぁ!?マジかよお前!?物理的に無理があるだろ!」
小作人D「いや、それがマジで、飛べるんだって!でも、ちょっと空中で不安定になるから、ヌンチャク二個持って、片方を横にしてバランスとってんだ(※図1)」
小作人A「うわ、そんな屁理屈でホントに空飛べるのかよ・・・」
(※図1)
―「ロシア科学の父」と言われたミハイル・ロモノーソフが、物体を回転翼によって空中に持ち上げようという発想を考え出したのは、彼の友人の中国人(言うまでも無くヌンチャクの達人である)の奥義がヒントだと言われている。古代中国では、ヌンチャクを使用して体を持ち上げ、上空から攻撃すると言う奥義が存在するが、ヌンチャクの動きと逆回転に体が回ってしまう現象を抑えるために、片手にもうひとつヌンチャクを持ち、それを体の横で回転させてた。これは、ヘリコプターで言うところのテールローターであり、航空力学上、正しいと言う事が出来る。
ちなみに、この奥義を最初に考案した者は、それを披露する際、「そんな屁理屈で空が飛べるか」と言われたのと、弧を描いたヌンチャクで舵を取ることから、この奥義に「屁理弧武舵」(へりこぶだ)と名付けた。これがヘリコプターの語源であるのは言うまでも無い―
(民明書房刊「世界の珍拳・奇拳」より抜粋)
小作人B「おい、大変だよお前ら!」
小作人A「え?どうした?」
小作人B「今度、引越ししてくる奴らいるだろ?俺らの土地没収して、そいつらにやるらしいぜ!」
小作人C「はぁ?何で!?」
小作人D「ちょ・・・地主のやろう、何考えてんだよ!俺らに死ねっていってんのか!?」
小作人A「おい、あいつ、この村から追い出しちまおうぜ!」
小作人B「そうだそうだ!」
小作人C「一揆だ、一揆だ!」
太鼓を打ち鳴らしながら、地主の家へ行く小作人たち。
小作人たち「引越ーし!(ドンドンドン)引越ーし!(ドンドンドン)さっさと引越ーし!シバクゾー!!」
地主「おいおい、何の騒ぎだよ!お前ら訴えるぞ!?」
小作人A「地主さまよォ、何で俺らの土地取り上げるんだよ!」
小作人B「断固反対!」
小作人C「スト断行!」
小作人D「権力者の横暴を許すな!」
地主「いや、お前ら・・・・何で土地取り上げられるか分かってるか?
・・・お前らが農具で遊んでばっかりで、ちっとも農業しないからだろうが、バカタレ!」
―終劇―