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写真、登山、旅、バイク、ガンプラ、ゲームなどなど色んな事に手を出しては中途半端で投げ出したぽち丸の終の棲家。 目指せ最強の暇つぶしブログ。

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名前:ぽち丸
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前回までのあらすじ
一度は失敗し、諦めかけたスカイフィッシュ捕獲。
しかし、京都の職人見習いの協力により、スカイフィッシュ捕獲専門器具・もごしを入手した。
最強の武器を携え、男は再び山へ登る…!

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IMG_1755.jpg

ぽち丸は、再び地獄谷へ舞い戻った。
「やれるだけの事はやった。あとは結果を出すだけだ。前回はスカイフィッシュとの遭遇もすべて偶然に頼っていたが、今回は違う。捕らえるべくして捕らえる!」
自然と、足に力が入った。





前回挫折した、問題の滝。


IMG_1778.jpg

もはや、敵ではなかった。
前回あれだけ不可能だと思われた岩壁に、良く見ると無数の手がかりがあった。



IMG_1780.jpg

滝の上に出た。
しかし、道のりはまだはるか遠かった。



IMG_1794.jpg

IMG_1808.jpg

その後も、何度か同じような滝に出くわした。
段々と水の量は増え、足場は悪くなった。

「大丈夫だ、いざとなったら俺には五点着地がある!」

自分にそう言い聞かせ、道なき道を突き進んだ。






IMG_1805.jpg

がむしゃらだった。ひたむきに登った。
そして、一度崖から落ちた。

良く考えると、下は岩だらけで足場が狭い。
五点着地など、できるはずも無かった。

はじめて、死を実感した。



しかし、背中に背負ったもごしが、クッションとなってぽち丸を守った。

「『何やってんだ、しっかりしろ』って、見習いさんが背中を押してくれた気がしたね」


恐れは、消えた。








IMG_1821.jpg

ようやく沢を抜けると、密林だった。
木が鬱蒼と生い茂り、昼間でも薄暗かった。



IMG_1850.jpg

足場はさほど悪くないが、木が入り組み、道が細い。


IMG_1783.jpg

もごしが、邪魔だった。
「もうめんどくさいし、捨ててっちゃおうかと思いましたね。引っかかるたびにイライラしてました」


一度荷物をデポして、往復して少しずつ運んだ。




IMG_1828.jpg

いつしか密林地帯を抜け、花崗岩の奇岩地帯に入っていた。




IMG_1842.jpg

相変わらず足場は悪い。しかし、ここを抜ければスカイフィッシュ捕獲のベースキャンプにしようと考えていた目的地だった。
慎重に、足を運んだ。









IMG_1824.jpg

やがて、ぽち丸の行く手に巨大な岩壁が立ち塞がった。
地獄谷で最大の難関。ここを超えなければ、ベースキャンプ予定地までたどり着けない。


密林地帯を抜けるのに手間取ったため、予定より大幅に遅れていた。この岩壁攻略に手間をかけていては、ここで夜を迎えてしまう。
時間との戦いだった。

命綱を持つバディもいない、多くの荷物を持ったままのソロクライム。
体力的にも、時間的にも、一発勝負だった。










登った。登りきった。
クライミングの経験が、活きた。

結局五点着地は使わなかったが、ぽち丸は満足だった。






IMG_1846.jpg

今まで登ってきた道を振り返る。
感無量だった。


そして、反対側を見ると



IMG_1835.jpg

神戸の町が、一望できた。
そして、この写真の中央左側に、期せずしてあるものが写り込んでいた。






skyfish.JPG

スカイフィッシュだ…!!
最難関を突破したぽち丸を祝福するかのように姿を見せたスカイフィッシュ。

必ず捕獲できる。
願望が、確信に変わった。



この画像について、六甲山の生態に詳しい山岳家はこう語る。

「晩夏から初秋にかけては、赤とんぼがたくさん飛んでてハイキングにはとても良い季節ですね」
アーアー聞こえない。







IMG_1857.jpg

周りを岩に囲まれた、とても狭い盆地。
ここが、ぽち丸がベースキャンプに選んだ場所だった。


日が暮れかかっている。急いでテントを張り、夕飯を作った。



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食パンをバーナーで軽くあぶる。
ひっつかないように、オリーブオイルをひいた。




IMG_1868.jpg

これに、目玉焼きを乗せる。
味付けはシンプルに、ダイショーアジシオコショーのみ。

いわゆる、ラピュタパンと呼ばれるキャンプ料理の代表格だった。



IMG_1875.jpg

バーナーの火力が強く、外での料理でフライパン以外の温度が低いせいか、卵はフライパンに引っ付くわ上は半熟どころか完全に生だわ、物凄く見た目がアレになった。

パズーはマジで料理上手いと、尊敬の念を覚えた。



IMG_1873.jpg

食べようとしたら、さらに酷くなった。
しかし、味だけはガチだった。






IMG_1886.jpg

やがて陽も暮れ、夜が訪れた。
いよいよここからが本番。もごしを荷物からほどき、準備を整える。



IMG_1906.jpg

さあ、勝負だ・・・!
高鳴る鼓動を抑えながら、いよいよスカイフィッシュ捕獲作戦の本番がスタートした。


(続く)



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前回までのあらすじ
スカイフィッシュ捕獲を目指したぽち丸だったが、地獄谷の険しい崖に阻まれ、失敗に終わる。
失意のまま山を降りたが・・・

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悔しかった。
地獄谷に関しても、スカイフィッシュについても、何一つまともに知らなかった。
完全な準備不足。


翌日から、ぽち丸は地獄谷の岩山を攻略すべく、ロッククライミングのジムに通いだした。
しかし、全く思うように登れない。見た目よりはるかにハードなスポーツだった。

1ヶ月、2ヶ月と通いつめても、地獄谷を攻略できる自信はつかない。
焦る気持ち、ついて行かない体。苛立ちがつのった。

苛立ちを、毎日のように(ピー)行為で紛らわした。
最中は全てを忘れられるが、事後になると空虚感が心を満たした。


そんな時、日課のオカズ探しをしていたぽち丸が、エロ通販サイトでとある本を見つけた。

51423b64.jpg

衝撃が走った。
「そうか…そう言うことだったのか!登るのがダメなら、落ちた時にケガしなければいい!」


逆転の発想だった。




翌日から、ひたすら受身の練習をした。


そして、最終的には

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五点着地を習得するに至った。

地獄谷はこれで攻略できる!
にわかに、自信がついた。


五点着地の練習と同時に、スカイフィッシュについても調査した。
目撃される時間、場所、生態、いままで捕獲しようとした人間も多数居たが、彼らの手法も研究した。

調査を進めるうち、とあるものを見つけた。



もごし。
スカイフィッシュ捕獲の専門器具である。
これがあれば、スカイフィッシュ捕獲がにわかに現実味を帯びてくる…!
ぽち丸は、早速販売業者に電話をかけた。

「もう生産は終了してるんですよ」
業者の返事は、つれないものだった。
しかし、そう簡単に諦められない。ぽち丸は、粘った。


そして、ついに業者が折れた。
在庫はないが、もごしを生産していた京都の職人を紹介してくれた。


200711~1.JPG

ぽち丸は、直接京都へ出向き、職人の工房を訪れた。

「悪いが、ウチは専売契約してるんでねぇ。遠いところ来て貰って悪いが、アンタには売れないんだ」
ここでも断られた。

ここまで来て引き下がれるか。ぽち丸は、土下座して頼み込んだ。

「仕事の邪魔だよ、帰ってくれ」「いい加減にしろ」「売れないものは売れない」
何度も追い払われた。ぽち丸は、毎日工房を訪れて土下座し続けた。



ある日の事だった。


「毎日こられても、ウチと専売契約してるお客様を裏切るわけにはいかない。悪いが、帰ってくれ」
いつも通りに断られた時、一人の職人見習いが、工房にもごしの材料を運び込んでいた。

「おい、お前」
親方は、見習いに声をかけた。


「お前もそろそろ一人でもごしを作ってみろ。しかし、半人前が作ったようなもんを納品するわけには行かないから、俺に見せた後は捨てるなり誰かにやるなり好きにしろ」
「それとな、お前が今持ってる材料、モノが悪くて使えたもんじゃないから捨てとけ」
親方は、それだけ言い残して工房に帰っていった。


見習いが持っていた材料は、工房で使う素材の中でも最高品質のものだった。もちろん、問題などどこにもない。
客の信用を大事にする職人気質な親方の、不器用ながら精一杯の心遣いであった。
ぽち丸は、見えなくなった親方の背中に、深く頭を下げた。




IMG_1675.jpg

製作を任された職人見習いは、すぐに製作を開始した。
見習いとは言え、この道10年の一番弟子。

製作に、力が入った。


IMG_1694.jpg

慎重に製作を進めていく。
ぽち丸も毎日工房を訪ね、見習いと意見を交わしながらより捕獲しやすいもごしを作っていった。


IMG_1696.jpg

職人見習いは、後に語った。

「私には親方のような伝統の業はまだありませんから、アイディアで勝負しようと思ったんです。業者さんに納品する規格品じゃないから、思い切って前から考えてノートに書き溜めたアイディアを出して。ぽち丸さんの意見も取り入れて、自分で最初に作ったもごしを自分の職人人生最高のものにしようと思ってました」


IMG_1697.jpg

もごわっぱの部分を慎重にむかぎで微調整する。
この調整でもごしの性能の半分が決まると言っても過言ではない、重要な作業だった。



IMG_1706.jpg

こうして、三本のもごしが完成した。

画面手前から、

カケの面積が広くカエシが浅いため、掛かったスカイフィッシュが逃げやすいが掛かりの数は多い「松田聖子」
カケワクが大きいため小物は素通りするが、中の方でバチが大きくなっているため大物が掛かりやすい「女子アナ」
もごわっぱ部分が長くカエシが深くバチが小さいので、掛かったスカイフィッシュが多少暴れようがもごし自身がどれだけ汚れようが、一度掛かった獲物は絶対に逃さない「加護亜依

職人見習いが、心血を注いで作り上げた3本だった。






IMG_1740.jpg

「職人見習いさんは自分の仕事をきっちりとやり遂げた。次は、俺の番だ」
ぽち丸は、出来上がった三本のもごしを携え、再び地獄谷を目指した。

(続く)



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スカイフィッシュ。

欧米ではその棒状の形態からフライング・ロッド (Flying Rods) あるいは単にロッド (Rod) と呼ばれることが多く、1995年、ビデオ編集者のホセ・エスカミーラが仕事中にビデオ映像をコマ送りすることによって発見した。
ビデオカメラや写真には写るが、実際に捕獲された報告のないことから話題となり、日本を含め各地で同様の事例が報告された。


そして、日本においては

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兵庫県の六甲山で目撃情報が多数ある。
さらに、この記事によると

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何と、人を襲うというではないか。
こんな恐ろしい生物がこんな身近にいたなんて…!



一人の男が、立ち上がった。



ぽち丸。山の専門家でも生物学者でもない、神戸に住む普通の勤め人である。
趣味は山登り。六甲山にも、これまで幾度と無く登頂している。

「こんな危険な生物が居るなんて、今まで知らなかった…こいつを野放しにしていては登山者が危険だ!」
しがないサラリーマンが、愛する山を守るため、世界初のスカイフィッシュ捕獲に挑む!!







img_473898_28040965_1.jpg

これが、六甲山で目撃されたと言うスカイフィッシュの模型である。
なんと禍々しい姿であろうか。

模型と言いつつ、思いっきりそこらの小学生が書いたみたいな絵に見えるのはきっと気のせいだろう。
怖がらせようとしてるんだか笑わせようとしてるんだか分からないこの記事を読んだぽち丸は、さっそく現地に向かった。



IMG_1736.jpg

雑誌で最も目撃例の多かった地獄谷。
六甲山における最難所と言われる秘境である。
ぽち丸にとっても、初めての場所だった。


IMG_1742.jpg

道らしき道など存在しない、手付かずの自然。
がむしゃらに山を歩いた。



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切り立った崖。しかも、水が流れている。
岩の出っ張りに手足をかけて何とか登った。

条件は、最悪だった。



IMG_1754.jpg

慎重に足場を選びながらの遡行。
スカイフィッシュを探しながらの行動。
いつもの倍の時間が掛かった。



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滝に出た。

「え゛っ…これ無理じゃね!?」
ぽち丸に、焦りの色が見えた。


IMG_1770.jpg

近づいてみると、ぽち丸の身長の倍以上もある崖だった。
迂回路やハシゴも見当たらない。

すでに3時間以上山を歩き、疲労は限界に達していた。
当然、スカイフィッシュにも遭遇できていなかった。


IMG_1775.jpg

目の前には切り立った崖。
ここまでの道のりは3時間。

これ以上ここに滞在していては、夜になってしまう。
夜になってここを歩き回るのは、危険すぎる。
怪我や遭難。下手をすれば、死ぬ事も充分に考えられた。
そして、未だ遭遇していないが、スカイフィッシュが人を襲うと言う話も気になった。


決断を、迫られた。



















IMG_1738.jpg

無念の、撤退だった。



敗因は、準備不足だった。
地獄谷に対する知識も、スカイフィッシュの生態に対する知識も、登山用の装備も、技術も、何もかもが足りなかった。
ただ、初期衝動だけでがむしゃらに歩いていた。


登山口の茶屋で水を飲みながら、ようやくひと息ついた。

「俺は何も知らずにここに来た…認識が甘かった」

悔しさをかみ締めながら、独り言を呟いた。
飲んでいる水は、なぜか、塩味だった。


(続く)



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こんにちは僕ぽち丸。

ちょっとした行き違いで笑えない事になってしまう事は多々あります。
夜中にジョギングしてたら不審者に追いかけられたと通報され、間違えて女性専用車両に乗ってしまったら痴漢じゃ盗人じゃ火を放てと追い詰められ、迷子の小学生に声を掛けたら未成年者略取容疑で逮捕されてしまう。そんな世の中。

これだけ世間が殺気立って、親が子に「人を見たら盗人と思え」と教える世知辛いご時勢ですけども、どれだけ気をつけてどれだけ入念に手を打っていても、訪れるのが分かっていながら回避が出来ない、不可避のトラブルと言うのもあるわけです。



今朝の事なんですけどもね。相変わらずチャリンコ通勤で、やや涼しくなり始めた道を快適に飛ばしてたわけですよ。

んでまあ、この時期すごいじゃないですか。虫が。
越冬できないような奴らが繁殖やら産卵やらその為の捕食やらでやたらアグレッシヴなわけですよ。

油断するとフードやら目やら口やら鼻やらに飛び込んできて、マジであの問答無用で飛び込む姿勢をセールスマンも見習うべきとか言う勢いなんですけども、春に孵化して夏を越えて、秋と言えば昆虫の寿命的には晩年なわけですよ。
繁殖活動して産卵して、一仕事終えたらあとは死ぬだけと言う人生の、いや虫生の総まとめの時期。
要するにね、春や夏に比べてデカいのよね。虫がゴツいと当然こちらが食らうダメージも大きくなるんですよ。

んでね、走ってたら、ゴツいやつが僕の顔面めがけて飛び込んでくるのが見えたわけですよ。



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―――――――見えるッ!!



もうね、この瞬間の僕は間違いなくニュータイプでした。
ニュータイプ的直感か小宇宙を高めてセブンセンシズに目覚めたのか分かりませんけど、反射的に身をかがめて虫の回避に成功。

それで、会社について自転車を止めて建物に入ろうとしたとき、何か頭皮がかゆいなーと思って何気に掻いたんですよ。



ブチッ。

嫌な感触がありました。
うへぇ…と思って手を見てみると、何とそこにはッ…!!





カメムシ様が中身をぶちまけておいでではありませんか。




やってしまいましたね。ええ、やってしまいましたとも。
カメムシと言えばあーた、アレですよ。ガチャガチャのカプセルに閉じ込めたら自分の臭いに耐え切れずに死んじゃう例のアイツです。

そいつが、体のどっかに蓄えてるであろう臭いのを調節すらせずにぶちまけてるわけですからね。そしてそれがぽち丸の髪の毛やら頭皮にベッタリついてるわけですよ。

もうね、ちょっとメンタル弱い子だったら本気で家に帰るレベルですよ。臭いが尋常じゃない。
実際僕も帰るか迷いましたけど、家に帰るまでのこの臭いに耐えられる自信がない。

会社の給湯室で何とかして頭を洗いたい。
しかし、その為には会社に入り、多くの人の目の前を通って行かなければならない。その距離約30m。
ここで冒頭に繋がるわけですけども、この30mを歩くという事は、MAXカメムシ臭を会社中に撒き散らすという事です。

そんな事をすれば、一瞬で「クサい」と言われてその日からあだ名がカメムシマンになり、遠巻きに石を投げられたり、就業中に「飲み会あるのカメムシマンに黙ってようぜ、アイツ来たらクサいし」とかって小っちゃい手紙回されたり、女子更衣室でお姉様方が「ちょっと、今日カメムシマンから書類回ってきたんだけどww」「サイテーwww」「カメムシ菌がうつるーww」「触られただけで妊娠しそうwww」「こわーい誰か通報してーwww」とか言われたりするに違いありません。


しかし、しかしだ。行くしかないじゃないですか。それ以外僕にどうしろって言うんですか。
神はなんと過酷な試練を与えたもうたのか。

それが人の業だと言うのならば、私は行こう。
恨まれようと、謗られようと、我が道を歩く。

我は行く。青白き頬のままで。臭い頭皮のままで。
我は逝く。さらばーすーーばーーーるーーよぉーーーーーー!!!






ぽち丸「おはようございまーす」
お局「おはようございまー…す」

お、意外にも一番大騒ぎしそうな人がスルーだ。何か、妙な間が若干気になるけど、気にしないことにしよう。

給湯室まであと20m…


ぽち丸「おはようございますー」
後輩「はよざいまーす…(スンッスンッ)」

やたら鼻をヒクつかせて眉をしかめてるなぁ。季節の変わり目だし、風邪かな。キニシナイキニシナイ。


給湯室まであと10m…


ぽち丸「おはようございます」
部長「はーい、おはよ…臭ッ!臭ッさ!!



部長、アウトーーー(デデェーン)


ここが「臭いと言ってはいけない会社」だったら、間違いなく部長はタイキック食らってました。
噂大好き悪口大好きのお局様でさえもスルーしていた(後で更衣室とかで言うんでしょうけど)ものを、デリカシーのない大声で臭い臭いと叫びだす部長。


みんなの気遣いが、僕を給湯室の直前まで後押ししてくれたみんなの大人力が無に帰した瞬間でした。
こうして、壊れそうなものばかり集めてしまう10代のような僕のグラスハートは音を立てて砕け散ったわけです。



皆様、不可避のトラブルに巻き込まれ決死の覚悟を決めた人には、くれぐれもやさしく接してあげてくださいね。
カメムシマンとの約束ですよ。



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こんにちは僕ぽち丸。

昨日、twitterだか何だかでこんなホンマでっかな情報が飛び込んできました。


「日本では42秒に一組のカップルが成立し、2分10秒に一組のカップルが破局している」
ええ、ホンマでっか!?

と言う訳で、この説の真偽を確かめるべくネットの海を徘徊してみたわけです。
んで、出てきたのが秒刊サンデーと言うニュースブログの記事。それも冒頭部分のツカミとしてつかわれてるだけなんですよ。
そんなに本腰入れて調べたわけじゃないですけど、これ以外は見当たりませんでした。

んで、リンク先見てもらえれば分かると思いますけど、42秒に~のくだりに対する裏付けが一切提示されてないんですよね。まあ冒頭部分なんでいきなりケチつけるのもあれですけど。 
と言う訳で、「日本では42秒に一組のカップルが成立し、2分10秒に一組のカップルが破局している」と言う調査結果は秒刊サンデーの独自調査と考えられます。
多分、「anan調べ」とか「ホットドッグプレス調べ」とか「民明書房」程度には信憑性があると思います。


さて、問題はこっからですよ。
この調査結果どおりにカップルが成立したり破局したりしてたとするとね、恐ろしい話ですよ。


問)日本では42秒に一組のカップルが成立し、2分10秒に一組のカップルが破局しています。
日本の人口を1億2千万人とした場合、全員がカップル成立までにどれだけ時間が掛かるか求めなさい(2点)


うん、これ仕事算だかニュートン算だか何かその辺だ。俺知ってる。忘れたけど。

カップル成立なんつーくらいですから42秒に2人ずつ減っていくわけですよね。一方で130秒(2分10秒)に2人が人生ソロプレイヤーに戻ってくる。
分かりやすくすると、21秒に一人減りつつ、65秒に一人増えるワカメちゃん。
60秒になおして考えると2.9人が居なくなりつつ、0.9人が増えています。差引すると60秒で2人ずつソロプレイヤー卒業するわけで、つまり1分間に一組のカップルが成立するという事になりますね。

という事はだよ?
1億2000万人がみんなカップルになるには1億2000万分と言う時間が掛かるわけでして、時間に直すと200万時間、日で言うと8万3333日、年で言うと実に約228年もの歳月が必要になるわけですよ。

何ですかこの絶望的な数字は。どれだけ僕を追い詰めれば気が済むんですか。
ちょっと調べましたけど、228年あれば光の速さならカシオペア座まで行けちゃうじゃないですか。僕らの産まれてくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ったって言うのに。


しかしですよ?
1億2千万って数字には恋愛にはあまり関わりのない赤ちゃんとかお爺ちゃんとかも含んでるわけでして、恋愛コアプレイヤー層である10代から40代くらいまでで考えると、尚のこと激しくくっついたり分かれたりしてるわけですよ。
つまり、恋愛コアプレイヤー層の間では1分に一組どころの騒ぎじゃなく、そりゃもう宇宙に星が生まれるような勢いでカップルが成立してるという事です。

ところがだ。
このぽち丸、年齢的にはバリバリの恋愛コアプレイヤー層でありながら早1年半以上何の色気のある話もないわけですよ。
おかしいじゃないですか。付き合ったり別れてみたりまた付き合ってみたり何回も恋の苦さを味わったって人はまた恋に落ちていったり、そんな恋愛の螺旋、恋愛の輪廻の輪から思いっきり振り落とされて、底辺の方でネチネチゴロゴロしてる翼の折れたエンジェルなわけです。

それでも世の中回っていて、何が起こるか分からないわけですよ。
島田神助が引退したりIphone5がauから発売されたりしてるじゃないですか。僕に彼女が出来ても何もおかしくないじゃないですか。それなのに全然できない。何故だ。坊やだからか。

こりゃもう、恋愛の輪廻の中央付近に居るイケメンや美女がお互いこれでもかと食い合っちゃってるに違いありません。
1分間に一組カップル成立ってのはもちろん平均値なわけで、カップルになったり破局したりを繰り返す輩も居たり、彼女居るのに他の女と付き合っちゃう多重チンコ債権者もいたりするわけですよ。
そいつらが恋愛の輪廻の中央付近に居座ってパイを食い合ってるもんだから、外側付近に行けば行くほどモテなくなってくると言う地獄絵図。まさに恋愛の二極分化です。


僕はここに、成熟しきって衰退し始めた資本主義社会の縮図を見ましたね。
富める者はますます富み、持たざるものはひたすら搾取される。そんな社会。

絶望した!モテる奴しかモテないこんな世の中に絶望した!!

強者が弱者から搾取する恋愛資本主義に反旗を翻し、僕はここに恋愛共産主義を提唱します。
プロレタリアートをまとめ上げて恋愛富裕層のリソースを簒奪して平等分配してやりますよ。

すなわちみんなの嫁は俺の嫁!!全てのナオンは我輩のものなのじゃよー!ジークナオン!!












ちょっと言ってみたかっただけなのでそんな生ぬるい目で見ないで下さいお願いします。



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