こんにちは僕ぽち丸。
今日はとーちゃんとの思い出を語ってみようと思う。
結構アウトドア派で、友達とキャンプやバーベキューに行ったら結構見直されて、「
無人島に連れてくならぽち丸君だよねー」とか女の子に言われて調子に乗って勘違いして告白したら「
いやいやww無いわーwwww」ってフラれた事のあるぽち丸ですが、サバイバル能力はとーちゃんの足元にも及びません。
僕は日頃、「俺と無人島に行ったら3食困らせないぜ!」とうそぶいていますが、多分
とーちゃんは無人島で相手を太らすくらいの勢いです。
何と言うか、僕のアウトドアの知識はあくまで書物がメイン。
つまりあくまで「
アウトドアレジャーとして楽しむ」範疇のものです。
が、とーちゃんのそれは「
人間が自然界で生きていくため」のもの。
何と言いますか、金を稼ぐとかそう言う意味でない、文字通りの意味での生活力と言いますか、
野生の人間ってこういう事言うんだなぁ・・・と言う感じ。
まだ僕が学生だった頃。
とーちゃんとキャンプに出かけた事があります。
目的地に着くと同時にガサガサと山に分け入り、姿をくらますとーちゃん。
完全に置いてけぼりにされた僕は、仕方ないので目的であった、当時流行りだしてたフライフィッシングをやってました。釣れませんでしたがw
で、日が暮れてテントに帰るとカレーが出来上がってたわけです。
で、それを食べてみると何かおかしい。
やたら具だくさん。
出発前に見たのはレトルトカレーじゃなくてカレールーだったはず。
肉や野菜などの生鮮食料品は持ってきてない。
じゃあこのカレーに思いっきり入ってる肉とか野菜は一体何?
ぽち丸「・・・とーちゃん、この野菜何?」
とーちゃん「キャベツ!」
ぽち丸「・・・どっから持ってきたの・・・?」
とーちゃん「
ん、そこらにいっぱい生えてたぞ!」
ぽち丸「
とーちゃんそれ雑草」
とーちゃん「知らんのか。カレーにキャベツ入れると甘味が出てうまいんだぜ。
そーだかーちゃんに持って帰ってやろう」
ぽち丸「だからキャベツじゃねーって。思いっきり苦いよこれ。
あとかーちゃん絶対怒るからやめとけ」
とーちゃん「えー・・・」
ぽち丸「んで、この
木の根っこみたいなの何?」
とーちゃん「
・・・にんじん?」
ぽち丸「
わかんねーもん入れんなよ!」
とーちゃん「
大丈夫だって、猪が食ってたし!」
ぽち丸「
そう言う問題かよ!?じゃあこの肉何?まさか猪!?」
とーちゃん「
さすがに猪は無いわ。素人じゃ無理。常識で考えろお前」
ぽち丸「お前に常識言われたくねーよ!」
とーちゃん「
これはほら、アレだよ。鳥?」
ぽち丸「
だから何で疑問系なんだよ!自分でも良く分からんもん入れんじゃねえ!」
とーちゃん「大丈夫だって!
山で食えない動物は居ないから!」
山鳩とかキジとかチャボとか、多分その辺だと思います。
翌日、思いっきり腹壊してテント周辺から動けなかったぽち丸を尻目に、「
釣竿なんか邪魔なだけだろ、素人かお前」と言いつつ僕の道具から持っていった釣り糸と針だけで、そこらの石めくって捕まえた虫をエサにして魚釣りを楽しむとーちゃんでした。
しかも俺より釣ってやがった。
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