こんにちは僕ぽち丸。
そう言えば写真カテゴリの記事をあんまり書いてなかったので。
(※圧縮割れしてますので、画像をクリックして大きな写真をご覧ください。)
今日の写真は、以前取材した生野鉱山街・明延鉱山・神子畑選鉱場。
兵庫県朝来市生野町は、かつて生野銀山が生きていた頃、鉱山街として賑わっていました。
かつて生野銀山就労者のベッドタウンとして発展したこの街の町並みは、現在では貴重な観光資源として、また、当時の風俗を伝える貴重な資料として再利用されています。
ノスタルジックな建築様式は、日本家屋の機能美を感じさせます。
とかそれっぽい事言ってればなんかインテリ風に見えます。
ぽっぽっぽー。鳩ぽっぽー。
鬼瓦ではなく鳩瓦でしょうか。いや、この位置だとシャチホコの代わりかな。
はしがダメなら真ん中とおればいいじゃない!
かなりの年代ものですが、木が腐っておらず、現在でも車が通れるほど頑丈です。
この街の建築資材として多く使われているカラミ煉瓦。
鉱物を精製する過程で出る鉱滓(鉱石クズ)を固めて作ったものです。
普通の煉瓦より黒くて硬くて重いです。鉄と石の中間のような手触りで、深みのある表面が陽光を幻想的に反射しています。
廃材を建築資材に転換して再利用。日本人のリサイクル精神って、実は凄いと思うんです。
このカラミ煉瓦にしてもそうですし、割り箸にしろ、間伐材から作ってその場所にまた植林する事で理想的なサイクルが出来ていたわけで、一時期マイ箸ブームや、「環境のために再利用できる箸を使います」って飲食店が増えましたが、「普通の木材としては使い道の無いゴミをただ捨てるよりはもう1回使い捨ての箸として使ってから捨てる」のと、「間伐材を使い道の無いゴミとして処分した上に『再利用できる箸』を洗った洗剤を垂れ流す」のと、本当に環境のためになるのはどちらでしょうか。
僕の個人的な考えですが、資源が極端に少ない日本で培われた再利用技術や「もったいない精神」は世界に誇れるものだった気がします。
しかし昨今のリサイクルは、環境の為地球の為ってお為ごかしで利権者を儲けさせるだけの、実はやらなくても良い・やっても意味が無い・むしろやらない方が良い事が沢山ある気がします。細かすぎるゴミの分別とか、再生紙とか。環境ビジネスの利権者がミスリードしてる事って結構あると思うんだよなー・・・。
とか真面目ぶってますが、ぶっちゃけアホなんで真面目に反論されても突っ込んだ議論は出来ませんので悪しからず。
さてさて、生野の町並みを堪能した後は、神子畑選鉱場へ。
採掘した鉱石を比重やその他によって鉱石の種類ごとに選鉱していた施設です。
・・・マ、マチュピチュ??
山の斜面に残されたコンクリ基礎はさながら城のごとき威容を誇っています。
鉱山法に基づき、上屋は解体撤去されたそうですが、建築や解体で緩くなってしまった地盤の土砂崩れを防ぐためにコンクリの基礎部分は残しているのだそうな。
鉱物を比重選鉱するためのシックナーと言う装置。
やたら青空に映えるなー。
シックナー下部。
どこか古代ギリシャの神殿を思わせる造りですね。
別角度。
何かこう、この入り組んだ感じが溜まりません。
最後に、明延鉱山へ。
鉱山施設(上屋)は解体されていますが、坑道の一部が学習施設として開放されています(と言っても、入るには手続き+案内人が必須です)
探検坑道に入り、当時世界最先端だった日本の採掘技術の粋を見学。
うーむ。やっぱり物凄く暗いので、あまり写真を撮れなかったのが残念。
とは言え、やっぱり地下洞に潜ると言うのは冒険心が刺激されますねw
と言うわけで、生野鉱山街・明延鉱山・神子畑選鉱場でした。
色々と勉強になりますので、ちょっと大人な遠足の行き先としていかがでしょうか。
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