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こんにちは僕ぽち丸。
ようやく記事がまとまりましたので。
以前この記事で書いたとおり、ピンクローターを自作してみようと思ってるっぽい人が結構居るので、簡単かつ詳細に作り方を解説してみようという試みです。これが、大人の玩具自作を志す人々の一助となれば幸いです。
さてさて、まずは用意するもの。
・モーター
・工作用の銅線
・電池ボックス
・錘(ナットなど)
・エポキシパテ
・接着剤
・カッターやデザインナイフなどの刃物
・先端カプセル部分に使う心材
・ヤスリ、紙ヤスリ
・プラモデル用塗料
大体こんなもんです。ほとんど家電屋の玩具コーナーや模型屋、ホームセンターなどで手に入ります。
他にあった方が作業が楽になったり作りがしっかりする工具や材料として、
・ハンダゴテ
・ホビールーター
・エアブラシ
などがありますが、お値段的にピンクローターを1個2個作るためだけに購入するのはお勧めしません。
さて、いよいよ製作。
まずは錘をモーターに固定します。個人的には、M6径とM5径のナットを重ねるのが一番良い具合の振動になると思います。
また、モーターはミニ四駆用のものをお勧めします。
大人の玩具自作のためのTipsでも触れましたが、130円の工作用モーターの回転数は6500回転/分。
工作用のルーターと言う、ガラスや金属に彫刻したり研磨や切断をする工具で11000~16000回転/分。電マも大体同じぐらいです。
それで、ミニ四駆用の一番速いモーターが、25000~29000回転/分。性能比較するとあり得ないコストパフォーマンスしてます。
ナットにエポパテを詰めてモーターを突っ込み、エポパテが硬化するのを待ちます。
この時、重心をずらしてつけなければ振動が産まれません。また、あまり根元まで突っ込んでしまうとモーターにパテがくっついて回転しなくなるので、1mmくらい開けておきます。
パテが固まった後、錘を軽く引っ張ってちゃんと固定されている事を確認します。すっぽ抜ける場合は、モーターの先っぽに少しだけ接着剤をつけて錘を固定しましょう。
続いて、モーターに銅線をつなぎます。
銅線の先をカッターなどで剥いて端子に巻きつけます。
軽く引っ張っても取れない程度に結びましょう。
ハンダゴテがあるならハンダ付けしてしまった方がいいです。
銅線を電池ボックスにつなぎます。
で、スイッチ部分ですけれども、この写真では電池ボックスのキットについてきたスイッチを使っています。
これはオン・オフの切り替え機能しかありません。
大人の玩具自作のためのTipsでも書きましたが、ピンクローターを自作する上で最もネックとなるのが強弱の調節機能です。
工作用のパーツやキット類で、電圧の強弱を調整する機能がついたものはありません。
この回路図をパッと見て理解できる程度の知識と相応の電子部品が必要になります。コストを考えると、あまり現実的ではありません。
それじゃあ普通のローターにも抵抗やら何やらが入ってるの?と言うと、実は(原理的には同じですが)もっと単純な構造になってます。
この写真をご覧ください。
銅線から伸びた端子に、バネがついています。どっちがどっちか分かりませんが、仮にダイヤル側を+、本体についてるバネのあるほうを-としましょうか。
この-端子側のバネにダイヤル側の+端子が接触すると通電するわけですね。
そして、ダイヤルを回すと接触している+端子ががだんだんと-端子に近くなり、それに伴って電圧のロスが減っていってパワーが上がります。ダイヤルを最大にすると端子同士が直接接触するようになります。
この仕組み自体は小学生の理科の知識で理解できるんですが、実際に作るとなると端子同士を接触させるためにミリ単位での調整が必要になります。これを「小さく、見栄え良く」作るのは素人には非常に難しい作業です。
と言うわけで、個人的には初心者の方は大人しくスイッチのオン・オフだけの工作キットのスイッチを使うことをお勧めします。
自作と言うのはある程度の手間が醍醐味ではありますが、度を過ぎると面倒くさいだけで面白味はありません。
特に初めての場合は、兎にも角にもモノが完成してそれを使ってみると言うのが最大の楽しみですので、「機能をグレードアップさせる、見た目を美しくする」などの改修は、次回作以降の楽しみにしておきましょう。
とは言え、僕だって偉そうにこんな記事書いてるぐらいですから、「できません」ではあまりにアレですね。と言うわけで、一応僕が作った強弱の調整付スイッチの作り方を載せておきます。不要な方は読み飛ばしてください。
スイッチ用の箱に電池ボックスを固定し、片方だけ銅線をつなぎます。
もう片方には銅線からミニ四駆のターミナル(電池の端子)を切ったものを固定。
フタに長細い切れ込みをいれてミニ四駆のシャーシを通してターミナルを銅線ごとハンダ付け。
シャーシを切れ込みにそってスライドさせるとターミナルが動くと言う仕組みです。
電池ボックスのもう片方の端子からも少しだけ銅線を伸ばし、ミニ四駆のターミナルを固定。さらにプラモデルのドレスアップ用のスプリングをハンダ付けしてパテで固定してます。
で。フタを閉めてシャーシをスライドさせるとターミナルがスプリングに触れて通電開始。電池ボックス側のターミナルに近付くにつれて電圧のロスが減ってモーターの回転が速くなり、最終的にはターミナル同士が触れて威力MAXになると言うわけですね。
この機能を作ったのは初めてなので、見た目的にちょっとアレですが、まだ発展途上です。
もう少し見た目良く作る方法を考えます。アドバイスがあれが是非お願いします。
基本的な駆動部分が完成。しかし、これはこの後に続く成型・塗装と言う工程への、大いなる序章に過ぎなかった…
材料の不足、給料前の金欠、ドラゴンズドグマが面白くて製作に割く時間が無い。ぽち丸は決断を迫られる…!
次回、「初心者向けピンクローター自作講座 その2」
この次も、サービスサービスぅ!!