こんにちは僕ぽち丸。
とーちゃんの思い出シリーズ。
http://tsuinosumika.iku4.com/Entry/56/
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上のとーちゃんカレーの記事を見ていただければ分かりますが、
僕のとーちゃんは、野生児でした。
自由人すぎてとうとう
家庭からも自由になってしまったわけで、家族の誰一人として所在をはっきり知らないんです。
近所でチャリンコに乗ってどこかに出かけてるのを時折見るので、多分近所に住んでるんだろうとは思うんですが、いかんせん住所その他は誰も知りません。
あえて聞いてまで知りたくもないし、あえて聞かれない限り教えるつもりもないのでしょう。
この奇妙な関係は長年連れ添った家族なのに、と言うべきか、長年連れ添った家族だからこそ、と言うべきか。
まーそんなこんなで誰一人としてとーちゃんが今どこに住んでいるのか知らなかったわけですが、先日会社の帰りに近所のタバコを買って家に帰ろうとしたところ、背後から声をかけられました。
父
「おい!!」
ぽち丸「(ビクッ)
な、何!?親父か」
父
「おい、急げ!!」
ぽち丸「な、何が!?」
父「いいから家に来い!手伝え!!」
妙にあせっているとーちゃん。どーやら彼もちょうど会社帰りのようです。
ぽち丸「だから何!?家?」
父「うん、いいから早く!近いから!!偶然お前見つけてよかった!」
この焦りようはただ事じゃないなぁ。
まあ、何はともあれとーちゃんの家に向かいます。
家からすぐ近所のUR賃貸に住んでいた様子。
父「よし、手伝え!!」
家に上がるなり、靴を脱ぐのももどかしく、ベランダに直行するとーちゃん。
すわ、何事か!とベランダに飛び出したぽち丸が見たものは・・・
ベランダの
物干し竿に
いっぱいに広がった
ワカメ。
うん。ワカメ。
海藻です。
それがビローーーーンって物干し竿に干してあるの。
ぽち丸「な・・・なに、コレ?」
父
「ワカメ!」
ぽち丸「いや、
そうなんだけどそうじゃなくて。」
父「早く取り入れるの手伝え!虫がつく!!」
ぽち丸「え・・・えぇー・・・
漁師かよ・・・」
そう、何ととーちゃん、そこら辺の海で拾ってきたワカメを物干し竿いっぱいに干して会社に行ってたみたいです。
この物干し竿で、普通に洗濯物干すんだぜ。
何か暖簾みたいになってるワカメをかきわけて、物干し竿から違うものが出てきました。
生肉
とーちゃん、洗濯物干す物干し竿で干し肉作ってやがりましたよ。メキシコ人か。
とーちゃんはなぜだか、ちゃんとした文化住宅に住んでるにもかかわらずサバイバル生活を営んでいるようでした。
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