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さて、いよいよ先端カプセルです。
このカプセル部分ですが、ガチャガチャの空き容器などにモーターを固定する方法と、先端部分も自作してしまう方法があります。
空き容器に固定する場合はもう解説なんて必要無いくらい簡単なので、ここでは自作の方法で行きます。
材料は、大人の玩具自作のためのTipsでも述べたとおり、エポパテがお勧めです。
まずは錘部分をガードする心材を準備します。
無くても作れないことは無いですが、エポパテは硬化する前は粘土のようにグニャグニャなので、空洞を作って薄く造型すると自重で歪みます。
心材にエポパテを盛る方が楽にきれいな形に出来ます。
エポパテを盛る際は、少し指に水をつけると指にくっついて形が崩れる事がなくなります。
先端部分が出来たら、錘の回転に干渉しないようにエポパテで固定します。錘に干渉があると、モーターが回らなかったり衝撃が凄すぎて瞬殺で壊れます。
ただし、干渉の有無を確かめるためにパテが硬化する前にスイッチを入れて確かめてしまうと、振動で千切れますので目測で。完全にモーターを埋め込む前ならまだ比較的簡単に修正が利きます。
錘に干渉が無い事を確認したら、モーターを密閉します。
ミニ四駆のモーターは冷却のために穴が開いてたりします。ここにパテが入り込むと当然モーターが壊れます。その場合はモーターを交換するしかなくなるので慎重に。
心材の余りを巻くなりしてガードしておくと安心です。
密閉して、パテが硬化したらほぼ完成。きちんと動くか確かめてみましょう。
見栄えを気にしない人はここで完成でも構いませんが、ここから表面処理をします。
凹んでいるところをパテで盛り、膨らんでいるところをヤスリで削ります。ルーターがあると楽です。
ある程度形が整ったら、紙ヤスリで磨きます。
800番→1200番くらいで磨くととってもスベスベに。
塗装を開始。
エアブラシでやるときれいに仕上がりますが、缶スプレーでも充分です。
ラッカー系塗料を使ってください。エナメル塗料や水性塗料では塗膜が弱すぎて話しになりません。
ラッカー塗料を薄く塗って3度ほど重ね塗りします。
いきなり分厚く塗ると液ダレやムラになるので慎重に。
仕上げにトップコートを吹いておくとより塗膜が頑丈になります。
と言うわけで、ついに完成した
こんにちは僕ぽち丸。
ようやく記事がまとまりましたので。
以前この記事で書いたとおり、ピンクローターを自作してみようと思ってるっぽい人が結構居るので、簡単かつ詳細に作り方を解説してみようという試みです。これが、大人の玩具自作を志す人々の一助となれば幸いです。
さてさて、まずは用意するもの。
・モーター
・工作用の銅線
・電池ボックス
・錘(ナットなど)
・エポキシパテ
・接着剤
・カッターやデザインナイフなどの刃物
・先端カプセル部分に使う心材
・ヤスリ、紙ヤスリ
・プラモデル用塗料
大体こんなもんです。ほとんど家電屋の玩具コーナーや模型屋、ホームセンターなどで手に入ります。
他にあった方が作業が楽になったり作りがしっかりする工具や材料として、
・ハンダゴテ
・ホビールーター
・エアブラシ
などがありますが、お値段的にピンクローターを1個2個作るためだけに購入するのはお勧めしません。
さて、いよいよ製作。
まずは錘をモーターに固定します。個人的には、M6径とM5径のナットを重ねるのが一番良い具合の振動になると思います。
また、モーターはミニ四駆用のものをお勧めします。
大人の玩具自作のためのTipsでも触れましたが、130円の工作用モーターの回転数は6500回転/分。
工作用のルーターと言う、ガラスや金属に彫刻したり研磨や切断をする工具で11000~16000回転/分。電マも大体同じぐらいです。
それで、ミニ四駆用の一番速いモーターが、25000~29000回転/分。性能比較するとあり得ないコストパフォーマンスしてます。
ナットにエポパテを詰めてモーターを突っ込み、エポパテが硬化するのを待ちます。
この時、重心をずらしてつけなければ振動が産まれません。また、あまり根元まで突っ込んでしまうとモーターにパテがくっついて回転しなくなるので、1mmくらい開けておきます。
パテが固まった後、錘を軽く引っ張ってちゃんと固定されている事を確認します。すっぽ抜ける場合は、モーターの先っぽに少しだけ接着剤をつけて錘を固定しましょう。
続いて、モーターに銅線をつなぎます。
銅線の先をカッターなどで剥いて端子に巻きつけます。
軽く引っ張っても取れない程度に結びましょう。
ハンダゴテがあるならハンダ付けしてしまった方がいいです。
銅線を電池ボックスにつなぎます。
で、スイッチ部分ですけれども、この写真では電池ボックスのキットについてきたスイッチを使っています。
これはオン・オフの切り替え機能しかありません。
大人の玩具自作のためのTipsでも書きましたが、ピンクローターを自作する上で最もネックとなるのが強弱の調節機能です。
工作用のパーツやキット類で、電圧の強弱を調整する機能がついたものはありません。
この回路図をパッと見て理解できる程度の知識と相応の電子部品が必要になります。コストを考えると、あまり現実的ではありません。
それじゃあ普通のローターにも抵抗やら何やらが入ってるの?と言うと、実は(原理的には同じですが)もっと単純な構造になってます。
この写真をご覧ください。
銅線から伸びた端子に、バネがついています。どっちがどっちか分かりませんが、仮にダイヤル側を+、本体についてるバネのあるほうを-としましょうか。
この-端子側のバネにダイヤル側の+端子が接触すると通電するわけですね。
そして、ダイヤルを回すと接触している+端子ががだんだんと-端子に近くなり、それに伴って電圧のロスが減っていってパワーが上がります。ダイヤルを最大にすると端子同士が直接接触するようになります。
この仕組み自体は小学生の理科の知識で理解できるんですが、実際に作るとなると端子同士を接触させるためにミリ単位での調整が必要になります。これを「小さく、見栄え良く」作るのは素人には非常に難しい作業です。
と言うわけで、個人的には初心者の方は大人しくスイッチのオン・オフだけの工作キットのスイッチを使うことをお勧めします。
自作と言うのはある程度の手間が醍醐味ではありますが、度を過ぎると面倒くさいだけで面白味はありません。
特に初めての場合は、兎にも角にもモノが完成してそれを使ってみると言うのが最大の楽しみですので、「機能をグレードアップさせる、見た目を美しくする」などの改修は、次回作以降の楽しみにしておきましょう。
とは言え、僕だって偉そうにこんな記事書いてるぐらいですから、「できません」ではあまりにアレですね。と言うわけで、一応僕が作った強弱の調整付スイッチの作り方を載せておきます。不要な方は読み飛ばしてください。
スイッチ用の箱に電池ボックスを固定し、片方だけ銅線をつなぎます。
もう片方には銅線からミニ四駆のターミナル(電池の端子)を切ったものを固定。
フタに長細い切れ込みをいれてミニ四駆のシャーシを通してターミナルを銅線ごとハンダ付け。
シャーシを切れ込みにそってスライドさせるとターミナルが動くと言う仕組みです。
電池ボックスのもう片方の端子からも少しだけ銅線を伸ばし、ミニ四駆のターミナルを固定。さらにプラモデルのドレスアップ用のスプリングをハンダ付けしてパテで固定してます。
で。フタを閉めてシャーシをスライドさせるとターミナルがスプリングに触れて通電開始。電池ボックス側のターミナルに近付くにつれて電圧のロスが減ってモーターの回転が速くなり、最終的にはターミナル同士が触れて威力MAXになると言うわけですね。
この機能を作ったのは初めてなので、見た目的にちょっとアレですが、まだ発展途上です。
もう少し見た目良く作る方法を考えます。アドバイスがあれが是非お願いします。
基本的な駆動部分が完成。しかし、これはこの後に続く成型・塗装と言う工程への、大いなる序章に過ぎなかった…
材料の不足、給料前の金欠、ドラゴンズドグマが面白くて製作に割く時間が無い。ぽち丸は決断を迫られる…!
次回、「初心者向けピンクローター自作講座 その2」
この次も、サービスサービスぅ!!
こんにちは僕ぽち丸。
ブログにアクセス解析を設置しているもので、時々その結果を見ているんですけどね。ここ最近、急上昇してる検索ワードがあるのですよ。
「ピンクローター 自作」
「自作 ローター」
「ピンクローター 改造」
「ローター 手作り」
「ローター 壊れた」
「ピンクローター 修理」
「ローソンクルーアキコ ローター」
「ローソンクルーアキコが壊れた」
などなど、ピンクローターに関するワードが、全体の何と4割近くも占めてるんですよ。後半関係ないけど。
そう、そうなのだ。僕が趣味で自作している大人の玩具・ピンクローターであるが、何とと言うべきかやはりと言うべきか、自作に興味のある人が結構居るのである。
試しに、「ピンクローター 自作」でググってみたところ、見事このブログが検索のトップに来るではないか。
それもそのはず。僕は以前書いたとおり、何か記事を書くときはそのテーマについて徹底的に調べるのだが、僕が最初のローターを作成するときに調べたところ、「自作している」や「これから自作する」とtwitterなどで呟いている人は居たものの、実際に完成品や製作過程をブログなどにアップしている人はほとんど居なかったのだ。
「大人の玩具の自作」と言うカテゴリはニーズはあるが競合の居ない、ニッチなコンテンツだったのである。
つまり、僕は知らず知らずのうちにこの分野の先駆者、パイオニアとなっていたのだ。
僕は初代のピンクローターを作る際、こんな事を書いている。
「僕はこのエロさでもって、他人様のセックスライフを充実させるべきなのである。自分の肉体で持って誰かを満足させるではなく、僕の知恵や経験でもって誰かのおセックスをより涅槃的なニルヴァーナの境地に導くのだ。」
つまり、僕のエロさで持って世のため人のためのお役に立つと言う壮大な目標の、大きな足がかりを掴んだのである。
と言うことは、次に僕がすべき事もおのずと見えてくる。
つまり、大人の玩具自作と言う分野のオピニオンリーダーとして、これから自作してみようかと言う人たちにとって有益な情報をアーカイブ化し、パブリックコメントを集めて洗練するのだ。
そして、ピンクローターに限らず、バイブレーターやら何やらさまざまな大人の玩具を製作し、「大人の玩具自作」と言うカテゴリを突き詰める。ついでに、自作はめんどくさいという人に向けて製作物を販売でもして、性生活の向上に役立つのである。
と書くとまあ、何だか話が大きい気がするが、要するに「ピンクローター自作したいな」と思った人たちに向けて役立つ話をあれこれ書いてみようと言うわけだ。
それと、これが一番難しいのだが、女性側の意見が欲しい。
「どういう機能が欲しいか」「こんな形ならかわいいのに」「こういう玩具があればいいのに」と言った意見があれば忌憚無く聞かせていただきたい。
ブログへのコメントが恥ずかしければ、拍手コメントやメールフォームからお願いします。(※いただいた意見は匿名でブログ等でご紹介する場合があります。嫌な方はその旨明記してください)
さて、前置きが長くなったけれども、ようやく本題。
これからピンクローターを自作しようと考えている人へのTipsである。
1、製作に当たって
まず最初に書いておかなければならないが、ピンクローターはドンキホーテにでも行けば300円程度、割高なはずのホテルの自販機ですら500円で購入できます。
自作しようとすると、どれだけ安いパーツを使おうが最低でも1000円は掛かります。
つまり、割高でも「自分で作る」と言う楽しみを味わうためか、市販品では得られない性能を求めるのでもない限り自作はお勧めできません。
2、ピンクローターの構造
ローターの振動部分の構造はいたって単純です。
モーターの周りに重心をズラした重りをつけて、遠心力で振動を発生させています。携帯のバイブレーションなどと理屈は同じです。
たまに、「重りをカプセル内部の壁に当てて振動を発生させる」とか書いてるサイトがありますが、大間違いです。
そんな事をすると「ガガガガガガ!」みたいな凄い音が出て、3分でシャフトが曲がって破損するでしょう。
隔壁が重りに干渉しないようにカプセルを作る必要があります。
3、カプセルの形
「ピンクローター」で検索してみると、いろいろな形のもがヒットします。
一般的な卵型や、内部へいれる事も考えられた形やら、本当にさまざまです。
個人的には、振動が先端に集中しやすい砲弾型がお勧めです。ちなみに、過去に作った2作は両方砲弾型です。
自作のメリットは、このカプセルを好きに造型できるという点です。どんな形が最も理想的か、ぜひ試行錯誤してください。
4、強弱の調節機能について
実は、ピンクローターを自作する上で最もネックとなるのが強弱の調節機能です。
工作用のパーツやキット類で、電圧の強弱を調整する機能がついたものはありません。誰かご存知なら教えてください。
市販品のスイッチを使ってこの機能を実現するには、ごく初歩的ではありますが電子工学の知識が必要となり、基盤にスライドスイッチと抵抗をハンダ付けする必要があります。
頑張れば素人でも出来るレベルですが、電子部品を小口やバラ売りしてる業者は少ないですし、ハンダゴテなど「ピンクローターの自作にしか使わないけど、必要な工具」などもあります。コストを考えると、あまり現実的ではありません。
それじゃあ普通のローターにも抵抗やら何やらが入ってるの?と言うと、実は(原理的には同じですが)もっと単純な構造になってます。
この写真をご覧ください。
銅線から伸びた端子に、バネがついています。どっちがどっちか分かりませんが、仮にダイヤル側を+、本体についてるバネのあるほうを-としましょうか。
この-端子側のバネにダイヤル側の+端子が接触すると通電するわけですね。
そして、ダイヤルを回すと接触している+端子ががだんだんと-端子に近くなり、それに伴って電圧のロスが減っていってパワーが上がります。ダイヤルを最大にすると端子同士が直接接触するようになります。
この仕組み自体は小学生の理科の知識で理解できるんですが、実際に作るとなると端子同士を接触させるためにミリ単位での調整が必要になります。素人には非常に難しい作業です。
5、カプセルの材料について
材料については様々な選択肢がありますが、基本的には
(1)ちょうど良い容器にモーターを固定する
(2)自分で造型する
の2種類に分かれます。
(1)については、最初僕もこの方向でためしてはいたものの、探せば探すほどちょうど良い大きさのものが見つかりません。中が空洞で卵形で密閉できるプラスチック容器と言えば、ガチャガチャのカプセルが最初に思いつきますが、あれではかなり大きいです。
チョコエッグのカプセルがちょうどいいぐらいなんじゃないかと思いますが、近所にチョコエッグが売ってなかったので試せていません。
安価で入手しやすい容器をご存知の方はぜひご一報ください。
(2)の自作と言う方法を選択する場合、材料に必要な条件は
・粘膜に触れる部分を作るため、毒性が無く清潔を保てるものである事。
・造型の自由度が高く特別な工具類を必要としないこと。
・表面処理が楽である事
・浸水せず、機密性を保てるもの
・温度による性質変化がないもの
などがあります。
色々な素材を試しましたが、価格的にも性質的にも一番扱いやすいのがエポキシパテでした。
2種類の粘土状のパテを混ぜ合わせて化学硬化させるもので、硬化まで数十分から数時間かかり、造型がしやすく硬化後はやすりなどで削って形を整える事ができます。
ホームセンターなどでは業務用のでっかいチューブなどで数千円しますが、家電屋のプラモデルコーナーなどで少量を数百円で売っています。
自由樹脂も一度試しましたが、粘りがあって表面処理が難しくきれいな成型が出来ない事や、使用しているとモーターの熱で溶け出した事(自由樹脂の融点は60℃です)などから、残念ながらピンクローターの使用には向かないようです。
また、シリコンは液状であるため硬化するまで形状を維持できません。そのため、型取りには向いていますが、シリコン自体を造型する場合は石膏やFRPなどのシリコンとの融和姓の無い素材を別途用意して型を作り、それに流し込むと言う作業になります。素人が1個2個作品を作るにはコストが高すぎます。
6、モーターについて
ピンクローターの性能を決定付けると言っても過言ではないモーターの性能ですが、130円くらいの工作用の安いモーターでは、市販のピンクローターと何も変わらない出来栄えになるでしょう。
先ほども書きましたが、500円程度で買えるものをわざわざ自作するのですから、どうせならとことんすごい物を作りましょう。
と言うわけで、入手が簡単で速いモーターと言えば、パッと思いつくのがミニ四駆。
高いものだと700円ほどしますが、これ以上の性能のモーターは一般では入手が非常に困難です。
ちなみに、130円の工作用モーターの回転数は6500回転/分。
工作用のルーターと言う、ガラスや金属に彫刻したり研磨や切断をする工具で11000~16000回転/分。電マも大体同じぐらいです。
それで、ミニ四駆用の一番速いモーターが、25000~29000回転/分。
性能比較するとあり得ないコストパフォーマンスしてますよ。
7、振動について
構造のところで書きましたが、ローターはモーターの先に重心をずらした錘を取り付け、その遠心力によってバイブレーションを発生させています。
この振動ですが、錘が重いほど、また重心が回転軸から遠いほど、遠心力が強くなって振動が強くなります。
でもって、モーターの回転が速ければ速いほど、振動が小刻みになって高周波の、何と言うか「切れ味の良い」振動になります。
単純に強い振動の方が良いのかというと、実はそういうもんでもありません。
色んな大人の玩具を購入しては実際に使用し、そのレビューを詳細に書いている僕にはちょっと理解できないレベルの変態様がいらっしゃるのですが、多くの女性はキツい振動より高周波の方を好むそうです。
そりゃまあ、理屈としては錘が軽いほうが回転は速くなりますが、だからと言って軽すぎると刺激が足りませんので、各自で試行錯誤しながら調整すればよいと思います。
さてさて、ざっと書きましたが、大体このぐらいでしょうか。また何か思いついたら改めて書こうと思います。
と言うわけで、次から実践編。
「ピンクローターを始めて自作する人」を対象に、丁寧に書いていきます。
それが終わったら今度はローター以外も作ってみるか。
それでは、皆様楽しい大人の玩具ライフを!
こんにちは僕ぽち丸。
ようやく写真がまとまったので前回の続き。
あらかた完成したピンクローターの表面処理を開始。凹んでいるところをパテで盛り、出っ張ってるところをヤスリで削ってサンドペーパーで整える。
素晴らしい、既製品のピンクローターと比べても何ら遜色ない出来栄えだ。
続いて塗装。
用途的に粘膜に触れるのでプラモ用の塗料で塗装するのはどーなのかと思ったけれど、水では溶けないので20分や30分といった短時間の使用では特に問題ないと思われる。
ただちに健康に影響が出るものではない。ただちに健康に影響が出るものではない。大事な事なので2回言いました。
まずはサーフェイサー、通称サフを吹く。パテで埋められないような細かな傷や凹凸を均一化するためだ。
普通のサフは灰色だが、今回は上に塗るピンクが映えるようにホワイトサフを使った。
続いてピンクを吹く。ムラにならないように少しずつ、何度も、丁寧に。
この後トップコートを吹くわけなのだが、ここで遊び心が働いてしまった。
このピンクローターは既製品ではない。より強力でより攻撃的な、いわばエース仕様の戦闘機なのである。
第二次大戦中、アメリカ空軍で機体に派手なカラーリングを施す、いわゆるノーズアートが流行したが、実は日本のゼロ戦乗りにも存在したらしい。
もちろん正式に認められていたわけではないが、特に操縦技術の高いエース級のパイロットのみ黙認されていたそうな。
と言うわけで、
シャークマウスにしてみた。
何だか凶悪な見た目になってしまった。当初の目的であった「女の子ウケの良いかわいい見た目」とは程遠くなったが、何だかスゴそうだしまあこれはこれで良いか。
とりあえずトップコートを吹く。
これもムラにならないように丁寧に。
て言うか、ガンプラの製作記事ですらこんな丁寧に過程をアップしてなかったのに。気付いたらユニコーンガンダム半年くらい放置してら。ごめんなさいそのうちやります。そのうち。
トップコートを吹いたら水研ぎしてその上から更にトップコートを吹く。これを数回繰り返して、厚くて頑丈な塗膜を形成する。
仕上げに、コンパウンドで丁寧に磨き上げる。
照明を反射するくらいの輝きが出たら完成。
ついに完成、前回の反省点を踏まえた自作ピンクローター(シャークマウス仕様)。
前回の画像と比べると
格段に見た目が良くなっている。今回ももちろん性能比較を行った。
前回のサツマイモ(仮称)は既に壊れているため、参考に買った普通のローターとの比較。
これは結構マジで、売り物になるレベルなんじゃないだろうか!?
と言うわけで完成したこのローター、ヤフオクで販売してみようと思う。
オークションサイトでアダルトグッズ販売できるのがヤフオクだけだった。
果たして入札はあるのか?ぶっちゃけ2000円くらい掛かってるけど、元は取れるのか?結果をお楽しみに!!
こんにちは僕ぽち丸。
さてさて、僕は以前ピンクローターを自作したのだが、ある日、目的もなくただスイッチを入れて遊んでいるとモーターの回転に伴う熱によってカプセル部分の樹脂が溶け、壊れてしまった。
使用した自由樹脂は60度以上で柔らかくなって成型できる素材なのだが、まさかこれが溶け出すほどの熱をモーターが発するとは思わなかった。とんだ誤算である。
そこで今回はこれを修理する事にしたのであるが、前回の僕の知恵と汗と努力にまみれた製作記を読んだ人々の反応は、冷ややかなものであった。
画像をご覧になれば分かるとおり、手作り感が半端じゃない。
このサツマイモみたいな見た目何とかならんのか、と4人くらいに言われた。
僕としても、記事の最後で触れたとおり、この見た目にはいささか不満を持っている。ものすごく歪だ。
僕は基本的に、ブログを書くに当たって、そのテーマについて徹底的に調べる。
そのテーマについて書きたい事が10あったとして、知識が10しかないのと100あるのでは明らかに文章の深みが変わってくるからだ。
もちろん、ピンクローター製作についても例外ではない。
参考資料として多くのサイトをめぐり、機能性を徹底的に追求した。
その中で、いわゆる大人の玩具の通販サイトも多くあったのだが、特に参考になったのが「使用者の声」が掲載されているサイトである。
女性のためのアダルトグッズを謳うそのサイトでは、モニターした女性の感想などが記載されており、非常に参考になった。
そうした中で分かった事、それは、「女性は男性よりも見た目を重視する」と言うことである。
何を当然のことを、と言われるかもしれないが、それはアダルトグッズについても例外ではないのだ。
つまり、性能面・機能面において非常にクオリティが高いが見た目がグロテスクな製品よりも、色がきれいでシンプルな形状の物の方が人気が高いのである。
一応このブログは全年齢向けのためリンクは貼らないが、「使用者の声」を書いているユーザーの何と5割近くが「見た目、形状」について触れているのだ。
「色がきれい」「小さくてカワイイ」「見た目はちょっとグロいけどスゴい」などなど。
すなわち、女性にとって製品の見た目・形状は、機能面と少なくとも同程度には重要なファクターなのである。
ぶっちゃけこの手のサイトの利用者の声とか、ホットドッグプレスのアンケート並みに信用できないがまあそこは気にしない。
と言うわけで、今回はこの反省点を踏まえ、前作からの宿題であった「見た目」にも配慮して製作に取り掛かる。
性能面においては、
・ミニ四駆公式大会では使用禁止のプラズマダッシュモーター。
・それを動かす高回転仕様の電池、ボルテージ。
・激しくかつ小刻みで滑らかなバイブレーションを実現した二重ジャイロ構造。
・バルバス・バウからヒントを得た突出スポット。
と言うサツマイモ(仮称)のコンセプトを継承する。
さて、サツマイモ(仮称)製作の際に先端部分の造型を何とも中途半端な形にせざるを得なかった最たる要因は、その組成材質である。
前回使用したこの自由樹脂であるが、その特性としては以前書いたとおり、弾力性が高くポリプロピレンやポリエチレンの塊に近い感じであり、表面をヤスリ掛けしてもささくれ立ってボロボロと崩れるばかりで一向に滑らかにならない。
すなわち、「ある程度の形を作ってから修正して仕上げる」と言う事が出来ないのだ。
これでは、どうしてもきれいな形に仕上げるのは不可能である。と言うわけで、材質を変更する。
条件は、高回転の振動に耐えうる剛性を持ち、接着性が高く簡単にモーターが外れないもの、かつ成型が容易で表面処理が可能なもの。
いくつか素材を吟味したが、結局はエポキシパテと言う結論に行き着いた。
前回は偏重錘やモーターをカプセルに固定するための補助材として使っていたが、今回はこれをメインマテリアルに選定した。
それと、前回の反省点として、当然モーターの回転に干渉しないように空洞を作るわけだが、粘土状のものから硬化する性質のマテリアルをそのように成型すると、どれだけ気をつけても硬化する前に自重で形が歪んでしまうのだ。
前回のこの写真を見れば良く分かるが、どうしても硬化する前に形が崩れる。
特に、前回使用の自由樹脂は硬化までの時間が短いので比較的マシだったが、今回のエポキシパテは、プレポリマーと硬化剤を練り合わせて固める、いわゆる化学硬化なので、硬化まで数時間掛かる。
と言うわけで、駆動部分の空洞を確保できる芯材にパテを盛り付ける方法で製作することにした。
家の中を軽く見回すと、香水のピンのキャップがちょうど良さそうだったのでこれを適当にカットして芯材にした。
まずは導線をハンダでモーターに固着。
前回は絡めて結んだだけだったが、長期間使用すると導線が外れてしまう恐れがあるのだ。
芯材にパテを盛り付け、先端部分を成型。
前回と比べて明らかに見た目がキレイだ。
これを駆動部分に干渉しない位置に固定し、パテを盛って固め、少しずつパテを盛って浸水しないように密閉。
あらかた完成した。
ここから、より表面を滑らかにするため表面処理を行う。
続く