こんにちは僕ぽち丸。
時々、仕事などのストレス発散を兼ねてバッティングセンターに行きます。
30近くなっても絶賛反抗期である僕は、時々ガス抜きをしないと、世の中の様々な事に対して非常に理不尽にキレた挙句
ナイフみたいに尖っては触るもの皆傷つけてしまうのです。
という訳でボールに怒りの感情を込めて力の限りぶっ飛ばすのです。
まぁ、根本的には何一つ解決していませんが。
結構なペースで通っているので、かなりの速球も打てるようになりました。
今となっては、ぽち丸を満足させるほどの猛者は、このバッティングセンター最速の150km/hのマシンしかありません。
この速度を打てる人はそういないらしく、バットの真芯で捕らえて打ち返すと、後ろで順番待ちしてる人たちの眼差しが気持ちいいです。
いや、まぁ、時々空振りもしますけどね。
一番端の、150km/hのブースに入り、スっとバットを構えます。
「○○さん(先輩)のあほーーーーーーー!!!」
カッキーーーン!
超気持ち良い。
この調子で、次々と打って行きます。
「○○(後輩)のばかーーーーーーー!!!」
カキーーーーーン!!
「○○さん(先輩)の童貞野郎ーーーーーーー!!!」
カキーーーーーーーーン!!
「○○課長の仮性包茎ーーーーーーーー!!!」
カキーーーーーン!!
「○○さん(美人)、付き合ってください!!」
スカッ!
「○○部長の人でなしーーーーーーー!!!」
カキーーーーーン!!
「○○専務、わき汗かきすぎーーーーーーー!!!」
カキーーーーーン!!
・・・段々役職が上になっている上にただの言い掛かりになってるのは、テンションが上がるにつれ気が大きくなっているからです。
「太陽のバッキャローーーーー!!!」
カッキーーーーン!!
太陽が昇るから会社に行かなければならない、と言う何とも理不尽な言い分。
天照大神なんざ天岩戸に引きこもってれば良いんです。
うん、我ながらこれはどうかと思うけど。
さてさて、僕はいつも150km/hのマシンで打っているわけですが、近頃このマシン、
小癪にもフォークを投げるようになりました。
いや、実際にフォークを投げているわけでも、ましてや食器のフォークが飛んでくるわけでもありません。
ベタですね。すみません。
マシンが古くなっているせいでしょう。4~5球に1回くらい玉がめちゃくちゃ低くなります。
そのせいもあって、打席に立つ人は面白いように空振りします。
もちろん僕もですが。他人が空振って恥ずかしそうにしてるの見ると、何か「
ざまぁwwww」って思ってしまう小物なぽち丸です。
それにしても、他人が打つのを見ててもあまりおもしろくありませんね。
このバッティングセンターにはストラックアウトもあるのですが、ふと思い当たりました。
もしかしたら、とんでもないビジネスチャンスかもしれません!
そう、バッター(バッティングマシン)とピッチャー(ストラックアウト)の気分が手軽に味わえる機械があるのです。
じゃあなぜキャッチャー気分を味わう機械がないのでしょうか!?
と言う訳で、
キャッチングマシンの登場です。
子供や女性用に70km/hから、本格的大リーガー並みの160km/hまで幅広く取り揃えております。
古田捕手のように冷静に研究され尽くしたピッチングを組み立ててみませんか!
しかも、さらに驚きの機能があります。
ストラックアウトをする人と協力して二人プレイも可能です!なんと素晴らしい!
要求したサインにピッチャーが首を振り、数回してやっとうなずき、三振を取る。
こんなバッテリーの醍醐味が手軽に味わえるのです!
しかも、バッティングの人との対決、
つまり3人同時プレイまで可能!
これはもう大ヒット間違いなしです!
とはいえ、こんな素晴らしいシステムです。当然かなりの人が待たされる事になります。中には待ちくたびれて帰ってしまう人もいるかもしれません。
このぽち丸、みすみす客を逃すほど甘くはありません。ちゃんとフォローも考えてあります。
待っている人が有意義に時間をつぶせるように開発したのが、
スコアラーマシンです!
バッテリーの配球や打球の行方を見定め、スコアリングしていれば待ち時間なんてあっという間、
いやむしろ待ち時間が終わるのがもったいないくらいの画期的なシステムではありませんか!
友達と4人でバッティングセンターに来て、ピッチャー、キャッチャー、バッター、スコアラーの4人同時プレイで「タッチ」ごっこが大流行間違いなし!
さあ、この新企画にビジネスチャンスを感じたあなた!
ぽち丸に投資してみませんか!?
ダメですか。そうですか。
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