忍者ブログ
写真、登山、旅、バイク、ガンプラ、ゲームなどなど色んな事に手を出しては中途半端で投げ出したぽち丸の終の棲家。 目指せ最強の暇つぶしブログ。

オススメ記事
評価の高かった記事と僕がドヤ顔で書いた記事をランダム表示


最新記事
最新コメント
[03/11 Agotoban]
[03/03 js]
[02/27 Apurorej]
[02/21 Ariotox]
[02/14 Afukejic]
アーカイブ
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
中の人
名前:ぽち丸
tsuinosumikaをフォローしましょう
twitter・mixi・facebookアカウントをお持ちの方は是非フォローお願いします!

フリーライターのお仕事します。雑誌に数度寄稿経験あります。
ギャランティは喜捨で。詳しくは下記メールフォームより。

あと写真撮らせてくれるモデルさんを募集しています。詳しくはコチラ
その他お問い合わせも下記メールフォームより!
Powered by NINJA TOOLS
supporting by
プラモ・ガンプラ完成品投稿サイト【MG】 AIONブログサーチ
広告

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


こんにちは僕ぽち丸。


ヤバイですよ。ヤバイヤバイ。
隕石降ってくるらしいじゃないですか。これはヤバイ。ブログなんて書いてる場合じゃない。


まあ、ソース元の記事によると17日に降ってくる可能性が高かったらしいんですが、今日は既に19日。2日も過ぎちゃってますけどね。


それにしても、一体全体なんで衝突する前日になって突然言い出したのか分かりませんけれど、隕石が地球に明日や明後日にぶつかるくらいまで接近してるのであれば、肉眼で確認できそうなもんです。
そして何より、見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んでるような世界中の天体観測ファンがもっと早くに気付いて大騒ぎしてるはず。
それが全く無かったと言う事は、彼らのネットなどへの書き込みはこの世界で通信される全ての電子情報を傍受しているシギント(通信傍受)システム・エシュロンによって全て検閲され、全て削除されているという事です。

ですが、地球に隕石が衝突する予測日の前日になってようやく衝突の情報がネット上に公開されました。
史上最強の盗聴機関であるエシュロンの検閲さえかいくぐる事ができるのです。そう、iPhoneならね。






しかし、しかしですよ?
確かに17日には隕石なんて降ってこなくて、今日(19日)は予測日から2日も過ぎてますけど、何しろ天文学的な話なので、2日や3日、事によると1ヶ月2ヶ月くらいは誤差があって当然だと思うんですよ。

もし本当に隕石が降ってくるとしたら、こりゃもうとんでもないことになります。
直径30km以上の隕石が地上に落ちたら、成層圏まで埃を巻き上げて太陽光を遮断し、地球は生物の住めない極寒の地になるのだそうです。
逆に海に落ちたら、海水が一瞬で沸騰し、南極の氷も溶けて世界は海に沈むそうな。
今回の情報によると、落下予測地点は太平洋だそうで、後者の可能性が高いらしいです。
こうして地上の文明は滅びて世界はウォーターワールドになるわけですけども、そうなると人類終わりですよね。




でもね、僕は思うんですよ。




まあ、普通に「はいはい、デマデマ」で終わりそうな話ですけど、この隕石の話がこのタイミングで流れる意味。世界が海に沈んで、人類が滅亡して、最も得する存在とは誰か?








そう。











とうとうアザラシ帝国の侵略が始まったんじゃないでしょうか。
となると、つい先日荒川に姿を現したアラちゃんはやはりメテオストライクの落下地点の偵察に来たに違いありません。荒川に姿を現したのは、ついでに人類への宣戦布告をしたのでしょう。
しかし、人間の耳にはオウッオウッとしか聞こえないアザラシ語を解読できるのはエシュロンを運営するNSA(米国国家安全保障局)が研究し、依頼を受けたTOMYが秘密裏に開発した「オウリンガル」と言う特殊な機械のみ。
アラちゃんの宣戦布告の内容は当然日本政府にNSAからリークが入っているはずですが、混乱と責任追及を避けるために政府とメディアとついでに東電が隠蔽したに決まってます。
まったく、政府東電メディアときたらいつだって大事なことを一般人に教えないんだから。ぷんぷん。



しかし、人類の次に地球の覇権を握るのがよもやアザラシだとは夢にも思いませんでしたね。
大本命でチンパンジー、対抗でイルカ、大穴がカエルなどの両生類だと思ってたんですが、全くノーマークの海獣類だとは。





何百年何千年と経った後、アザラシたちの文化や文明が発達し、海底に沈んだかつて人類が暮らした町の遺跡をアザラシたちはどんな思いで見つめるのでしょうか。
現在の人類の文化や暮らしを、アザラシたちはどうやって知るのでしょうか。


現代社会に存在する文化やモノなど、おおよそほとんどの情報が電子化されPCや携帯をはじめとする電子機器端末に保存されてるわけです。
これを解析することが出来れば人類の文化文明のほとんどを知ることは容易いでしょうが、上に書いたとおり、アザラシが地球の覇権を握る頃には全て海の底。家電製品に記憶された情報などとうに失われているでしょう。同様に、紙媒体もそのほとんどが失われていると考えられます。
現在の地球上に存在する中で、最も情報量の多いであろう「データ」とその次に情報量が多い「紙」の二つが失われるという事は、アザラシたちがニンゲンの生活を知る上でとても大きな障害になると言えるでしょう。

例えばボールペンを見つけたとして、何たって「紙」と言う存在を知らず当然「書く」と言う概念すら無いであろうアザラシたちは、何をする道具だと思うんでしょうね?

それに、彼らの食事と言えば海底に転がってる貝やそこらを泳いでる魚を捕らえて食うわけですから、当然食器など使いません。
ボールペンとお箸の違いは分かるのか?
お箸とナイフやフォークの使い道はどういう風に考えるんだろう?
何か、体につける装飾品の一種とか考えるのかなぁ?

もう何か、そう考えると止まりません。
生で魚を食べる彼らには調理と言う概念が無いでしょうから、包丁は間違いなく武器の一種だと思われるでしょうし、ニンゲンが楽しむスポーツはほとんどが地上の重力があるからこそ成立するわけで、アザラシがスポーツ用品を見て何に使うものか理解できるとは思えません。
アザラシ帝国のニンゲン考古学博物館では、「古代の戦争」なんつって日本刀や槍と一緒に包丁やゴルフクラブやバットが、甲冑と一緒に鍋やバイクのヘルメットが並べられているかもしれません。



TENGAとかピンクローターとかは何でしょう、何か儀式に使う祭器だと思われるんでしょうか。儀式に使う祭器って、あながち間違ってもいませんけど。

あと、これだ。



cYZwMT2s4ptmgbnpX4Cjj6ito1_500.jpg

オリエント工業のリアルラブドールとか見たら、一体これ何だと思うんだろう?

例えば、埴輪や土偶と同じように、権力者の墓に一緒に埋められる殉死者の変わりに作られた人形だと思われるのかなぁ。
博物館で「権力者の墓に埋葬される人形は、時代とともに徐々にニンゲンに似せて精巧に作られるようになった。その素材も、作られた時代を反映している」とか説明書きされて、
土偶→埴輪→カカシ→公園とかにあるわけわからん前衛美術→銅像とか→自動車学校にある人工呼吸の練習する人形→服屋のマネキン→蝋人形→リアルラブドールみたいな順番で並べられてたりして。


でも、リアルラブドールはもしかしたらアレですね、そりゃ目的が目的ですから、下の方は目的に合わせた作りになってるわけです。
そりゃあデータや紙は無いとは言えニンゲンの姿かたちくらいは何かに残ってるでしょうから、外面的に精巧にニンゲンを模していて下の部分だけ内面までっしっかり作りこんでるわけですから、偉い学者アザラシが見たら何に使用するものかって目的は分かると思うんですよね。
と、いう事はだよ?

「生殖活動を行った事のないオスのニンゲンが、生殖活動の練習台として使った道具」とかって解釈されちゃうんじゃねえの?うん、大体合ってる。すげえなさすが学者アザラシ。



そして、その形状や間接の稼動方向などから、ニンゲンの生殖行動の方法を次世代に伝え、かつて人類と言うものが確かに存在したと言う証を後世に残すオリエント工業。

本当の意味で後世に残る仕事と言うのは、オリエント工業の事を言うのかもしれません。



拍手[0回]

PR

こんにちは僕ぽち丸。


荒川にアザラシ出現と言うニュースをみました。


数年前に多摩川に出現したタマちゃんやら宮城の南三陸町(当時歌津町)に出現したウタちゃん、新潟県の加治川に現れたカジちゃん、徳島県の那賀川に現れたナカちゃんなど、先達の影響からか荒川のアラちゃんとか呼ばれてるみたいで、まあ大変な大騒ぎなわけです。

アザラシたちがやたらと現れるようになった理由は一体何故なのでしょうね。
ツイッター見てみると、またもや福島の原発事故と絡めてる人たちも居たりしました。何でも、汚染された冷却水が海に流出してそれから逃げてきたとか何とか。あれ、アザラシって福島が故郷でしたっけ?

まあそんなこんなで昨今は猫も杓子も福島原発のせいにして、形が悪くて出荷からハネられた青果は全部奇形ですし、偏頭痛とか生理不順とか季節の変わり目でなんとなく体がだるくて熱っぽいとかくしゃみや咳が出るのも全部放射能が悪いのに東電と政府は隠蔽してるので、きっと荒川にアザラシが来たのも東電と政府が悪いに決まってます。



しかし、それ以外に理由があるとしたら?
いったい彼らアザラシたちは、どういう意図を持ってやってきてるんでしょうか。ちょっと仮説を立てて検証してみましょう。



☆仮説その1 アザラシ界のジャパンブーム説☆

アザラシ界では今、空前のジャパンブーム。スシ、ゲイシャ、サムライ、フジヤマ、サクラ、フンドシ、オチャヅケなど数々の文化がアザラシ界に流入し、日本へ旅行する事がアザラシ富裕層の中でのステータスに。

「ミシュランガイド星5つの、天敵のクマや鮫の居ない快適な空間でおもてなし。さらに、ルームサービスで1日3食ホタテやサバを投げ入れがあるので慌しく食料を確保する必要もありません。他のアザラシの居ないプライベートリバーを貸しきり、優雅でラグジュアリーな旅をお楽しみ下さい。
ご連絡は㈱北氷洋トラベルまで」
とか、こんな広告がアザラシ界のブルジョワジーの中で大流行しているのかもしれません。

しかし、しかしですよ?
現在はリーマンショックの影響で米ドルはガタガタ、ギリシャ問題でユーロも撃沈、中国元も10兆元超もの地方債務を抱えてあっぷあっぷしてるこの状況、円も停滞してるとは言え比較的安定しており、相対的に見て円高なわけです。
つまり、日本から外国に旅行に出る分には為替有利ですけれど、外国から日本に旅行に来るのは厳しい状況なわけですね。

えっと、アザラシ界の通貨単位知りませんけど、多分ホタテか何か使ってるんでしょう。
今の円:ホタテの為替レートは、1kg(約44ホタテ)で980円だそうです。(Amazon調べ
つまり、1ホタテ=約22円30銭。ホタテと言えば結構な高級食材のイメージでしたが、こんなに安くなってるんです。
高級なイメージがあるという事は昔はもっと高かったという事。という事はもちろん、例えば昔は1ホタテで100円に換算できたものが今は1ホタテで22円くらいにしかならないわけですから、アザラシ界から日本へ旅行するのに以前よりたくさんのホタテが必要になるわけです。
この円高ホタテ安のご時勢に来日するなんて、パリス・ヒルトンクラスの大金持ちか、社用で仕事に来るビジネスアザラシくらいしか居ないでしょう。




☆仮説その2 出稼ぎ労働アザラシ説☆

逆に考えて見ます。
彼らは旅行に来た富裕層ではなく、円パワーに幻想を抱いた貧民層なのではないか。
そんな彼らはジャパンドリームで一発当てて、円高ホタテ安のこのご時勢、祖国で帰りを待っている年老いた両親と子供達のためにせっせと働く出稼ぎ労働アザラシなのではないだろうかと。
「シャチョサン、ワタシ、コドモ、フタリ、オトサン、オカサン、オトート、イモート、メニーメニーカゾクネ!ガンバッテカセグヨー!シャチョサンマタキテネ!」とか言ってるんじゃなかろうかと。

まずいまずい、これはまずいですよ。
何たって、日本はそこら辺の川岸で寝てる野生の人間は臭い汚いとか言って中学生がエアガンでパスパス撃ったり行政が無理矢理退去させるくせに、そこら辺の川に浮いてる野生のアザラシには可愛いとか可哀想なんつってホタテを無償で恵んであげたり行政が「もっと居てください」とお願いするような人間よりもアザラシに優しい国です。

アザラシ界ではゴミ山でスクラップとか拾ったり、富裕層の住む街から出るホタテの貝殻を捨てる貝塚から食べ残しを漁って暮らしてたようなアザラシが、日本にきたら突然働かなくてもホタテをくれるし天敵のクマや鮫も居ないし、お大尽のような暮らしになるわけですよ。
それで、アザラシ界にある実家は出稼ぎ労働アザラシのおかげでゴミ山を漁る暮らしを卒業し、一番下の弟は学校に通えるまでに。それを見た近所のアザラシたちが我も我もと日本を目指すのは至極当然の流れ。

今にきっと、日本の河川は出稼ぎ労働アザラシたちで溢れかえります。そして彼らは声高に叫びだすのですよ。
「俺達は動物園で見世物にされるために故郷から無理矢理つれてこられた。そして今はこんな家庭排水や工業排水で汚染された川に閉じ込められ不当な差別を受けている!日本に謝罪と賠償を要求する!!」
「アザラシに永住権をよこせ!いいや外国アザラシ参政権もだ!俺らは日本で作った学校で反日教育するからお前らが校舎を建てろ!お前らが悪いんだから当然だこの小日本が!!」

まずい。非常にまずい。
外国アザラシ参政権なんて与えてしまった日には在日アザラシ政党が発足し、大量の組織票を得て日本の政治をアザラシが牛耳ると言う事にもなりかねません。
そう考えると、最初に日本に現れたタマちゃんに横浜市が住民票を与えるという前例を作ってしまったのは大失敗と言わざるをえないでしょう。これから選挙で投票を行う際は、候補者や政党の政治資金団体がどこかと言うのを良くチェックしなければなりませんね。





☆仮説その3 アザラシ帝国の侵略説☆

上に書いた状況は、あくまで平和的な日本の乗っ取りです。
いや全然平和的じゃないんですけど、少なくとも血は流れません。
しかし、もっと恐ろしいことも考えられます。


北の方の海で平和に静かに暮らしていたアザラシたちですが、海底油田やガス田の開発、人間によるホタテ乱獲のためにGDPが激減したアザラシ帝国。
このままでは生きて行けない。人間に開発や乱獲をやめてもらおう。場合によっては戦争も辞さず。

ギリギリまで武力衝突を避けるために、ホタテの水揚げ量の多い日本に特務外交官として派遣されたタマちゃん。しかし、言葉の壁に阻まれ日本国の中央政府とは会合できないままむなしく帰国するのだった。
その後、ウタちゃんやカジちゃんを派遣するも、日本政府は住み心地の良い外交官宿泊施設に特使をおき、毎日のように上質のホタテを与えるが会合の機会は与えない懐柔策をとるのだった。

業を煮やしたアザラシ帝国は、議会のなかでもタカ派のナカちゃんを派遣。
ナカちゃんは日本政府に強くつめより、懐柔策で与えられたホタテには見向きもしなかった。
その為、日本政府は高度な政治的判断により秘密裏にゴルゴ13にナカちゃん殺害を依頼。ナカちゃんは帰らぬ人もとい帰らぬアザラシとなった
これを機に、アザラシ帝国の反日感情が爆発。議会は一気に武力行使による解決に傾くのであった。


それから1年。
戦争の準備を整えたアザラシ帝国。その先遣兵として、荒川にアラちゃんが現れる。
9日に現れたアラちゃんは、偵察任務を終え、11日には姿を見せなくなる。


もしかしたら、アラちゃんが荒川に姿を見せたのはアザラシ帝国からの宣戦布告だったのかも知れません。
皆様、野生のアザラシを見かけた際は、充分にお気をつけ下さい。



拍手[0回]


こんにちは僕ぽち丸。


「心」を「亡くす」と書いて忙しいと書く、と以前見たのは何だったか。
人間、あまりに忙しいと心の余裕がなくなりますよね。

仕事の忙しさを分析すると、進行しなきゃいけない仕事が客や下請けからの問合せで進められなくなって、今日の午前中に完了しようとしてた仕事が午後に食い込み、午後に予定してた仕事が夕方に食い込み…とどんどん後手後手になっていって、翌日は後手に回った仕事の問合せが来て、二人いる上司のうちアホの方が「今の進行状況をエクセルにまとめて提出しろ」とか言い出してまたそれに時間を割き…という悪循環に陥るパターンが非常に多いことが分かります。
もちろん日や職種業種、やってる仕事の内容によりますけれど、とりあえず僕の場合はこんな感じです。

という訳で、ある意味で夕方だいたい7時以降になると、アホの上司も帰って各方面からの問合せもストップし、落ち着いて仕事を進められるようになるのです。


とは言え、実は落ち着いていると集中しているは別物だったりします。
そりゃ当然僕らだって人の子ですから、勤務時間が12時間越えて来ると集中力は途切れて仕事効率は落ち、かと言って翌日やろうとするとまた就業時間中は問合せで身動きが取れないのが目に見えてるので、どうにか片付けて帰らなきゃいけない。そんな純情な感情が3分の1も伝わらないようなジレンマと戦いながら手当ても出ない残業がんばってるわけですけどもね。


んでね、人間てのはそう言う状態が続くと何て言うかこう、精神が磨り減っちゃうんでしょうね。
まさに心を亡くして忙しいって感じで、何だか良く分からない奇行に走り始めるわけですよ。


うちの部署で夜9時以降まで残業してるのって、だいたい僕と先輩A、後輩B、後輩Cの4人なんですけどね。
派遣やパートさんや女性社員がだいたい7時前に帰り、上司が8時ごろに帰り、省エネのためにエアコンの風力が小さくなるとどーにも暑くなるもので、それにスーツやらネクタイやらシャツがどうしても窮屈なもので、誰からとも無く脱ぎ始めるわけです。

そんでまあ、基本的にみんなパンイチで仕事してるんですけど、全く集中できないけど自分の仕事何とか片付けて帰ることしか考えてない状態なもんで、時々ヒョーとかキェエエとかぬわーっとか奇声が上がっても誰も何も気にせず死んだ目をしながら黙々と仕事してるんです。(集中は出来てませんが)


んで、先週の金曜日はその四人の中でたまたま僕が一番早く帰れたんですけど、帰り際に何となく見てみると、パンイチで仕事しながらみんな思い思いの奇行に走ってるんですよね。


まず先輩A。
服脱ぐと同時に僕がYoutubeとかで作業用のBGMみたいな感じで、何かのPVとか流してるんですけれど、貧乏ゆすりなのかリズムに乗ってるのか分からないけどユサユサ縦揺れしながら時々「ブフッwww」「フォホッwwwww」って良く分からない笑い声らしきものをあげてるんですよね。
ちなみに先輩A、結婚されててもうすぐパパだそうですが、お子さんの将来が割りとマジに心配です。


後輩B。
後輩Cと話しながら、ゴミ箱を裏返しに置いてひたすら踏み台昇降運動をしつつ資料をまとめてます。超仕事やりにくそうです。
コピー機とか社内の郵送物入れに行くときはキャリオカで走っていきます。
日中はパソコン前に座りっぱなしでほとんど動かないため、エコノミー症候群対策の運動だそうです。


後輩C。
同期のBと話してるんですが、お互い集中力は途切れながらも仕事しながらなもので、会話が全くと言っていいほどかみ合ってないんですよ。何て言えばいいのか難しいんですが、
B「なぁー、C-」
C「んー?」
B「今日の晩飯ラーメンとカレーとどっちがいいと思う?」
C「チキン派?ビーフ派?ポーク派?」
B「ココイチ」
C「チーズ入れちゃダメだよね」
B「おいチーズさんをバカにするな」
C「いやだって牛丼にチーズとかもあり得ないじゃん。普通パンと食うじゃん」
B「ピザはパンじゃないけどチーズがないと話にならないぞ」
C「ピザはパンだろ」
B「ピザはパンじゃないよ」
C「ピザパンて知らないのか。あれパンだろ」
B「ピザまんはまんだぞ」
C「ピザって10回言ってみて」
B「ピッツァ、ピッツァ、モッツァレルァ、ゴルゴンゾーッルァ、アルパチーノ、スワロフスキー」(巻き舌)
C「カルボナールァ、ペペルォンチーノ、フラペチーノ、キャラメルマキアート」(巻き舌)
B「あ、ドロリッチ飲みてぇ。コンビニ行って来るわ」
C「ピザまん買って来て」

大体こんな感じ。
いやまあ、そりゃちょっとは盛ってますけど、マジでこのレベルで会話がかみ合ってないように聞こえるんですよ。でも同期の二人にとってはこれで会話が成立してるみたいなんです。


僕はと言えば、さっき書いた作業用BGMに合わせてカラオケ熱唱しながら仕事してるだけと言う4人の中で一番マトモな感じなんですけどね。
曲によりますけど、僕が熱唱してると全員で合いの手いれて来るんですよ。「ダイヤモンドだねーああ(あぁ)いくつかの場ー面ー」の(あぁ)とかね。
一人でヘラヘラわらいながら仕事してる先輩Aはともかく、話をしてるBとCも会話を止めて合いの手を入れて、それでまた何事も無かったかのように話し出すと言う、なんかみんな聞く気は一切無いけど聞いてるフリだけしとけみたいな、ジャイアンリサイタル的な雰囲気なわけですよ。


そう、困った事にね、ツッコミが不在なんですよ。この関西においてツッコミ不在と言うのがどれだけの異常事態か。
例えるなら「戦争しに来たはいいけど全員衛生兵でした」みたいな、「バンド始めようと思ってメンバー募集したら全員ボーカルでした」みたいな、マクドナルド行ったら「すみません今日肉が切れたのでハンバーガーありません」って言われたみたいな、何か例えれば例えるほどだんだん分からなくなっていきますけど、まあとりあえず大変な事なわけです。


と言うのが、もうみんなそもそも精神的に追い詰められて特にボケてるつもりも無いんですよね。
何かもう、やってもやっても仕事が終わらず、暇になる時期も分からない。そりゃもう奇行に走らないと精神面が保てなくって、それでいて他人の奇行に構う余裕も無いんですよ。

僕だって、金曜日たまたま他の3人より早く帰れてなけりゃ、ツッコミ不足がこれほど切実だなんて思いもしなかったからね。何かこう、あのふと我に返った瞬間の言いようの無い不安感ときたら。
みんなパンイチだし変な事してるし、だからつって僕がツッコミ入れようにもふと我に返っただけで似たような事してるわけだし、なんかもうこれどうすりゃ良いの俺みたいな。




また今夜も心を亡くした紳士たちの夜会が開かれることでしょう。
早急にツッコミ役をスカウトする必要性を感じつつ、今日のBGM何にしようかなーと考えているぽち丸なのでした。



拍手[2回]




前回までのあらすじ
幾多の挫折や艱難辛苦を乗り越え、男はついにスカイフィッシュ捕獲野営地にたどり着く。
果たして、スカイフィッシュは捕獲できるのか!?

-----------------------------------------------------------


IMG_1886.jpg

やがて、夜が訪れた。
いよいよ、ここからが本番だ。ぽち丸は、慎重にもごしをセットした。




IMG_1878.jpg

風向きや風速、天候、湿度などを勘案してもごしの配置を決める。
もごしをはじめて使うぽち丸であったが、先人達の失敗した経験を下敷きに、出来得る限りリアルなシミュレーションを行った。



IMG_1891.jpg

通常、もごしは中央に餌となるゆで卵を置き、その周りに円を描くように配置する「円形設置法」が一般的であるが、今回の土地形状や風向きなどから、「並列配置法」を選択した。



IMG_1889.jpg

定点カメラを設置し、寝ている間の様子を撮影する。
1時間ごとのタイマー撮影と、フレーム内で何かが動いたときにシャッターが切れるセンサー撮影をセットし、就寝した。



IMG_1938.jpg

1時間後。
特に気になるものは写っていない。



IMG_1927.jpg

2時間後。
まだ、何もおかしいものは写りこんでいない。





IMG_1932.jpg

3時間後の映像。
やはり、スカイフィッシュらしきものは写りこんでいない。スカイフィッシュらしきものは何も写りこんでいない。
大事な事なので2回言いました。


このまま何事も無く夜が明けてしまうのか…?そう思った瞬間だった。




IMG_1924.jpg

1時間おきにシャッターを切るタイマーではなく、動体センサーの方が反応した!
もごしの周りを、何かが弧を描きながら飛び回っている。




IMG_1926.jpg

どうやら、発光もしているようだ。
まさか、これがスカイフィッシュなのだろうか…!!





IMG_1934.jpg

動体センサーは、合計で3回反応した。
スカイフィッシュらしき飛行物体に反応したのだろう。
それ以外に動いているものは無い。動いているものなんて絶対無い。大事な事なので2回言いました。



これは一体なんなのだろうか。いずれも、もごしをかすめているように見えるが…









IMG_1948.jpg

やがて、うっすらと夜が明け始めた。
眼下に見える神戸の街が、朝焼けに包まれる。
清々しい朝だった。


ぽち丸は、起きると同時にもごしの様子を見に行った。






IMG_1959.jpg

もごしに、何かが掛かっている…!!
急いで近寄ってみる。




IMG_1956.jpg

何か、布状のものが掛かっている。
掛かっていたもごしは、一度獲物が掛かるとどれだけ暴れてももごし自身がどれだけ汚れても壊れても絶対に獲物に食らいついて離さない、「加護亜依」だった。




IMG_1953.jpg

手にとって見た。
まるで不職布のような手触りだった。
ほんのりと、香料のようなにおいがした。

これがスカイフィッシュなのだろうか。一般的に紹介される写真や絵とは少し違う。





IMG_1955.jpg

広げてみると、ハンカチ程度の大きさだった。
これがスカイフィッシュなのかどうかは分からないが、少なくとも世間一般で言われているスカイフィッシュとは大きく形が異なり、生物のようではない。
食いつく相手を間違えてる事に薄々気付いているにも関わらず、どれだけ自身が汚れようが壊れようが離さない離れない。
さすがは「加護亜依」であった。



「きのう風呂に入れないから寝る前に使った汗ふきサラサラシートのゴミ、どうしたっけ?」
なぜか、スカイフィッシュとは全く関係ない思いが頭をかすめたが、深く考えない事にした。







IMG_1968.jpg

結局、スカイフィッシュを生きたまま捕獲する事はできなかった。
収穫はサラサラシートスカイフィッシュかも知れないサラサラシート謎の布のようなもの1枚だけ。
それでも、どこか満ち足りた朝食だった。

山だけどシーフードだった。






IMG_1941.jpg

神戸の街が、徐々に起きて行く。
幻想的な光景だった。

「次は必ず捕獲してみせる」
ぽち丸は、朝焼けに誓った。








あの作戦から数ヵ月後。


IMG_1778.jpg

地獄谷に、ぽち丸の姿があった。
あれから、ほぼ1月に1度のペースでスカイフィッシュ捕獲野営地に足を運んでいる。

「あの後、職人見習いさんも親方に認められて、のれん分けして自分の工房を持ちました。今や親方です。そののれんに、箔をつけなきゃいけませんからね。必ず捕まえますよ」



いつか、スカイフィッシュを捕獲するその日まで




IMG_1973.jpg

挑戦は、終わらない――――。


(完)




拍手[0回]




前回までのあらすじ
一度は失敗し、諦めかけたスカイフィッシュ捕獲。
しかし、京都の職人見習いの協力により、スカイフィッシュ捕獲専門器具・もごしを入手した。
最強の武器を携え、男は再び山へ登る…!

--------------------------------------------------------------------

IMG_1755.jpg

ぽち丸は、再び地獄谷へ舞い戻った。
「やれるだけの事はやった。あとは結果を出すだけだ。前回はスカイフィッシュとの遭遇もすべて偶然に頼っていたが、今回は違う。捕らえるべくして捕らえる!」
自然と、足に力が入った。





前回挫折した、問題の滝。


IMG_1778.jpg

もはや、敵ではなかった。
前回あれだけ不可能だと思われた岩壁に、良く見ると無数の手がかりがあった。



IMG_1780.jpg

滝の上に出た。
しかし、道のりはまだはるか遠かった。



IMG_1794.jpg

IMG_1808.jpg

その後も、何度か同じような滝に出くわした。
段々と水の量は増え、足場は悪くなった。

「大丈夫だ、いざとなったら俺には五点着地がある!」

自分にそう言い聞かせ、道なき道を突き進んだ。






IMG_1805.jpg

がむしゃらだった。ひたむきに登った。
そして、一度崖から落ちた。

良く考えると、下は岩だらけで足場が狭い。
五点着地など、できるはずも無かった。

はじめて、死を実感した。



しかし、背中に背負ったもごしが、クッションとなってぽち丸を守った。

「『何やってんだ、しっかりしろ』って、見習いさんが背中を押してくれた気がしたね」


恐れは、消えた。








IMG_1821.jpg

ようやく沢を抜けると、密林だった。
木が鬱蒼と生い茂り、昼間でも薄暗かった。



IMG_1850.jpg

足場はさほど悪くないが、木が入り組み、道が細い。


IMG_1783.jpg

もごしが、邪魔だった。
「もうめんどくさいし、捨ててっちゃおうかと思いましたね。引っかかるたびにイライラしてました」


一度荷物をデポして、往復して少しずつ運んだ。




IMG_1828.jpg

いつしか密林地帯を抜け、花崗岩の奇岩地帯に入っていた。




IMG_1842.jpg

相変わらず足場は悪い。しかし、ここを抜ければスカイフィッシュ捕獲のベースキャンプにしようと考えていた目的地だった。
慎重に、足を運んだ。









IMG_1824.jpg

やがて、ぽち丸の行く手に巨大な岩壁が立ち塞がった。
地獄谷で最大の難関。ここを超えなければ、ベースキャンプ予定地までたどり着けない。


密林地帯を抜けるのに手間取ったため、予定より大幅に遅れていた。この岩壁攻略に手間をかけていては、ここで夜を迎えてしまう。
時間との戦いだった。

命綱を持つバディもいない、多くの荷物を持ったままのソロクライム。
体力的にも、時間的にも、一発勝負だった。










登った。登りきった。
クライミングの経験が、活きた。

結局五点着地は使わなかったが、ぽち丸は満足だった。






IMG_1846.jpg

今まで登ってきた道を振り返る。
感無量だった。


そして、反対側を見ると



IMG_1835.jpg

神戸の町が、一望できた。
そして、この写真の中央左側に、期せずしてあるものが写り込んでいた。






skyfish.JPG

スカイフィッシュだ…!!
最難関を突破したぽち丸を祝福するかのように姿を見せたスカイフィッシュ。

必ず捕獲できる。
願望が、確信に変わった。



この画像について、六甲山の生態に詳しい山岳家はこう語る。

「晩夏から初秋にかけては、赤とんぼがたくさん飛んでてハイキングにはとても良い季節ですね」
アーアー聞こえない。







IMG_1857.jpg

周りを岩に囲まれた、とても狭い盆地。
ここが、ぽち丸がベースキャンプに選んだ場所だった。


日が暮れかかっている。急いでテントを張り、夕飯を作った。



IMG_1870.jpg

食パンをバーナーで軽くあぶる。
ひっつかないように、オリーブオイルをひいた。




IMG_1868.jpg

これに、目玉焼きを乗せる。
味付けはシンプルに、ダイショーアジシオコショーのみ。

いわゆる、ラピュタパンと呼ばれるキャンプ料理の代表格だった。



IMG_1875.jpg

バーナーの火力が強く、外での料理でフライパン以外の温度が低いせいか、卵はフライパンに引っ付くわ上は半熟どころか完全に生だわ、物凄く見た目がアレになった。

パズーはマジで料理上手いと、尊敬の念を覚えた。



IMG_1873.jpg

食べようとしたら、さらに酷くなった。
しかし、味だけはガチだった。






IMG_1886.jpg

やがて陽も暮れ、夜が訪れた。
いよいよここからが本番。もごしを荷物からほどき、準備を整える。



IMG_1906.jpg

さあ、勝負だ・・・!
高鳴る鼓動を抑えながら、いよいよスカイフィッシュ捕獲作戦の本番がスタートした。


(続く)



拍手[0回]


カテゴリー
ブログ内検索
tsuinosumikaをフォローしましょう
最新トラックバック
リンク
ブログランキング
各種ブログランキング登録中。
ご協力お願いいたします。

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村 コレクションブログ おもちゃ・玩具へ
RSS
広告

[PR] 忍者ブログ [PR]
Designed by ST