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こんにちは僕ぽち丸。
このブログを何度かご覧の皆さはご存知の通り、僕はいささか誇大妄想癖がございまして、ブログを開設するに当たっての目標に、侍魂クラスの人気者になる、そしてブログ書籍化と言うものがあります。
まあ、時代も変わって、昨今では文章で楽しませるテキストサイトやブログと言うのはやや下火で、こと個人ブログに関しては趣味やお買い物などの生活に即した役に立つ情報か、さもなきゃ絵や写真など自分のクリエイティビティを発信するものがメインとなり、「笑える」「泣ける」などのエンターテイメント性に関しては動画サイトや2ちゃんねるなんかのまとめサイトに押されてると言うのが現状でございます。
エンタメ性と言うのがまた厄介なもので。
文字ではどう足掻いても動画の訴求力には敵いませんし、個人の知識・話題・興味では毎日何十万件(もっとか?)の書き込みがある2ちゃんねるのネタの豊富さや幅広さには敵わないわけですよ。
つまり、書き物をメインとしたテキストサイト・ブログの現状は、イオンに客をゴッソリ取られて青息吐息の寂れた街の商店街みたいな感じなわけです。
商店街の店主達は頭を悩ませます。
このままではいけない。
この歴史ある商店街が潰れてしまう。
卸問屋を介していては、独自の流通ルートを持つゼネラルマーチャンダイズストアには商品の品揃えも値段も太刀打ちできない。
しかし、自分達の生活の為に、何より少ないながらも毎日来てくれる常連客の為に、店にシャッターを降ろすわけには行かない・・・!
どうすれば良いんだ、どうすれば・・・!!
商店街の寄り合いから帰ってきた八百屋の店主は、じっと店を見つめます。
苦い顔で帰ってきた父を心配する母と娘。
「お父ちゃん・・・やっぱり今日も、良い案出なかったん・・・?」
「あぁ・・・もう・・・アカンかもな・・・」
「お父ちゃん、大丈夫やて!もうすぐウチも大学卒業やし、街で働いてお父ちゃんとお母ちゃんくらい養えるわ!」
「アホ言え。まだ頭も足腰もしっかりしとるのに娘の世話になる親がどこにおる。お母さんと二人ぐらいやったら何とでもなるから、お前はさっさと嫁行く心配せえw」
「せやけど、お父ちゃん・・・ウチ、この店が・・・この商店街が好きなんや!この店無くなるの嫌や!ウチかて何かしたい!」
「気持ちは分かるけどな、どないも・・・いや、待てよ・・・?商品で太刀打ちできへんねやったら、それ以外で・・・商店街だけの地域通貨をおまけでつける・・・?いや、どの店も火の車や、それは我がの首絞めることになりかねん。それよりも・・・商店街に来るのが楽しくなるメリットを・・・」
「お父ちゃん・・・?」
父の眼は、店の隅に置かれた段ボールを見つめていた・・・
「娘よ」
「な、何?」
「やってくれるか」
「ウチに出来る事やったら・・・」
「もしかしたらな、お前は就職も・・・結婚も出来なくなるかも知れん。出来たとしても、友達よりかなり遅れるやろ。それでも・・・やるか?」
「・・・」
「・・・」
「・・・お父ちゃん、覚えてる?ウチが小さいとき、『大きくなったらお父ちゃんのお嫁さんになる!』って言ってたん」
「・・・あぁ。あれは嬉しかったなぁ」
「大きくなって、お父ちゃんの事『好き』って気持ちと結婚の『好き』とは違うって分かったけどな・・・お父ちゃんのこと好きな気持ちは、今でも変わらへんよ・・・」
「なんや、改まって」
「お父ちゃんとは結婚できへんけどな。ウチ・・・お父ちゃんが愛してる商店街と結婚する!」
――こうして
やななが誕生した。
かどうかは全く知りませんけど、やななって大変だなぁと思ったりするわけで。
やななをご存じない方の為に説明しますと、
本名 やなが せいこ(柳ケ瀬行こ!)
身長 160cmくらい
体重 ひみつ
3サイズ トップシークレット
柳ケ瀬アクアージュに住む人魚「やなが せいこ」は、人間のながせ君に恋をしましたが、
西の魔女に魔法をかけられ、ゆるキャラ「やなな」になってしまいました。
魔法で虹の海まで飛ばされてしまった「やなな」は、途中鮎のアユミに会い、
長良川まで案内してもらいながら、一路柳ケ瀬を目指しました。
無事柳ケ瀬にたどり着いたやななは、ひょんな事から柳ケ瀬の町おこしをすることに?!
と言う、岐阜の柳ケ瀬商店街のゆるキャラなんですけどね。
まあ、詳しくはやななの公式HP見てください。
まあね、中の人って大変なわけですよ。
着ぐるみだったらまだ中身が入れ替わっても身長がそこまでひどく違わなければ分かりませんけどね、やななは首から下フツーの人間なわけで、そう簡単に中の人を変えるわけにいかないんですよね。
何ですか。中の人など居ないとか。いつまで夢見てるんですかあなたたちは。
いい加減認めなさいよ。
誰も言わないんだったら、常に何かに反逆し続けてきたロッケンローラーぽち丸が言ってやりますよ。
あのやたらと芸達者な緑色のクリーチャーにも、
原作者ですら血祭りに上げちゃった滋賀の猫にも、
ブサイクブサイク言われ続けてどう見てもそっちの方が適任っぽい対抗馬キャラ色々作られたけど最終的に全て力でねじ伏せて公式キャラクターの座を固持したイカれた小坊主にも、
賠償金で飯食ってんじゃねーのって感じすらある千葉浦安の某ネズミ一味にも全部中の人が居るわけですよ。
まあ、こんな事ネットで発信しようモンならいつ黒服着た外人に連れ去られてどっかの僻地で何とかランドオープン予定地の開墾作業に従事させられるか分かったもんじゃないんですけどね。
こいつら、ゆるキャラとか言ってるくせにそこら辺全然ゆるくないどころか、めちゃめちゃシビアで容赦ありませんからね。マジで。
それでも僕は言わずに居られなかった。
誰かが「王様は裸だ!」と叫ばなければ世の中は何も変わらないわけですよ。
話が逸れたんで元に戻しますけど、やななの中の人ってね、もしかしたら、商店街を何とかしたい!救いたい!!って気持ちと、普通に就職して、普通に遊んで、良い人と結婚して、普通に普通の幸せを掴みたいと言うアンビバレンツに悩む普通の女の子なのかも知れないなぁ、って思ったらね、僕はやななが愛おしくてたまらないわけですよ。