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こんにちは僕ぽち丸。
うーむ。スランプです。
ここ最近、更新頻度が落ちてまして申し訳ない。でもって、最近の更新も写真がメインの記事になっちゃってますね。
つーのもですね、文章が書けないわけですよ。何ていうかね、スランプ。
何が原因かつーとね、そりゃもう深刻なネタ不足なわけですよ。
僕は元々テレビ見ない子なんで、実家を出るときいらねーかーと思ってテレビ持ってないんですよね。
この話するとたいてい「テレビが無い」って言った瞬間に何かかわいそうな子を見るような目で見つめられるんですけれども、チッうっせーな。
いやもうほんとにね、僕は必要が無いからあえて持ってないわけでして、それでかわいそうな子みたいな扱いされるのが本当に納得いかない。何でやねん。
まあそんな事は置いといて、とにかくテレビも無ければラジオも無い。車もそれほど走ってねぇ、オラこんな村嫌だーって感じの我が家なんですけども、家に帰ってゲームとかいろんな趣味の時間をたっぷり取ってると、なかなか新しいニュースや時事問題に疎くなってしまいます。
社会人として最近のブームやニュースを知らないのはどーなんだってなわけで、久々にあれこれとニュースを見てたわけですけどね。
上野動物園でパンダの赤ちゃんが産まれて、生後1週間ほどで亡くなったそうですね。
今更この話題が出てくるあたり本当に浮世離れしてるというか、僕がどれだけ高度情報化社会から隔絶された仙人のような暮らしをしているか良く分かると思います。
それにしても、生き物が死ぬのは凄く悲しいことですね。
ニュースの写真見てると献花台とか作ってたりしてね。
献花した人のコメントを見ると、
「産まれてくれてありがとう」
「天国で安らかに」
「40年近く動物園に通っていますが、今回がいちばん悲しいです」
「素敵な思い出をありがとう」
「悲しくて、いてもたってもいられなくて来た」
などなど。
献花台で手を合わせながら泣いてしまう人も居たんだそうな。
本当にこういうニュースを見ると、何と言いますか…
いやだって、ねぇ?
パンダですよパンダ。お前ら本当にパンダ好きなのかと。パンダ見ることが生きがいなのかよと。パンダかわいいって言いたいだけちゃうんかと。問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
そりゃまあ、世の中広いですからね。パンダの写真でご飯三杯いけるとかパンダでオナニーできるとかって人が存在しても何らおかしくはありません。
しかしながら、「素敵な思い出をありがとう」ってさ、まだ生後1週間で一般公開もされてなくて思いでもくそもねーだろとか思っちゃうわけですよ。
いやね、僕だってそりゃ人の子ですから、動物をかわいいと思ったり死んで悲しいと思う気持ちはありますよ。
だけれども、何かこう世間の反応が大袈裟すぎて白ける感じしませんか。
実は生き別れた双子の兄がパンダだったとか、小さい頃パンダに育てられてたとか、金持ちが捨てたパンダを拾って飼育して、いつか画家になることを夢見て貧しいながらもミルクを運んで生計を立てながら苦楽を共にし、放火の濡れ衣を着せられた挙句に住んでいた小屋から追い出され、ルーベンスの絵の前でパンダと寄り添うように冷たくなっていた…みたいな、パンダに対して個人的な、または特別の思い入れがある人なら泣き叫んでも致し方ないとは思います。
しかし、断言しても良いですが、多分こいつら1週間もすればしれっとしてやがると思うんですよね。
何と言うかね、感動の安売りしてんじゃねーかと思っちゃう僕は冷たい人間なんだろうか。
こんな事を書いてしまうと、パンダの赤ちゃんが亡くなって泣いちゃった人たちにこの人でなし!とか言われちゃいそうですね。
人じゃなかったら何なんでしょうね。パンダか。
と言うわけで、僕が死んだら献花台とか作って「思い出をありがとう」とか言いながら寒い涙を流してくださいね。お願いしましたよ。
こんにちは僕ぽち丸。
ピンクローターは製作快調ですがまだ記事のまとめが間に合ってないので今日は別の話題。
一人は孤高の旅人、スナフキン。
何者にも縛られず、何物にもとらわれず、ただ飄々と旅に生きる流浪人。
そしてもう一人がこちら。
小さな山小屋で自給自足の隠遁生活を営むアルムのおんじ。
ご存知、ハイジのおじいさんです。
僕の将来の夢は暖炉のある山小屋でロッキングチェアに腰掛けて孫にヴェルタースオリジナルをあげる事です。
なぜなら彼もまた、特別な存在だからです。
さて、そんなアルムのおんじっぽい山小屋に欠かせないもの、それはもちろんこれ。
そう、燻製。
ちょっとアルムのおんじの画像探してみたけど燻製作ったり食べてる画像は見つかりませんでしたけど、絶対燻製作ってそうじゃないですか。ベーコンとか吊るしてそうじゃないですか。
そんで夜な夜なブランデーとか飲みながら自家製のベーコンとかスモークチーズ食ってそうじゃないですか。
そんで気分良くなって近所に誰もいないのを良い事にヨーデルとか歌ってそうじゃないですか。ヨーロローリヤッフッホーヤッフッホーリーヤッフッホーとか歌ってるじゃないですか絶対。
んでまあ、前々から興味はあったものの、燻製小屋とか作れる土地なんざ持ってないしアウトドア用品の燻製器は高いしで手をつけてなかったんですけどね。
こないだ、家の冷凍庫見てみたら安かったから買ったものの、ワタ抜いたり開いたりって調理がなかなか面倒で2ヶ月くらい放置してた小アジが出てきたんですよ。
何か簡単なレシピねえかなーと思ってググってみたらですね、小アジの燻製が出てきたんですよね。何と、その解説によるとキッチンで作れるそうな。
しかも、100均の鍋と網とフタで簡単に燻製器が作れるんだそうですよ。
こりゃもうやるっきゃねぇ!って事でさっそく100円ショップに行って、買ってきました。
鍋、フタ、鍋の真ん中くらいでいい感じに止まる網。しめて315円。
んで、これに燻製用のチップを買えばもう準備OK。
ちなみにホームセンターで380円。
と言うわけで、とりあえず小アジを解凍して頭を落として開いて背骨を取る。
ぶっちゃけ、この手間が面倒なんであってここまでするならアジフライとか他の料理でもかまわないんだけれど、まあアルムのおんじへのファーストステップだと思えばこの程度の手間はどうと言う事はない。
網の上にアジを並べて塩を振る。んで、コンロにかけて待つ事10分ほど。
完成しましたよ、初の燻製!
うーん。なんか、うーん。見た目うーん・・・
ちなみに、気になる勳煙のにおいですが、フタをちゃんとして換気扇回してれば1回くらいなら別に気にするほどでもない感じ。
この日は初めてなので色々やってみたくて5~6回やったらさすがに服に染み付きましたけど。
つーわけでさっそく食べてみました。
ムムっ、これは…
うーまーいーぞーっ!!!
いやもう、ビックリですよ。ぽち丸ビックリ。
市販品の燻製より数段うまいですよこれ。マジびびった。
てなわけで、調子に乗って色々試してみました。
左から、カニカマ、アジ、豚バラ。
この中じゃカニカマが断トツでうまかったです。
たくあんも燻製してみました。
いわゆる、秋田名物いぶりがっこ。これがまたうまい!
何て言うのか、米よりも酒のほうが合いそうな感じ。
とは言え。燻製とは本来保存食なわけでして。
僕が今回やったのは熱燻と呼ばれる方法で、何と言うかなんちゃって燻製と言うか、保存法じゃなく調理法って感じで、塩をまぶしてスモーキーな香りをつけただけで保存性はあんまり無いようです。
長期保存の出来るマジ燻製を作るにはやっぱりそれなりの下ごしらえが必要になるみたいで、吊るしベーコンのレシピ調べてびっくらこいたね。燻製自体は1~2時間の癖に塩漬けやら塩抜きやら乾燥やらで仕込みに1週間掛かるらしいからね。
せっかく100円ショップまで走って道具そろえたんだから、とっとと煙を出したいわけですよ僕ぁ。
はよモクらせろやオルァ。
と言うわけで、比較的簡単そうなゆで卵、すなわち燻たまからやってみることに。
まずは卵を固ゆでにして、漬け汁につける。
漬け汁はほんつゆと酒を1:1、それに砂糖とおろしにんにくをぶち込んだもの。ぶっちゃけ適当でいいらしい。
丸1日漬けたらザルにとって乾燥。白身がほんのり茶色をおびている。
しっかり乾かさないと燻煙が均等に回らずおいしくないそうな。
しっかり乾いたので燻製。後ろの奴は前日から冷蔵庫で熟成させてた豚バラ。
と言うわけで食べてみる。
うー!まー!いー!ぞーー!!!
これはヤバイ。暫定1位のカニカマよりうまい。6個作ったけどペロリといってもーた。何個でも食えるぞマジで。
ちなみに、作ってから1日冷蔵庫で熟成させるほうがうまいと書いてあったけど、そんなの待ってられねぇ!ヒャア!完食だ!!そんぐらいうまい。
と言うわけで、これでまた一歩アルムのおんじに近づきました。多分アルムのおんじはピンクローターとか作らないけど。まあそれはそれ、これはこれ。
しばらく僕の食卓が燻製ばっかりになりそうです。次回はベーコンに挑戦します。
僕は会社で営業職なのだけども、営業たる者、もちろん客先回りをせねばならんわけだ。
普通の打ち合わせや動向調査(と言う名のお茶飲み)はもちろん一人で回るわけなのだが、新規顧客や少し大きな商談なんかになると上司と一緒に営業周りをする。
そんなこんなで今日も2社ほど回って会社に帰る途中、前を歩く部長が脇道に入りた。
「ちょっと寄り道して行こうぜ」
ってなわけで部長行きつけの喫茶店へ。
「帰ったら仕事せなアカンからやな、いっつも営業行く振りしてここでサボってるわけや」
上司がこんだけ暇なら俺の給料も少ないわけだ・・・とか思ってる間にオーダーをする部長。
「ブレンドとゆで卵2つずつ!ここのゆで卵めっちゃウマいぞ~」
ゆで卵か・・・実はあんまり好きじゃないんだよな。
部長が楽しそうに剥いているゆで卵を見ながら、ふと昔の事を思い出した。
小学生の頃、僕は両親共働きなので鍵っ子だった。
5歳離れた姉は、リア充だかDQNだか知らないけれど、毎日どこかへ出かけて家にはほとんど居なかった。
当時の僕は体も虚弱で大人しかったので、必然的に一人で家にいる事になる。
そんなこんなで、母は家事や僕のお守りをばーちゃんに頼むことが多かった。
家から帰ると、針仕事をしたり植木に水をやっていたばーちゃんが仕事の手を止め、笑いながら言ってくれた。
「お帰り!さあ、ばばあも疲れたからおやつにしよかぁ。腹減ったろ?」
一人称が「ばばあ」だったばーちゃんは、いつもニコニコ笑いながら台所に立つ。
ばーちゃんが作ってくれるおやつは、いつもゆで卵だった。
小学生の僕はもちろんお菓子が食べたいんだけれど、ばーちゃんはゆで卵以外、絶対に出さなかった。
半熟でもなく、完全に固ゆで。それも、1回やるたびに1パック使うので、一度にゆで卵を5個も6個も食べるハメになるのだ。
当時から僕はバカだったので、口の中がモソモソになり、時々喉に詰まって涙目になったりしながらも全部平らげていた。
「ぽちちゃんはほんまにゆで卵好きやねぇ」
なんて言われるんだけど、ばーちゃんがそれしか作らないんじゃねーかとか思いながらも、
嬉しそうに作るばーちゃんを見ると言えなかった。
ある日、おやつの時間になるとばーちゃんが何かとっても嬉しそうな顔をしていた。
「ぽち丸!今日のおやつはええもん買って来たよ~」
おお、ついにお菓子か!?世間一般で「おやつ」と言う言葉で連想されるお菓子の類がついに食べられるのか!?
と思ってワクテカしていると、ばーちゃんはニコニコしながら言い放った。
「1パック300円もする卵買って来た。絶対おいしいよ~!!」
いや、卵が高い安いの問題じゃねえから!!
1パック300円もする高級卵にフランス産の岩塩とやらを振りかけて食べてみたものの、
無理矢理食べるゆで卵はやっぱりおいしくなかった。
そんな風にゆで卵を食べまくりながらも次第に大きくなり、中3の冬になった。
授業中に、眉毛がぶっとい担任、通称『(眉毛が)ボン』が血相変えて入ってきた。
「お婆さんが倒れられて、病院に運び込まれたらしい。授業はもう良いから早く行け!」
血の気が引くってこういう事なんだろう。何?何で?誰が?何故?何時?どうやって??
ボンの言葉が理解できなかった。しかし、とにかく急いで病院に行かなければならないらしい。
僕は頭の中で必死に5W1Hを繰り返しながら走り出した。
その背中にボンが思いついたように叫ぶ。
「おい、校門出たところで待っとけ!駅まで送ってやる!」
僕の学校は駅まで徒歩10分程度掛かる。一刻を争う状況で駅まで送ってもらうのは非常にありがたい。
今のご時勢なら間違いなく体罰問題で懲戒食らうようなガチ体育会系のボンは暑苦しくてうっとしかったが、
こういう時はその熱血ぶりがありがたかった。
「よし、乗れ!!」
てっきり車が来ると思ってた僕の目の前に、一台のチャリンコが颯爽と停車した。
ハンドル部分に鍋つかみのような風除けをつけ、『さすべえ』を装着した年季の入ったミセス仕様だ。
「飛ばすぞ!しっかりつかまってろ!!」
ボンがテニスで鍛えた脚力で自転車を漕ぎ出した。
ボンの漕ぐチャリンコはマジで速かった。その分、むき出しの荷台に座る僕のケツも痛かった。
僕たちは、風になった。
音がすべてなくなり、景色が流れていく。
陽のあたる坂道を自転車で駆け上る。むさっ苦しいボンじゃなくて女の子と一緒だったらなんてステキなシチュエーションだっただろうか。
と、まあ、現実から目を背けるようにそんな事を考えていた。
しかし、僕が目を背けようと背けまいと、現実は確かに現実としてのしかかる。
病院に担ぎ込まれたばーちゃんは、末期だった。
お前が病人じゃねーのかってくらい青白い顔をした医者が他人事のように(実際他人事だけど)言った。
「もってあと数週間でしょう。延命治療もほとんど効果がないと思われます。」
その日から、毎日のようにお見舞いに行った。
ある日、麻酔から目を覚ましたばーちゃんが言った。
「ゆで卵食べたい…みんなで食べよう!」
と言うわけで、母と叔母がばーちゃんの家でゆで卵を作ってきた。
親族一同でばーちゃんを囲みながらゆで卵をかじる。その時、突然ばーちゃんの顔が真っ赤になった。
冷や汗をかき、必死でナースコールを押す。
どうやら、ゆで卵をのどに詰まらせたらしい。もう飲み込めないくらい喉の力が弱くなっているようだ。
「もうゆで卵なんか一生食べない!!」
まだまだ生きるつもりでいる、いや、薄々自分の余命について分かっていたであろうばーちゃんの「一生」と言う言葉が、妙に滑稽で妙に悲しかった。
ばーちゃんが亡くなったのは、その数日後だった。
「おい、どうした!?」
「は、はい!?いや、ちょっと喉に詰まっちゃって…」
思い出しながらゆで卵を食べてるうちに、涙ぐんでたらしい。
バカが少しだけマシになった僕は、水を一気に飲んだ。
一息ついてふと気がついた。
そういや、来週ばーちゃんの命日だ。
日曜に墓参りでも行って、大量のゆで卵でも供えとくか。
こんにちは僕ぽち丸。
今年の春は寒かったもので、あまり季節感めいたものはありませんが、気付けばもう5月も終わり。
時期的にはもうすぐ入梅ですが、ようやく暖かくなってきたと言う感じですね。
昔から暖かくなると変質者が増える、と言う話があります。
気温が暖かくなって頭も暖かくなっちゃった人が冬眠から目覚めた熊のように獲物を求めて徘徊を始めると言う事らしいんですけれどもね。
確かに、春になって暖かくなると僕も部屋ではパンツ1枚とかフルチンで過ごしたりしますし、冬場はドテラとか着てパソコンの前で背中を丸めながらコソコソと致していたオナニーも、パンイチやフルチンで過ごしていると言う開放感も相まって、エビ反りしてみたりブリッジしてみたり開脚してみたり空気椅子してみたり、最終局面を迎えるにあたって「フォォオーーーーーーーゥウ!!!」「ボンヴォワイヤーーーージュ!!!」「ハレルヤァァァアアアアアアア!!!!」みたいな奇声を発してニルヴァーナを迎えて解脱してみたりと、これまでのオナニーの常識を覆すかのようにハードなオナニーを行うわけです。
その姿はまさに既存概念の壁を打ち破らんとするロックの精神を体現したかのような、それはそれは崇高なものです。
So,We gonna go New World.
しかしそのハードロックオナニーは、あくまで僕しかいない空間でのみ発散される春の訪れを喜ぶおしゃまな妖精たちの月下の交響曲(ムーンライトシンフォニー)であって、それに興味の無い、もしくは嫌悪感を抱く一般人を巻き込むのは言語道断。
そんな変態紳士道のかけらも持ち合わせていない、変態の風上にも置けないはぐれ外道純情派どもは断じて許すまじですが、そもそもこの「春になったら変質者が増える」と言う定説、本当なのだろうか?
そもそも人間と言う者は発情期がありません。逆に言うと年中発情期です。
こう書くとなんか僕が頭暖かくなっちゃった人みたいでわけ分かりませんけれど、人間と言うのは1年中いつでもおセックスが出来るわけですよ。
「発情期=生殖行動が可能な時期」とするならば人間は年がら年中発情期ですし、「発情期=特に生殖欲求が高まる時期」とするならば、春夏秋冬四季折々、特に性欲が高まる季節と言うのは無いわけで。
手前味噌で申し訳ないんですが、自分自身を例に挙げますと、春だろうが夏だろうが秋だろうが冬だろうが年がら年中常におセックスしたいわけですよ。
電車の中だろうがエレベーターだろうが仕事中だろうが、向かいのホーム、路地裏の窓、いつでもどこでも誰とでもと言う大山倍達式ケンカルール並みにいつでも臨戦態勢なわけです。
年齢的な衰えを感じる事はあっても、季節的な増減と言うのはあまり感じませんね。
今年の夏はどこでしようか、今年の冬はどこでイこうか、夏の水着も冬のサンタコスプレもあなたを見たい。あなたとしたい。
さて、僕自身はそうですが、世間一般としてはどうなのか?
ちょっとネットを探すと、分かりやすいグラフがありました。
これ、千葉県警の月別性犯罪認知件数なんですけどね。
強姦に関しては、真冬である2月から4月はほぼ横ばい、5月にいたってはカクンと下がっています。全体的には月によって多少のばらつきがあるものの、季節的による増減傾向はあまり無さそうですね。
とは言え、「春になると変質者が増える」と言う定説でいうところの変質者って、気配を殺して背後からそっと忍び寄りおっぱいを二揉みしてすぐさま逃げる忍の者や、夜道で「どや姉ちゃん、ワイの松茸ワイルドやろぉ?」とか良いながらブナシメジを振り回してるような人の事であって、強姦犯では無いような気がします。
すなわち強制わいせつの方を見るべきなのですが、こちらも確かに4月ごろから増加傾向にあるものの、ピークは11月です。
冬眠明けの熊が餌を捜し求めるように春になって急激に増えるわけではなくて、むしろ冬眠前の餌を捜し求める熊のごとく冬が始まる前にエクストリームバーストしてしまうわけですよ。
つまり、本当に気をつけるべきは春よりも秋。
しかし、それなのに何故、春に気をつけろと言う定説が流れているのか。
「暖かいとみんな外に出るからそういう人と遭遇する機会が増える」
「暖かくなると薄着になるので性犯罪者が刺激される」
さまざまな説がまことしやかに囁かれていますが、データと言うのは残酷なほど現実的で、明らかに秋が危険であるという事を指し示しているわけです。
この事実に、どこか陰謀めいたものを感じるのは僕だけでしょうか。
本来であれば秋に気をつけるべしと言う定説を流布する事によって防犯意識を高め、犯罪の減少に繋げるというのが当たり前なのに、なぜか春先に警戒をさせて、秋はスルー。それはもう全力でスルー。これっておかしいじゃないですか。
そりゃもちろん言いたい事も言えないこんな世の中ですから、常日頃から防犯意識を高めておく事は重要です。
人を見たら盗人だと思えと教えられるこの世の中なわけですよ。
その教えを、盗人は石で打ち殺せ、裁くのはこの俺だ!とあらぬ方向に勘違いしちゃったキチガイが「肩がぶつかった」と言う理由で護身用のサバイバルナイフで襲い掛かってくるか分かったもんじゃない。
日本はいつからかこんなサウスブロンクスみたいな街になってしまったのです。
環境が変わる年度始めの春に防犯意識を高めるというのはあながち間違いではないのかもしれません。
しかし、だがしかし。
人間と言うのは、良くも悪くも「忘れる」生き物なのですよ。
元旦に1年の目標を立てたりしますよね。
それを12月まで覚えてる人は果たしてどれだけいるのでしょうか。
覚えていたとしても、日常の中で磨り減り、色あせ、目標実現のために積極的に動き続けていられる人ってほとんど居ないんじゃないかと思えます。
つまり、春にせっかく高めた防犯意識を実際に性犯罪が増える秋までキープできる人って少ないんじゃないでしょうか。それなのに何故秋が全力スルーされているのか。
警察密着24時と言うテレビ番組をご存知の方も多いと思います。
悪い事いっぱいやってそうなみのもんたが「我々善良な一般市民」とか言う度に吹き出しそうになるんですけれども、あの番組って大体2月くらいの特番枠じゃないですか。
大阪の酔っ払いとか万引き主婦とかいまどきどこに生息してんだよって感じのロケットカウルに乗った暴走族のニーチャンとか色々出てくるわけですけれどもね。
放映日が2月とするとだよ?
僕はテレビ番組の製作スパンについては良く分かりませんが、大体製作や編集に1ヶ月かかるとして、その前の2~3ヶ月で警察に密着して取材を始めるわけですよ。逆算してみると、まさに11月ごろなんですよね。
日本の平和がどうのとお為ごかしを言いつつも、犯罪が起きてくれないと番組は成立しないわけで。
もちろん、みんなの防犯意識が高まっていると犯罪が発生しにくいわけですよ。
すなわち、「暖かくなると変態が増える」と言う通説は、ピークを迎える11月を市民の防犯意識の途切れ目と重ねるように計算された日本のテレビ局及び警察機構の壮大なステルスマーケティングなのではないだろうか!!(力説)
絶望した!日本の平和を守るべき警察機構が犯罪撲滅を訴える裏で犯罪増加を助長しているダブルスタンダードに絶望した!!
しかし、しかしですよ。
いくら僕が警察機構の堕落とテレビ業界の癒着に絶望したとしても、僕一人では何も出来ないわけですよ。
怒りを覚えながら泣き寝入りするなんて情けない奴と思わないでください。
やつら司法の犬ですから、奴らが本気になれば僕なんて2秒で社会から抹殺されるわけですよ。
何たって日本最強のステマ市場であるテレビも敵に回すわけですからね。
僕に出来る事といえば、せいぜい反社会・反体制・反骨と言うロックの精神を体現したかのようなハードロックオナニーに励む事くらいです。今度はY字バランスに挑戦してみよう。掛け声は「元気ハツラツゥゥウ!!!」にしよう。
そして、それを意気揚々とブログにでも書いて通報され、家をガサ入れされる様子を警察密着24時で放送され、お茶の間の皆様にこう言われるのです。
「やっぱり、暖かくなってきたら変態が増えるなぁ」
この歳になってみると、誰しもが友人の結婚式ラッシュと言うものを経験するものです。
友人が残りの生涯を働き蜂や働き蟻のごとく女王を肥え太らせる為だけに費やす事を誓う隷属の儀式。
有名な結婚についての名言があります。
「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」
by.アラマン・サラクルー
この言葉、フランスの劇作家であるアルマン・サラクルーってオッサンが言ってたわけですけれども、まあ何と言うんでしょうね。
今後の人生の様々な権利を半分放棄して、様々な義務を倍背負う事になるわけですよ。
自らハードモード選ぶとかどんだけマゾいんだよwwww
判断力欠如しすぎだろwwwwwww
とか言いながら、結婚の予定が全くもって見えない自分を慰めてる今日この頃なんですけれどもね。
さてさて、この結婚式と言うやつなんですけども、披露宴の途中で新郎新婦の友人による余興と言うのがありますよね。
大抵がクオリティ低すぎる歌とかでして、やってる本人は一生懸命なんですが出席者一同は半笑いと言うか苦笑いと言うか、「あぁ、うん(笑)」みたいな感じになるわけです。
僕の従兄の結婚式で一青窈のハナミズキをボロ泣きながら一人で熱唱して最終的に新婦に抱きすがって泣き崩れてた新婦友人とかもう、痛々しすぎて生暖かく見守るしかなかったもんね。みんなドン引きしてたね、うん。
選曲もどーなんだよそれ。一人でもらい泣きしてろよみたいな。
まあ、そんなクオリティ低い歌を聴かされるたびにうんざりと言うかげんなりと言うか、何か痒くてしょうがない感じになってたんですけれどもね。
うん。
まさか自分がそれやるハメになると思ってなかったわ。
事のあらましは、高校時代の友人の結婚式が5月の12日にあるわけなんですけどもね。
その式で余興をすることになった友人から「ちょっと助けてくれない?」と言われたのがきっかけでして。
ミスチルのsimpleって曲を余興で歌う事になったけれど、一人でやるとスベるから一緒に歌って盛り上げてくれないか?みたいな意味だと思って、気軽にOKしちゃったんですよね。
蓋を開けてビックリですよ。ギター弾いてくれって何やねん。
それも二次会ならまだしも、披露宴でやってくれとか。
いやもう、無理無理無理無理、絶対無理。
ギターとかあーた、そりゃ学生の頃はちょっとはかじったりもしましたけれど、もう10年も触ってませんよ。
ギターを始めたきっかけと辞めた理由の有名な画像があるんですけれどもね。
見事にこの典型なんですよ僕って奴ぁ。
10年前にちょびっとかじってた頃ですら人前で披露できるレベルじゃないのに、本番が1週間後とか無理ゲーもいいとこじゃないですか。
もちろん必死で抵抗しましたよ。
「私じゃなきゃダメなんですか?カラオケじゃダメなんですか?」
「歌じゃなくて良いんじゃないですか?他の出し物じゃダメなんですか?」
「アルペジオしなきゃダメなんですか?コード押さえるだけじゃだめなんですか?」
「勢いで誤魔化せる他の曲じゃダメなんですか?」
そりゃもう蓮舫大臣張りに仕分けを試みましたけれど、全て却下されてしまいました。
正確には、「新婦友人は美人の独身が多い」と言う情報で丸め込まれました。
その話聞いたのが5月4日でして、そりゃもうGW終盤はずっと家に引きこもってド下手糞なギターを練習してたわけですよ。
腱鞘炎もどきになって左手握るのが痛いし親指の先がずっと痺れてて感覚なくなりました。マジで。
と言うわけで、この3日間猛練習した成果、聴いてください。
Mr.childrenで「Simple」
はい、いかがでしたでしょうか。
これが10年ぶりに3日練習したクオリティですよ。
どうでしょう、美人の新婦友人をこれでタラし込めるでしょうか。
モテると思って始めたけれど、結局モテるほど上手くなるまで我慢できずに辞めて、またモテると思って再開する。こんな僕にピッタリの言葉があります。
「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」
by.アラマン・サラクルー
当日盛大にスベって来ますので慰める準備をして置いてください。