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こんにちは僕ぽち丸。
いやー、ヤバイヤバイ。これはヤバイよ。ぽち丸さんピンチです。
このブログを普段からご覧の皆様はよくご存知かと思いますけれどもね、僕って結構話を大袈裟にすると言うか、テンションが上がったらかなり話を吹いちゃう癖がございまして。
お酒なんて飲んだらなおさらの事なんですよね。酒の席での失敗とか良くあると思うんですけれど、今回ばかりはピンチなんです。
とある日のこと。
立ち飲み屋のねーちゃんにガチ惚れして店に通いつめた挙句電話番号渡そうとしたら奥から旦那だか彼氏だかが包丁持って出てきたにも関わらずいまだにその店に通いつめてると言う、非常に残念な会社の先輩に連れられて仕事帰りに飲みに行って来たんですよ。
そんでまあ、いい感じに酔いも回ってくると、立ち飲み屋ってのは隣の見知らぬ人との呑みニケーションと言うのが発生するわけですね。
実際それで仕事取れる事もありますし、趣味の方で楽しい人とめぐり合えることもあります。
んでまあ、隣に居た若いにーちゃんと仲良くなったわけですよ。
細いけどガッシリした体型で、なかなかの男前です。
今時の若者風なのに態度も非常に立派なもので、見知らぬオッサンに対してもきちんと敬語を使えるとても気持ちの良いにーちゃんでした。
んでね、そのにーちゃんが言うわけよ。
「お兄さん、結構ガタイいかついッスねw自分キックボクシングしてるんですけど何かスポーツされてるんですか?」
ぽち丸、学生の頃は日本拳法と言う格闘技をかじってまして、そりゃまあキックボクシングなんて聞いたら食いつきますわな。
そんでもって酒が入ってるわけで、冒頭に書いてる通りかなり吹いちゃったわけですよ。
「長島☆自演乙☆雄一郎がうちの学校に出稽古に来てた」
「長島☆自演乙☆雄一郎と何度も死闘を繰り広げた」
「県選抜に選ばれ、団体戦で準優勝した」
などなど、これだけ聞いたら何か凄い強い人みたいですよね。
特に長島☆自演乙☆雄一郎のくだりは「長島はワシが育てた」くらいの勢いで言っちゃってたからね。
ちなみに、実際は
「長島☆自演乙☆雄一郎は何度もウチに出稽古に来ては定期的に僕をかもしていた」
「試合で当たった事もあるが一本負けか時間切れ劣勢負けかの死闘を繰り広げた」
「県選抜に選ばれ団体戦で戦い準優勝したが参加は8都道府県で1回戦シードだった」
と言う山一証券もビックリの粉飾決算っぷりですよ。勢いって怖いわー。
そんでまあ、格闘家なんてアレですよ。こんな話聞いたら当然のように血が滾るわけですよ。
実際、mixiの格闘技コミュの花見オフで酔っ払って血に飢えた格闘家どもが
「腕相撲大会しようか」
↓
(負けた方が)「腕相撲で強さなんてわかんねーしw」
↓
「よっしゃじゃあスパーで白黒つけようぜ」
とかって乱闘はじめだして性技の味方もとい正義の味方オマワリマン15人に取り囲まれて強制解散させられたのもこの眼で見ましたし。
まあとにかく、このおにーちゃんも熱くなっちゃって、僕も久々に格闘技の話とかしちゃって、
「じゃあ今度スパーしましょうよ!」
「いいよ、やろうやろうww」
とか言っちまったわけですよ。
そりゃまあ、僕だって曲がりなりにも段位持ちなわけで、そりゃ現役でやってる奴には勝てはしないだろうけど、練習相手になるくらいには善戦できるつもりです。きっとそのはずです。階段登ったら息切れするけど。
まあそんなこんなで気軽にOKしましてね、名刺を貰ったわけですよ。
そんでね、家に帰ってから何気に、本当に何気なく彼の名前を検索してみたのよ。
うん。
「キックボクシングやってるんですよ」とは聞いたけれど。
「プロなんです」とか聞いてないよベイベエ。
やべーよ。プロとかマジかよ。6戦5勝3KOとかマジかよ。
プロキックボクサーつったらアレですよ。夜な夜な墓石に拳とスネを打ち付けて自らの肉体を凶器に作り変えてる超人ですよ。
現役を離れて5年も経って、6つに割れてた腹筋も今や横に3つに割れるようなお腹の僕が、すいませんまた盛りましたけど現役の時からだいぶ肉ついてましたけど、そんな僕が練習相手なんて務まるわけ無いじゃないですか。
せいぜいサンドバックとしてしこたまボディ入れられて「ゴェッ、ゴェッ!」みたいなちょっと無茶な事されてるAV女優みたいな声出しちゃって「はっはwwめっちゃ殴り心地良いッスわww」とか言われるくらいしかできませんよ。
必死で亀になって顔だけガードしながらリングの隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備をしておかなきゃなりません。
いやね、アレじゃないですか。酒の席でちょっと勢いついちゃっただけじゃないですか。
いやいや本当にやる気も無いのに嘘ついたってわけじゃないですけど、何かほら、ねえ?
僕達もう知ってるじゃないですか。本音だけじゃ世の中渡っていけないって。
知らない方が良い事、聞かない方がいい事、触れちゃいけない事もあるって事、そう言うものを避けるのが大人のたしなみって言うか日本人の美徳じゃないですか。
こんな事なら話を盛らなきゃ良かった。ちゃんとありのままの自分を見せるべきだった。
大人っぽく背伸びしたい年頃だけど、ありのままの私を受け入れてくれる君が好きだよ・・・とか言っておけば良かった。
いやもうストレス掛かりすぎて若干何言ってるのか自分でも分からなくなってきましたけれど、とにかく許してもらう為にグラインド土下座の練習だけはこれから毎晩欠かさずやっておこうと思います。
好奇心猫を殺すと言いますが、虚栄心はオッサンを殺します。
皆様も、くれぐれもありのままの自分で勝負するように心がけてくださいね。