こんにちは僕ぽち丸。
以前のモノ語りで、ワークブーツの定番であるred wing、アイリッシュセッターの875をご紹介しました。
(
http://tsuinosumika.iku4.com/Entry/63/)
僕みたいにサッパリ中身がない男ですら、否、
僕みたいにサッパリ中身がない男だからこそ、無骨で頑丈な機能美を持つ質実剛健なモノに憧れるわけです。
革製品ですので、長持ちするかどうかは日頃のお手入れが物を言うわけですが、どーにもめんどくさい・・・
そこまで頻繁にやるのも面倒だし、靴磨きにそれほど時間をかけるのも面倒ですね。
まして、革靴の手入れの方法を検索すると、大手靴メーカーやショップ、はたまたオシャレを扱った個人ブログまで数多くがヒットしますが、おおむね同じような事は書いているものの、
使う道具ややり方が微妙に違ってて結局何が正解なの?って感じです。
んでまあ、上の紹介記事を書いた後、「red wing 手入れ」などで検索して来る人が結構居ました。
紹介記事でもごく簡単に手入れの方法は書いてあるんですが、
今回は実際にどーやって手入れするのか?手入れしたらどれぐらい変わるのか?を少し詳しく書いてみます。
・ブーツ履いてるけど、定期的なメンテナンスがめんどくさい人向け。
・あくまで僕のやり方であり、Red wing本家や靴メーカーが推奨する方法ではない。
・ショップ店員さんや靴の手入れに気を使う人が見たら発狂しかねないやり方かも。
・でも、僕は10年近く何の問題もなく履き続けている。
以上の点をご了承の上ご覧いただきたいと思います。
さてさて、まずはこちらが今回手入れする靴です。
Irish Setter 875、以前僕が紹介した写真の靴です。
以前使った写真と比べて、
つま先に少しキズが増え、オイルが切れて渇いており、全体的に埃っぽいのが分かると思います。
次に、使うもの。
ブラシ。靴屋さんで80円くらい。
わざわざ用意するのが面倒なら使わなくなった歯ブラシか何かで良いんじゃないでしょうか。
オイル。
安心と実績のKIWIです。
レッドウイング純正の物もありますが、僕がアイリッシュセッターを買った時に店員さんに勧められたのはこっちでした。
多分、どれ使っても素人目にはそんなに変わらないと思います。
こだわる人はこだわれば良いと思いますが、どんな靴にも使える全色用がおすすめ。
布切れ。タオルよりも毛足が短い雑巾とかのが良いかも。ブーツに毛がついてしまいますので。
一番良いのは要らなくなったTシャツだそうです。あと、仕上げ用のストッキング。
実家住まいの人はかーちゃんや奥さんの伝線したやつ貰えば良いと思いますが、一人暮らしの男性は持ってないと思うので100均で買いましょう。
男がストッキング買うの恥ずかしいと思いますが、靴用のブラシと一緒に購入すればきっと店員さんも分かってくれるはず!
それでも恥ずかしい人は、
化粧品や付けまつげと一緒に購入すればきっと店員さんは目を合わせずにレジ打ってくれるから恥ずかしくありません。
まずはブラッシング。
ワサーーっと全体的に埃を落としましょう。
この辺とかに埃が溜まってるのでがんばってかき出します。
ブラッシングしてもまだ埃っぽい時は、タオルでさーっとひと撫で乾拭きします。
タオルにクリームを取ります。結構たっぷり。
でもって、全体的にチョンチョンチョンと付けていきます。
キズがあるところやオイルが乾ききってるところを重点的に。
と言うか、それ以外はつけないくらいで構わないと思います。オイル乾きは革製品の寿命を早めますが、オイル塗りすぎもまた寿命を早めるのです。
それから、タオルでオイルをさーっと伸ばすわけですな。
力は全く要りません。薄く延ばしてすり込むようにサーっと満遍なく。
汚れてナンボの靴なので、
クリーナーで汚れ落としなんてしません。
使いすぎて
味って言うより見た目汚くなった時(1年~3年に1回くらい?)は使います。
あと、靴紐も外しません。ベロはまあ、指が届く範囲で。
どうしても革がカラカラに乾いてる時は外すかもしれませんが、あんまり記憶にないなぁ。
上の方で
ショップ店員さんや靴の手入れに気を使う人が見たら発狂しかねないやり方かもと書いたのはまさしくこの為。そう言う方が書いてる手入れ方法の記事見ると、
1時間や2時間掛けるのは当たり前、下手したら丸1日乾燥させて~とか書いてあります。
ですが、個人的には
こんな頑丈な靴をそこまで過保護に甘やかす必要全く無いと思います。
オイルを塗り終わりました。
最初の画像と比べて傷が目立たなく、革に潤いがあるのが分かるでしょうか。
分からないとすれば僕の写真の技術かあなたがお使いのモニタの描画性能のせいです。きっと。
で、オイルをサーっと塗った後は仕上げの乾拭き。
ストッキングでつま先からさーっとふいていきます。革靴の仕上げ拭きにストッキングが良いってのはご存知の方多いと思います。
で、こう書いておいて何なんですが、
僕は手入れが終わった後のテカテカが好きなので毎回ストッキングで仕上げてますが、革の手入れと言う観点からは実は全く不要だと思います。
とは言え、まあテカテカすると「手入れしたぞー!」って気分になるので、まあこの辺はお好みでどうぞw
右がストッキング仕上げ後、左がストッキング仕上げ前です。
分からないとすれば僕の写真の技術かあなたがお使いのモニタの以下略。
て言うか、右が手入れ後、左が手入れ前とかやるのが普通なんでしょうけど、
写真撮るまでそんな事全く思いつきませんでした。
両方仕上げ完了。
さてさて、長々と書きましたが、要約すると
1、埃を落とす
2、オイル塗り込む
3、ストッキングで仕上げ拭き
たったこれだけです。
時間にして10分ほどでしょうか。
頻度は、靴を見て「あー渇いてるなー」と思った時。大体2~3ヶ月に1回です。
この程度で、ひび割れもカビもなく10年履き続けています。
普段は密閉された靴箱には入れず、靴棚の上に置いてます。
通気性の確保がカビ発生を抑える一番の方法です。
ってなわけでモノ語り番外編、Red Wing Irish Setter 簡単お手入れ方でしたー。
[7回]
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