こんにちは僕ぽち丸。
荒川にアザラシ出現と言うニュースをみました。
数年前に多摩川に出現した
タマちゃんやら宮城の南三陸町(当時歌津町)に出現した
ウタちゃん、新潟県の加治川に現れた
カジちゃん、徳島県の那賀川に現れた
ナカちゃんなど、先達の影響からか荒川のアラちゃんとか呼ばれてるみたいで、まあ大変な大騒ぎなわけです。
アザラシたちがやたらと現れるようになった理由は一体何故なのでしょうね。
ツイッター見てみると、またもや福島の原発事故と絡めてる人たちも居たりしました。何でも、汚染された冷却水が海に流出してそれから逃げてきたとか何とか。あれ、アザラシって福島が故郷でしたっけ?
まあそんなこんなで昨今は猫も杓子も福島原発のせいにして、形が悪くて出荷からハネられた青果は全部奇形ですし、偏頭痛とか生理不順とか季節の変わり目でなんとなく体がだるくて熱っぽいとかくしゃみや咳が出るのも全部放射能が悪いのに東電と政府は隠蔽してるので、きっと荒川にアザラシが来たのも東電と政府が悪いに決まってます。
しかし、それ以外に理由があるとしたら?
いったい彼らアザラシたちは、どういう意図を持ってやってきてるんでしょうか。ちょっと仮説を立てて検証してみましょう。
☆仮説その1 アザラシ界のジャパンブーム説☆
アザラシ界では今、空前のジャパンブーム。スシ、ゲイシャ、サムライ、フジヤマ、サクラ、フンドシ、オチャヅケなど数々の文化がアザラシ界に流入し、日本へ旅行する事がアザラシ富裕層の中でのステータスに。
「ミシュランガイド星5つの、天敵のクマや鮫の居ない快適な空間でおもてなし。さらに、ルームサービスで1日3食ホタテやサバを投げ入れがあるので慌しく食料を確保する必要もありません。他のアザラシの居ないプライベートリバーを貸しきり、優雅でラグジュアリーな旅をお楽しみ下さい。
ご連絡は㈱北氷洋トラベルまで」
とか、こんな広告がアザラシ界のブルジョワジーの中で大流行しているのかもしれません。
しかし、しかしですよ?
現在はリーマンショックの影響で米ドルはガタガタ、ギリシャ問題でユーロも撃沈、中国元も10兆元超もの地方債務を抱えてあっぷあっぷしてるこの状況、円も停滞してるとは言え比較的安定しており、相対的に見て円高なわけです。
つまり、日本から外国に旅行に出る分には為替有利ですけれど、外国から日本に旅行に来るのは厳しい状況なわけですね。
えっと、アザラシ界の通貨単位知りませんけど、多分ホタテか何か使ってるんでしょう。
今の円:ホタテの為替レートは、1kg(約44ホタテ)で980円だそうです。(
Amazon調べ )
つまり、1ホタテ=約22円30銭。ホタテと言えば結構な高級食材のイメージでしたが、こんなに安くなってるんです。
高級なイメージがあるという事は昔はもっと高かったという事。という事はもちろん、例えば昔は1ホタテで100円に換算できたものが今は1ホタテで22円くらいにしかならないわけですから、アザラシ界から日本へ旅行するのに以前よりたくさんのホタテが必要になるわけです。
この円高ホタテ安のご時勢に来日するなんて、パリス・ヒルトンクラスの大金持ちか、社用で仕事に来るビジネスアザラシくらいしか居ないでしょう。
☆仮説その2 出稼ぎ労働アザラシ説☆
逆に考えて見ます。
彼らは旅行に来た富裕層ではなく、円パワーに幻想を抱いた貧民層なのではないか。
そんな彼らはジャパンドリームで一発当てて、円高ホタテ安のこのご時勢、祖国で帰りを待っている年老いた両親と子供達のためにせっせと働く出稼ぎ労働アザラシなのではないだろうかと。
「シャチョサン、ワタシ、コドモ、フタリ、オトサン、オカサン、オトート、イモート、メニーメニーカゾクネ!ガンバッテカセグヨー!シャチョサンマタキテネ!」とか言ってるんじゃなかろうかと。
まずいまずい、これはまずいですよ。
何たって、日本はそこら辺の川岸で寝てる野生の人間は臭い汚いとか言って中学生がエアガンでパスパス撃ったり行政が無理矢理退去させるくせに、そこら辺の川に浮いてる野生のアザラシには可愛いとか可哀想なんつってホタテを無償で恵んであげたり行政が「もっと居てください」とお願いするような人間よりもアザラシに優しい国です。
アザラシ界ではゴミ山でスクラップとか拾ったり、富裕層の住む街から出るホタテの貝殻を捨てる貝塚から食べ残しを漁って暮らしてたようなアザラシが、日本にきたら突然働かなくてもホタテをくれるし天敵のクマや鮫も居ないし、お大尽のような暮らしになるわけですよ。
それで、アザラシ界にある実家は出稼ぎ労働アザラシのおかげでゴミ山を漁る暮らしを卒業し、一番下の弟は学校に通えるまでに。それを見た近所のアザラシたちが我も我もと日本を目指すのは至極当然の流れ。
今にきっと、日本の河川は出稼ぎ労働アザラシたちで溢れかえります。そして彼らは声高に叫びだすのですよ。
「俺達は動物園で見世物にされるために故郷から無理矢理つれてこられた。そして今はこんな家庭排水や工業排水で汚染された川に閉じ込められ不当な差別を受けている!日本に謝罪と賠償を要求する!!」
「アザラシに永住権をよこせ!いいや外国アザラシ参政権もだ!俺らは日本で作った学校で反日教育するからお前らが校舎を建てろ!お前らが悪いんだから当然だこの小日本が!!」
まずい。非常にまずい。
外国アザラシ参政権なんて与えてしまった日には在日アザラシ政党が発足し、大量の組織票を得て日本の政治をアザラシが牛耳ると言う事にもなりかねません。
そう考えると、最初に日本に現れたタマちゃんに横浜市が住民票を与えるという前例を作ってしまったのは大失敗と言わざるをえないでしょう。これから選挙で投票を行う際は、候補者や政党の政治資金団体がどこかと言うのを良くチェックしなければなりませんね。
☆仮説その3 アザラシ帝国の侵略説☆
上に書いた状況は、あくまで平和的な日本の乗っ取りです。
いや全然平和的じゃないんですけど、少なくとも血は流れません。
しかし、もっと恐ろしいことも考えられます。
北の方の海で平和に静かに暮らしていたアザラシたちですが、海底油田やガス田の開発、人間によるホタテ乱獲のためにGDPが激減したアザラシ帝国。
このままでは生きて行けない。人間に開発や乱獲をやめてもらおう。場合によっては戦争も辞さず。
ギリギリまで武力衝突を避けるために、ホタテの水揚げ量の多い日本に特務外交官として派遣されたタマちゃん。しかし、言葉の壁に阻まれ日本国の中央政府とは会合できないままむなしく帰国するのだった。
その後、ウタちゃんやカジちゃんを派遣するも、日本政府は住み心地の良い外交官宿泊施設に特使をおき、毎日のように上質のホタテを与えるが会合の機会は与えない懐柔策をとるのだった。
業を煮やしたアザラシ帝国は、議会のなかでもタカ派のナカちゃんを派遣。
ナカちゃんは日本政府に強くつめより、懐柔策で与えられたホタテには見向きもしなかった。
その為、日本政府は高度な政治的判断により秘密裏にゴルゴ13にナカちゃん殺害を依頼。
ナカちゃんは帰らぬ人もとい帰らぬアザラシとなった。
これを機に、アザラシ帝国の反日感情が爆発。議会は一気に武力行使による解決に傾くのであった。
それから1年。
戦争の準備を整えたアザラシ帝国。その先遣兵として、荒川にアラちゃんが現れる。
9日に現れたアラちゃんは、偵察任務を終え、11日には姿を見せなくなる。
もしかしたら、アラちゃんが荒川に姿を見せたのはアザラシ帝国からの宣戦布告だったのかも知れません。
皆様、野生のアザラシを見かけた際は、充分にお気をつけ下さい。
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