こんにちは僕ぽち丸。
いやもうね、最近は猫も杓子もステマステマなんつって、褒めればステマ、貶せばネガキャン、嫌いな奴らは工作員ってな風潮ですね。
とりあえずもうなんでも適当にステマって言っとけばいいじゃんみたいな感じなんですけども、そもそもこのステマってのは一体何なのか。
まあ、ご存知の方は別に今更説明する必要もありませんけれど、ステマつーのはステルスマーケティングの略だそうです。
ステルスマーケティング (Stealth Marketing) とは消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることである。略して『ステマ』とも呼ばれる。
具体的には、あたかも客観的な記事を装った広告や、影響力のあるブロガーが報酬を得ていることを明示せずに、第三者的な立場を偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行うことなどがあげられる。(Wikipediaより)
まあ要するに、主にネット上でのサクラってなわけですね。
今このステマが大流行で、何か良く分からないけどステマステマ言っとけばナウなヤングにバカ受けだそうです。
ところで、なぜ突如としてこのステマって言葉が流行しだしたのかっつーとですね、
「やらおん」と言うアニメ・マンガ・ゲームなどのを紹介する超大手個人ブログがあった。
ここは以前から特定の製作会社のアニメを極端に持ち上げ、他の製作会社の作品を貶すことが多く、『裏のつながり』を疑われてた
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「シャフト」と言う製作会社の公式ページにあるamazonの通販リンクが、なぜか「やらおん」に広告収入が入るアフィリエイトのタグになっていた
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2ちゃん(ってかν速)でお祭り。突如としてやたらと何でもかんでもステマを連呼する人々が沸き始める
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当初は工作員がステマと言う言葉を広く浸透させ、陳腐化させて「もーいいよ飽きた」と沈静化させる狙いがあったものと思われるが、なぜか2ちゃん住人まで一緒になってステマステマと連呼しはじめる
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twitterやら何やら色んなところにステマ祭りが派生
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アフィリエイト収入で成り立っていた…と言うか、直接的に書くとステマの「サクラ」として機能してた2ちゃんまとめ系ブログがスレもレスも「ステマ」だらけでまともに更新できない
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実はステマ連呼は、「まとめブログがまともに更新できない=広告媒体としての価値が無くなるのでステマが減る」と言う、2ちゃんねるを今より更に価値の無いゴミ溜めにしてでもステマ業者を潰そうと言う住人による壮大な自爆テロだったのだ!
とまあ、調べてみると大体こんな感じ。だと思うんですけど、間違ってるところがあったら指摘してください。
ステマステマ言うのはステマ業者のステマなんて分かるような分からないような事を言う人もいたりして、まあ何て言うのかな、匿名ゆえに本音で語れるというのを標榜していたネットが、実は今までステマに踊らされてたのがけったクソ悪いという訳で大騒ぎになってるわけですね。
うん、何ていうかね。
情強気取りざまぁぁああああwwwwww
ねぇねぇ、情弱ってバカにしてた人らと同じように騙されてたわけだけど
今どんな気持ち?今、どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち?
ネット徘徊して「マスゴミに踊らされる情弱ざまぁww」とか言って散々情強気取りしてたのに結局自分も印象操作されてたとか、ププッwwwメシウマwwwww
まあ、実際にはステマ連呼厨にもいくつか種類があるみたいでして、
1、上記に書いた、今まで騙されてたのがけったクソ悪いからステマ業者を潰したい自爆テロリスト
2、「ステマだろ」と言う事で自分は騙されて無いぞアピールしたい情強気取り
3、ステマとかどーでもいいけどとりあえずステマステマ言って誰かを煽りたいネクラ
4、ステマってよく分かんないけど流行ってるみたいだしとりあえず乗っかってるだけの相変わらず情弱のなう民
大体こんなところでしょうか。ちなみに僕は4番です。
さてさて、ステマをわかりやすく解説するつもりがいい加減ゲシュタルト崩壊してきて結局良く分からなくなってきたところで、ステマの歴史について調べてみました。
ステマと言う言葉がマーケティング市場に登場するのは、古くはソニーのポータブルラジオの時代からあったといわれています。
例えば、ソニー製品を扱っていない街の電器店にソニーのサクラが「ソニーのラジオはないか」と来店して訪ね、しばらくした後にソニーの営業マンがその店を訪ねるというもの。
ソニーはステマを多用して効果的に売り上げを伸ばして行ったとか。
しかし、ソニーのこのマーケティング手法にもモデルがあったのはご存知だろうか?
中国の清朝時代、鎖国政策を敷いていたが、外患の脅威を恐れた王朝は国民に武術を奨励し、それに伴って数多くの武術道場が開かれた。
その中で新興でありながら清後期には最大勢力を誇るようになったのが嵩 照枢(すう てるすう)を開祖とする嵩家流武術である。
武術の才と同時に類稀な商才にも恵まれた照枢は、競合する道場が多い中で何とか門下生を確保しようと様々な宣伝を行った。
・暴漢に扮した門下生に商店などを襲わせ、照枢自らが退治(した振りを)する。その後、更正のためと称して衆目の前で暴漢を門下生に加えるパフォーマンスを行う。
・一般市民に扮した門下生に、居酒屋などで大声で武術道場批評などをさせる。
この様な手法で嵩家流武術には多くの門下生が集まり、その中からまた多くの才ある武術家が誕生した。
照枢が行った広告手段は後の世に宣伝手法として広く認知され、嵩 照枢は死後に商売の神として祭られる事となり、更に「ステルスマーケティング」の語源となった事は有名である。
(民明書房刊 『中国武術もまた商売である』より)
皆さんお分かりの通り、この記事は民明書房のステマですのでくれぐれも鵜呑みにしないようにお願いします。
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