こんにちは僕ぽち丸。
僕の知人友人の間でナパーム女が大人気で、最近どこに行っても「あれからナパーム女どうなった?w」とヘラヘラ半笑いで聞かれる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いやもう、僕が面白がって色んなところで吹聴してるせいもありますけれど、最近誰と会っても「ナパーム女ww爆撃されたか?www」とか聞かれちゃう。もう大ブームですよ。
こりゃもうアレだね、今年の流行語大賞狙うっきゃないね!!
と言うわけで、流行語大賞って良く聞くけど詳しくは何なの?どうやったら受賞できるの?と言うのを調べてみました。
流行語大賞とは、「現代用語の基礎知識」でお馴染み自由国民社が主催する賞だそうです。
1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
1984年に創始。毎年12月上旬に発表。『
現代用語の基礎知識』読者審査員のアンケートから、上位語がノミネート語として選出され、そこから審査委員会によってトップテン語、年間大賞語が選ばれる。
審査委員会は、姜尚中(東大教授)、俵万智(歌人)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる(漫画家)、箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)、清水均(『現代用語の基礎知識』編集長)で構成される。(
新語・流行語大賞HPより)
だそうな。
なるほどなるほど。
一体どうすれば流行語大賞を受賞できるのでしょうか。
傾向と対策で考えて見ましょう。
まず、第一段階の選者は『現代用語の基礎知識の』読者審査員です。
すなわち、現代用語の基礎知識の購買層に広く受け入れられる語感・意味合いでないとノミネートすらされないと言う事。
現代用語の基礎知識の購買層とは一体どんな人たちなのか。
うーん。とりあえずは受験生でしょうか。僕も受験の頃に買った覚えがあります。
結局、ほとんど使いませんでしたけれどw
とは言え、多感な時期である彼らはほとんどがtwitterやmixi、アメーバピグなどのソーシャルメディアや、ニコ生なんかで自ら発信を行ってるわけでして、彼らに受け入れられたときの浸透力と言うのはなかなか侮れません。
あと、現代用語の基礎知識を仕事で使う層。
コピーライターや記者、編集者など、「言葉」を生業としている人は当然新語や流行語に非常に敏感ですので、当然現代用語の基礎知識とイミダスは毎年最新のものを購入している事でしょう。
彼らは自身の記事や著作、コピーに応用する為に現代用語の基礎知識を使いますので、色々な面で応用が利く語でなければいけません。
「ナパーム女」と言う言葉には、当然ながらその成立背景から昨今の風潮では目の仇にされがちな女性蔑視的な性質が多分に含まれています。
現代日本において女性と言うのは特権階級ですので、女性を敵に回すかのような言葉は使いにくいでしょう。
そこで、「ナパーム女」と言う呼称を少し改めることにします。
「まだ女としての魅力は終わってないから化粧品とか下着とか服買えよw」と言う企業各社の必死のマーケティングのお陰か分かりませんけど、最近は30代だろうが40代だろうが50代だろうがド厚かましくも「女子」と言う呼称を使うのが一般的なようですので、女の部分を女子に変更。
そして、女子だの男子だのの前に○○系とつけてカテゴライズすると少しまろやかな感じが出ます。
すなわち、「ナパーム系女子」。
僕が考え出した「ナパーム女」の意味合いとしては「踏んだら爆発する地雷女とは違い、高火力の爆発物による絨毯爆撃を仕掛けてくるかのようなアグレッシブさをもってる危険人物」と言う、まあお世辞にも誇らしいとはいえないレッテルなわけですけども、「ナパーム系女子」にすることによって、肉食系女子の上位版と言うか、コマンドーのような荒々しく激しいアグレッシブさと戦略爆撃のような冷静な戦術眼を兼ね備えた恋愛ソルジャーのような印象が出てくるわけですね。
下手をしたら女子の間で恋愛上手を指す冗談交じりの褒め言葉的に使われるようになるかもしれません。
まあ後の購買層は現代用語の基礎知識を純粋に読み物として読んでるような層ですけども、きっとそう言う人は最近の視聴者に擦り寄ってきた感じのNHKに眉をひそめるような似非知識人の保守老害が多いと思われるので、流行と言う概念には頭から拒否反応を起こしますので考慮しなくても構わないでしょう。
そうじゃなきゃラブ注入とかが去年の流行語になるわけねぇ。
さてさて、このような経緯で「ナパーム女」から「ナパーム系女子」に呼称を改めたわけですけども、今度はこの言葉を流行させる為の具体的な方策を考えなければなりません。
とにかく現代用語の基礎知識に新語として監修されるには、まずは多くの人に知ってもらうところから始めなければならないんですけども、これがなかなか難しい。
ITやソーシャルメディア、雑誌や書籍などの紙媒体、そしてマスメディアなど、影響力のある媒体に取り上げられるのが早道かつ王道なんですけれども、皆さんご存知の通り既存メディアとITメディアと言うのは根本的な部分で対立してまして、ネットを見ると「マスゴミ」は「捏造」や「偏向」ばっかりと言った論調がそこかしこで展開されていますし、既存メディアでは利権絡みの都合悪い部分も漏れ出てしまうからか知りませんけど「インターネットは犯罪者の巣窟」みたいに目の敵にしてる部分があります。
でもって、現代用語の基礎知識と言うのは当然既存メディアの一部である出版社から発売される出版物であって、その選者も当然ながら既存メディアの知識人層なわけですから、まあグダグダと書きましたが要するに「ネット発信の言葉は受賞しにくい」と言う事です。
ちょっとこれ見て欲しいんですけれど、過去3年間の流行語大賞受賞ワード。
2011年
なでしこジャパン、絆、スマホ、どじょう内閣、どや顔、帰宅難民、こだまでしょうか、3.11、風評被害、ラブ注入
2010年
ゲゲゲの、いい質問ですねぇ、イクメン、AKB48、女子会、脱小沢、食べるラー油、ととのいました、~~なう、無縁社会、何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信しました…それは仲間です
2009年
政権交代、こども店長、事業仕分け、新型インフルエンザ、草食男子、脱官僚、派遣切り、ファストファッション、ぼやき、歴女
この中でハッキリとネット発祥だと言えるのって、「なう」だけなんですよね。
対して、2010年の「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信しました…それは仲間です」ってのはハンカチ王子だか言われて天狗になった挙句選手として一番延びる時期にもったいぶってプロ入りを4年も引き伸ばし、大学野球のぬるま湯に浸りきってすっかりのぼせて鳴り物入りで挑戦したプロ初マウンドで火達磨にされて半泣きになってた半泣き王子こと小物投手の斉藤祐樹が発した言葉らしいんですけども、この言葉をついぞネットでは見たことない。
パロディですら見たこと無いわけで、どちらかと言うとネットが主な情報収集手段である僕から見ると本当に流行語かよこれ?とか思っちゃいます。
「大丈夫だ、問題ない」「~~してみた」「いいね!」「ブラック企業」など、「なう」以外にもたくさんネット発祥もしくはネット上で流行した言葉と言うのはあったはずなんですが、3年分で30語もあってネット発祥の流行語が「なう」だけってのは、やはりいささか恣意的なものを感じずにはいられません。
つまり、極端な話ネット上で誰も知らなくても、雑誌や書籍やマスメディアで取り上げられれば受賞できるという事。
えっと、まあ、まどろっこしいのもアレなんでサクッと書いちゃいますけど、要するに電通がマーケティングに使えると思ったら実際に流行してようと有名無実だろうと「ナパーム系女子」と言う言葉が露出する機会は増えるという事です。
と言う事はつまり、僕が流行語大賞を受賞する為には電通の関係者なりメディア人なりに目をつけてもらうために、「ナパーム系女子」と言う言葉を使ったマーケティング方法をプレゼンすれば良いと言う訳ですよ。
題して、「『ナパーム系女子』マーケティング戦略について」
1、概要・定義
ナパーム系女子とは、踏んでみる(付き合ってみる)まで危険の度合いが分からない「地雷女」に対し、明らかに危険であるにも拘らず積極的に恋愛行動を行う女性を指す。
危険とは、既婚・子持ち・メンヘラ気質などの性格または容姿における欠点・セックス嫌悪またはセックス依存など一般的に恋愛においてマイナスとされるファクターを指し、ナパーム系女子は時としてそれらのマイナス要因ですら武器に対象に迫る。
冷静な計算を元にした激しく重くかつ断続的なアプローチを、戦略的な計算に裏打ちされた重爆撃になぞらえた呼称である。
男性的視点からはマイナス要素が多いのに交際を断れないという畏怖の対象であるが、女性的視点からはマイナス要素を隠したり嘘をつくことなく男性に迫り、彼氏を作れると言う高度な恋愛テクニックを持った女性と言う好意的な意味にも転用できる。
2、マーケティング手法
基本的には従来どおりのステルスマーケティングを主軸に展開する。
しかし、上記の概要にある男性的視点からの否定的意味合いか、女性的視点からの肯定的意味合いかによって手法が異なる。
否定的意味合いである場合、ブログや2ちゃんねるのスレッド作成などでナパーム系女子に狙われた男性の話をコミカルに描き、書籍化した後に映画化・ドラマ化などのメディアミックスを行ういわゆる「電車男方式」が有効であると思われる。
肯定的意味合いである場合は、ナパーム系女子と言う言葉を多少浸透させた後にコスメ・ファッション・アクセサリーなどと結びつけて女性向けファッション誌などで特集を組む。
3、イメージキャラクター
これも、肯定的意味合いであるか否定的意味合いであるかによって起用するタレントを使い分ける必要がある。
肯定的な意味では数回に渡る離婚などのスキャンダルを報じられながらも結婚を繰り返す松田聖子、否定的意味合いでは元AV女優と言う恋愛の面からは非常にマイナスな経歴を持つ及川奈央、スキャンダルの末ヤクザの情婦になった加護亜衣、弟がDQNの後藤真希あたりが妥当かと思われる。
AKB48の安物を一人買い取ってイメージ戦略のためにスキャンダルを作ったりして使い潰す選択もあるが、秋元康および所属事務所と要相談の事。
さあ、いかがでしょうか電通さん。
僕もがんばってブログ書くのでナパーム系女子をプッシュして一儲けしませんか。しませんか。そうですか。
まかり間違ってナパーム系女子が流行したところで、流行語大賞は電通の担当者が受賞する未来しか見えないけどな。
[0回]
PR