10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
玉屋は、元は鍵屋の職人が暖簾分けしてできた分家なんだそうです。
屋号の由来は、鍵屋の守護神である鍵屋稲荷の門前に置かれていた狐がそれぞれ「鍵」と「玉」をくわえていたから。
んで、暖簾分けされてからは互いに技術を競い合い、花火職人として鍵屋と人気を二分するほどまでに成長した玉屋。「玉屋」「鍵屋」の掛け声は、どちらの花火屋の打ち上げたものなのか紹介する意味で叫ばれだしたんだそうな。
しかし、玉屋はある時、花火製造中の失火によって火事を出してしまい、江戸を追われる事になりました。
こうして、「橋の上、玉屋、玉屋の声ばかり、なぜに鍵屋と言わぬ情(じょう=錠)なし」と言う歌も詠まれ、鍵屋を凌ぐほどの人気を博していた玉屋は、一代限りで失脚してしまったのですが、江戸の人々は玉屋の花火を惜しんで、鍵屋だけになってしまった花火大会で「玉屋」と掛け声を上げ続けたそうな。
あの掛け声には、実は悲しい歴史があったわけですね。
ちなみに鍵屋は、現在にいたるまで15代に渡り続いているそうです。
どうせ人が被るなら、おもいっきり被らしてやれと思いました。
リア充羨ましいなちっきしょう。
ラストの連打は大迫力です。
夏の終わりを告げるように、夏の終わりを惜しむように、盛大に轟音と共に夜空を照らす花火。
終わった後、帰り際の人の熱気が何だか切なく感じるラストなのでした。