こんにちは僕ぽち丸。
太陽の日差しも段々と容赦が無くなり、セミもミンミン鳴きだして、いよいよ夏本番って感じですね。
夏と言えば!
海!
花火!
コパトゥーン!
そして怖い話!
と言うわけで、今日はぽち丸が実際に経験した怖い話をご紹介しましょう。
僕は自分に霊感とやらがあるのか無いのかあんまり興味無いんですが、自称霊感のある人にはほとんど
「ぽち丸は絶対霊感ある!」と言われます。
まあ割りと図太い性格なもんで、今まで何度か不可解な出来事には遭遇したものの、
全部「ま、いっかぁ」で済ませてきたんですけどね。O型バンザイ。
そんな僕が大学生の頃、とある格闘技をする部に所属しておりました。
そんで、大学生の長い夏休み、もちろん夏合宿なんてものに行くわけですよ。
きっつい練習を終えてとうとう最終日。
最終日には、もちろん打ち上げがあるわけで。
体育会系の大学生なりの、
今考えたらとんでもなくうぜぇテンションで大騒ぎしてたんですけどね。
山奥の合宿所で、僕らの貸切状態だったので宿の人以外にはきっと迷惑掛けてないと信じたい。
んで、うちの部の伝統行事で、最終日の夜に打ち上げして酔っ払ったテンションで行う
「深夜練」と言うのがあるんですよ。
何するかっつーと、
皆で外に出て、月明かりの下で全裸組手やるんですけどね。
女子マネージャーよく辞めなかったよなぁ。訴えられてもおかしくないわ。
一年生に全裸で腕ひしぎとか、
三本目の足による幻の突き蹴りとか、それこそ
今そんな事やってtwitterにでもつぶやこうモンなら退学に追い込まれるくらい叩かれそうな事やってたんですよ。まあ、若気の至りって事で大目に見てください。
んで、全裸組手が終わった後はクールダウンがてら
全裸肝試しに行くんですよ。
事前に宿の人にどっか肝試しできる場所ないですか?って聞きましてね。
周りはほとんど山なんで、特に面白そうな物とかなかったんですけど、とあるルートを教えてもらいました。
ぽち丸「何か、幽霊とか出るんですか?」
宿のオッサン「
ん、幽霊は出ないけど熊が出るよ」
とか、
結構素でシャレになってない事言われまして、二人か三人で一組とかになって行ったんですけどね。
ぽち丸が山道歩いてると、茂みがガサガサ言うわけですよ。
やべえええマジで熊出たか!?
そう思ってもちろん身構えるわけですよ。
格闘技やってるけどさすがに熊はちょっとなぁ・・・どうやって逃げよう!?
そんなこと思いながら、とりあえず大声出す準備するんですけどね。
茂みからガサガサ出てきたのは・・・何と・・・
スッポンポンの男でした。
うお、熊じゃなくて変態が出たか!?と思って身構えましたけど、いやまあ、そう言えば僕もスッポンポンなわけですよね。
何のことは無い、先に行った組の後輩が後から来る奴を脅かそうと隠れてただけみたいなんですが。
ところが、その後輩の様子がおかしいんです。
茂みから出てくるなり、僕に目もくれずに
「う、うわぁぁああああ!!!」
って叫んで逃げ出すわけですよね。
山奥に。
肝試しルートからはずれてガチ山の方向だったんでこりゃマズイと思って追いかけたんですが、姿を見失いました。
まあ、遭難するような山ではありませんが、全裸ですし懐中電灯も持ってないですし山道ですし、とりあえず宿に戻って懐中電灯を借りて、全員で後輩が走ってった方向に探しに行ったんですね。
全裸で。
部員総動員で全裸山狩りした結果、後輩を無事発見しました。
山を流れる小川で何やら必死にウンウン唸ってます。
ぽち丸「おい、どうした?怪我したか?」
懐中電灯を向けて声をかけるとね、後輩、途方に暮れた顔で立ち上がって
後輩「ぽち丸さん・・・どうしたらいいですか・・・!?」
って泣きそうなのよ。
どーしたんだつって、ふと見るとね。
うん、あの、何て言うか。
チンコが2本ついてるんだよ。
えっ、何。ドッペルゲンガー?
自分のドッペルゲンガーと出会うと死ぬと言われてるけど、もしかして
コイツのジュニアはここでお陀仏か!?
と一瞬思ったんですけど、懐中電灯で照らしてよく見てみるとね。
血吸ってパンパンに膨らんだ山蛭でした。
ぽち丸「うわ!キモッ!!こっち来んな!!」
ダッシュで逃げるぽち丸。
後輩「待ってくださいよぉ~~!!」
泣きそうな顔で両手を前に突き出しながらペタペタと走って追いかけてくる後輩。
何と言うか、
山道を泣きながら全裸で追いかけてくる妖怪って言われたら納得しそうな感じでした。
ぽち丸が心底恐怖した体験でした・・・
んで、逃げてる最中にふと気付いた事があります。
もちろん山道を大声出してキャッキャ言いながら走ってたため、山狩りしてたほかの連中も僕らの声に気付いてこっち見るんですよね。
まあ、懐中電灯も数本しかないし、走ってるので全員の顔が見えるわけじゃないんですけど、月明かりで何となく輪郭は見えるわけです。
・・・ところで、良くある怖い話のパターンで、こういうの聞いたことありませんか?
いつの間にか足音が一人分多いとか、
誰か分からないけど人数が増えてるとか。なんつーか、いつの間にか人数増えてる系。
うん、あのね。
逃げながら見えてる人影がね、明らかに多いのよ。
でまあ、人数増える系の怖い話ってさ、増えるのはせいぜい一人じゃないですか。
3人で肝試し行って、帰りにファミレス寄ったら水が4つ出てくるとか。
ところがね、その当時部員30人くらい居たわけで、しかもあたり真っ暗で輪郭くらいしか見えないし、もちろん人数かぞえながら走ってたわけでもないんですよね。
よーするに、一人二人くらい増えててもぽち丸が気付くわけ無いんですよ。
うん、あのね。
めっちゃ増えてるの。10人くらい。
パっと見て多すぎる数の人影が見えたわけですよ。
あ、アレ!?とか思って、そのまま走って最初に宿に戻って、後から帰ってくる部員の数をそれとなく数えても、もちろん増えてるなんて事も無く。
あれは一体、何だったのでしょうか・・・?
ま、いっかぁ。
[1回]
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