こんにちは僕ぽち丸。
しばらく旅に出てねーなぁ!ってなわけで、日帰りですがレンタカー借りて名古屋に行ってまいりました。
同行者とレンタカーで約3時間、名古屋の地に降り立ったぽち丸。
まず始めに、腹が減っては戦は出来ぬと言うわけで腹ごしらえに。
訪れたのがこちらのお店。
全国的に有名な喫茶・マウンテン。
名前どおり、知る人ぞ知る名古屋B級グルメの総本山である。
ここのメニュー表をよくごらん頂きたい。
ほとんどのメニューは定番のものであったり、珍しくてもまあ、アリかな、と言う組み合わせなのだが。
時々、
正気の沙汰とは思えないものが載っている。
イカスミジュースて何やねん。
甘口抹茶小倉スパて何やねん。
大人のお子様ランチて何やねん。
人が食べてるのをひと口味見したいメニューではあるが、自分が頼むのはやや気が引ける。
もっと大人数で来ているなら一人二人頼んでしまって大失敗してもまだフォローの余地はあるが、今回は二人である。
遭難は確実だ。
ここで、喫茶マウンテンの専門用語について解説しよう。
マウンテンのメニューは、マウンテンと言う名前どおりどれもこれもかなりボリュームがある。
その上、油ギッタギタである。
ボリュームの方はまだマシ(他のメガ盛り系の店よりは比較的マシ、と言う程度ではあるが)なのだが、
油ギッタギタはマジできつい。
ピラフ系はまだ良い。コメが油を吸うため、食べ終わった後の皿が証明を反射するくらいテッカテカになる程度で済む。
問題はスパゲティ系。これがヤバイ。
フォークでスパゲティを押さえて皿を傾けると、
ドロォ・・・と油溜まりが出来るくらい油ぎっている。
そんなこんなで、女性はおろか小食な草食系男子は食べきれない事も多いのだ。
という訳で、店名のマウンテンにちなんで、
注文したメニューを残さず平らげることを「登頂」
食べきれずに残してしまったり気分が悪くなる・腹を壊すなどの体調不良を来たす事を「遭難」と言うのである。
ちなみに、他の用語としては、
マウンテンに訪れて食事をすると言う意味の「登山」
山を終えて家に帰ることを意味する「下山」
カキ氷メニューをさす「氷山」(言うまでもなくこれもマンガ盛りである)
氷山を食べてる最中に崩れ落ちてテーブルにこぼれる「雪崩」などがある。
余談ではあるが、「
これぐらい油ぎってるのが名古屋飯の普通」と言われたらまあそんな気もしなくはない。
大学に入学したての頃、部活の同期だった名古屋出身の
八丁味噌中毒患者と始めて学食に行った時、彼が
「うしー!(薄い!)でらうしーぎゃあー!!」と叫んで学食の壁を
日本拳法部必殺の縦拳直突きで破壊したのは今となっては伝説になっている。
ちなみに
嘘大袈裟紛らわしいも良い所なので学生部に通報するのだけは勘弁して欲しい。
それと、
名古屋の女子高生の制服のミニスカートが異常に短く、常時ワカメちゃん状態である事は全国的に有名であるが、僕はこれにも油ぎった濃い味付けの名古屋飯が関係していると仮説を立てている。
新陳代謝の活発な10代の女性があれだけ毎日油っこくて濃い味付けの料理を食べているのだ。当然、その顔にはにきびが沢山できる事だろう。
恋愛しなければ生きていけないと言っても過言ではない時期に、一番気になる顔ににきびが出来てしまえば、当然顔で勝負できなくなってしまう。
その結果、スカートを極限まで短くする事によってより直接的なセックスアピールを行って男子に訴えかけているのだ。
この仮説はもう少し煮詰めてから学会に発表しようと思っている。
話が大幅に逸れた。マウンテンの話だ。
同行者が注文したのは、ヤバそうなメニューの中でもまだ比較的イケそうな感じの「お茶ピラフ」
僕は「大人のお子様ランチ」を注文した。
大人のお子様ランチ。
ネーミングセンスが神懸かっている。
おもちゃつきなんだろうか。大人のおもちゃつきなんだろうか。
とワクワクしながら待つ事数分。
左が大人のお子様ランチ、右がお茶ピラフである。
残念ながら、大人のおもちゃはついてこなかった。
食べてみると、普通にウマい。
間違いなくウマい。
のだが。
やっぱり油ギッタギタ。
最後は少し苦しかったが、二人とも無事登頂に成功。
食後にコーヒーを頼んだ。
メニューの一番上にあった
ストロングコーヒー。
油っこくなった口をブラックコーヒーでサッパリさせようと思ったんだが。
これがまた濃い。
めっちゃ濃い。
途中で水飲んでしまうくらい濃い。
油の上に濃すぎるコーヒー流し込んで遭難寸前である。
しかしながら、大人のお子様ランチやお茶ピラフを頼む僕たちはまだまだマウンテン初心者。
事実、他のテーブルには所狭しと甘口系やもうメニュー名も分からない代物がズラリと並んでいる。
メニュー表を眺めながら、最難関であろうメニューを推測してみると、ひとつヤバいのが見つかった。
納豆サボテン卵とじスパ。
もう、
ジャンケンで負けた奴が食べる系の小学生が悪ノリして作ったとしか思えないメニューである。
サボテンて。サボテンて。
納豆を卵でとじるのも相当ヤバい気がするが、サボテンのインパクトが凄まじすぎる。まるで味の想像がつかない。
今日は残念ながらサボテンが切れたとかで注文できないらしい。
いや、全然残念とは思っていないけれど。
ちなみにこのサボテン
自家栽培である。
駐車場の横に普通に生えてる。
勝手に生えてたものをメニューとして使ったのか、メニューに使うつもりで栽培を始めたのかはとても聞けなかった。
・・・マジでこのサボテン使ってるんだ・・・
そして驚愕の事実。
これだけ濃いマウンテンであったが、
今日の日程のまだ3分の1である。
名古屋に到着してまだ1時間半足らずしか経っていないのだ。
驚愕の旅はまだまだ続く!!
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