こんにちは僕ぽち丸。
えー、突然ですけどもね。ぶり捌いたんですよぶり。寒ブリです。天然物ですよ奥さん。
何でこんな事になったのかつーと、友人が北海道に行ってまして、日ハムの優勝記念セールで安かったんだそうな。
てなわけで、一人暮らしの野郎4人でシェアしようぜ!って事になりましてね。
あいつなら燻製とか作ってるしブリぐらい捌けるだろ、多分。みたいなものっそいふわっとした理由で僕が捌く事になっちゃったわけです。
でまあ、何はともあれ
記念撮影。
いやこれ、マジで重いから。8キロぐらいあるそうですよ。
正直なめてました。やった事ねえけど魚の1匹くらい余裕だろwwwとか思ってた。
まずキッチンに入らない。とんでもねえ誤算ですよ。
さすがに上の格好だと前が見えない上に寒いので板前スタイルに着替えてレッツパーリィ。
まな板だと思った?残念、ちゃぶ台でした!
このぶりを見てくれ、こいつをどう思う?
すごく・・・大きいです・・・
生臭いのは承知してましたけど、実際匂ってみるとやっぱりえぐいですね。
キッチンのシンクでは小さすぎるので、風呂場で血抜きしたんですけど、どす黒い血がダバダバ出てきてB級ホラー映画さながらでしたよ。
頑張ってカマを取ってるところ。
秋刀魚とかアジとか、そのぐらいの大きさの魚なら三枚おろしぐらい出来ますけれど、こんなでっかい魚なんて当然捌いた事がないのでYOUTUBEとか見まくりました。
ちなみに、ネットで調べたブリの捌き方講座によると、
1、エラぶたをてで開いてエラの下に包丁を差し込んで、あごの下までエラを切り離す(両側)
2、アナルから包丁を差し込んであごまで腹を掻っ捌く
3、エラを手でつかんでハラワタごと引きずり出す
4、腹の中洗う
5、胸ビレの付け根から斜めに切り込んでカマを切り離す(両側)
6、腹身と背身の境目(白い皮と黒い皮の中間にあるうっすら黄色いライン)に沿って切る
7、背骨に沿ってそぐように切り離す
これで五枚おろしができるそうな。
まあ素人なので、切り口ぐちゃぐちゃになったり骨に引っかかったり大変でしたが何とか捌きました。
つーわけでとりあえずは刺身で。
ぶりトロですよ。あーもう、何これ。こんな旨いブリ食った事ねえ!
血合いの部分とかはブリしゃぶで。
てかね?これ成人男性4人で食べたんですよ。それも、かなりぶ厚く切ったんですけども。
でまあ、ネットでお取り寄せの値段調べてビックリ。天然ぶりしゃぶ4~5人前で8500円ですって。マジかよ。
で、凄いなと思ったのがね。
さばいた直後に食った時は本気でこの世のものとは思えないレベルの旨さだったんですよ。
しかし、ブリしゃぶしながらしばらく時間たった奴を生で食うと、2時間くらいでもう生臭くなってんのね。
友人がこのぶりを買うときに「めんどくさいからワタ取って血抜きしといてくれ」って言ったら断られたらしいんですけれど、理由が良く分かりました。さすが漁師、良く分かってるんだなぁ。
あともちろんぶりカマも焼いたんですが、残念ながら写真を撮り忘れてました。残念。
翌日はぶりユッケ海鮮丼。あと切り身。
骨とか皮についた身をスプーンで丁寧にこそぎ落して、あと捌くときにぐちゃぐちゃになった断面とか刺身の切れっぱしとかを適当に乱切りしてタッパに入れて塩を混ぜて1日置いておくと、ドリップって血やら生臭い水分やらが混じった汁が出てきます。
ドリップを捨てたら、めんつゆ、みりん、酒、砂糖、ごま油、豆板醤、ゴマ、ネギ、大葉を混ぜたらユッケ完成。
分量とか全部適当なのでレシピとして成立して無い。
これをご飯にどさーっと乗っけて卵黄を落とせば最強。マジ最強。
鮭?いくら?かに?なにそれwwwwぶり最強だろwwwwwww
と本気で言いたくなるくらいのぶり無双。
んで、その翌日は燻製にしました。
個人的な見解ですが、魚は脂が乗ってれば乗ってるほど燻製に合うと思うんですよ。
つまり、シャケ、サバ、サンマ、ほっけ、アジなどなど。青物なら特に良し。
当然ぶりもこの要件に該当します。まずいわけが無い。
しかしながら、楽しいときはあっという間に過ぎ去るもので。
とうとう昨日、ぶりを食べつくしてしまったんですよね。
ついのすみかぶりフェスティバル、最後を飾るのは、ぶり燻製の焼きおにぎり出汁茶漬け。
もうね、名前がおいしいでしょ。現物はもっと旨いぜ。
名前の通り、おにぎりを表面パリッパリになるまでコンロで焼いて、ぶりの燻製ほぐしたやつをどさっと乗っけて、ネギとゴマぶち込んで、かつおだしとしょうゆをぶっ掛けただけ。なんかクックパッドに載ってそうだな。「絶品!かんたん焼きおにぎり出汁茶漬け!」とかって。お茶漬けのレシピとかどっかに需要あんのかよとか思いますけど。
ぶりとは全然関係無いんですけど、最近思うんですけどね。
クックパッドって便利なもんで、一人暮らししてる人は一度は見たことあると言っても過言ではないんですけれども、何かこう、たまに見ててイラっとするんですよね。
手や時間の掛かる料理や一般的でない食材を作る料理は作り方も必要だろうし、定番料理のアレンジなんかを紹介しあうというのは主婦にとっては重要な情報交換でしょう。難しい料理を意外なもので簡単に作ってしまう方法とか、まさにクックパッドの存在意義そのものであるとすら言えます。
でもね、この「ぶり燻製の焼きおにぎり出汁茶漬け」みたいな、こんなもんわざわざレシピ化するまでもねえだろ、何となく分かるんだから適当に作れよ。みたいな、そんなもんまでレシピにがあるのが納得いかねえ。
例えばですけど、もやし炒めってあるじゃないすか。こんなもん、作り方知らない人居ますかね?
知らないにしても、人生で1回でももやし炒め食った事があったら、普通に分かるじゃないですか。
油引いてもやし炒めて塩コショウで出来上がり!じゃないですか。そんなもんまでクックパッドにレシピ載せる必要あるか?って話なんです。
あまつさえ、ちょっとクックパッドでもやし炒めのレシピ見てきましたけどね。
●ウェイパー(なければ鶏がらスープの素)小さじ1
1豚肉は一口大に切り、モヤシは洗って水をよく切っておく。●の合わせ調味料を作りあらかじめ準備しておく。
2フライパンに油を敷きにんにくを投入。香りが出てきたら強火にして豚肉をさっと炒める。白くなってきたら塩こしょうする。
3すかさずもやしを投入しササッといためる。油がなじみ火が通ったら一気に合わせ調味料を入れる。
4合わせ調味量が全体に絡んだらお皿に盛りつけて出来上がり!あっという間にできちゃうよん♪
こんな事書いてやがるわけですよ。
いやまあ、これ自体はいいんだ。さっきも書いたけど、「もやし炒めと言う定番料理のアレンジ」と言う観点からは間違ってない。せやけども。
この料理のタイトルね、
「簡単!豚もやし炒め!」って言うのですよ。
お前ナメてんのかと。ちょっとそこ座れお前。正座な。
いいか?お前、簡単ってタイトルつけたよな?つまり、簡単なんだな?普通に豚もやし炒め作るより簡単に出来るんだな、あぁ?
合わせ調味料て何やねんボケ。普通のもやし炒めの3倍ぐらい手間かかってるやないかい。
これで、料理のタイトルが「ちょっと手の込んだもやし炒め」とか「豚もやし炒め上級編」とかだったら納得いったよ。油しいてもやし炒めて塩こしょうするだけより難しいからな。
普通ののモヤシ炒めより簡単じゃないくせに簡単に簡単とか名乗るなボケが。
と、こう思うわけです。
何か、ちょっと「あーこのお茶漬けとかクックパッドありそうだなー」って思ってちょっと書いただけで、自分でもビックリするぐらいすらすらとクックパッドの悪口出てきて我ながら驚いてるんですけれど、マジでちょっと載せるレシピ絞ったほうがいいんじゃねえのかクックパッド。
とまあ、ぶりとは全く関係ないオチでぶりフェス終了。またやりたいなぁ。
[2回]
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